「 千日のマリア 」 小池 真理子

9年間にわたり、雑誌に連載された8編の短編集です。
小池さんの本は、作品を目にすれば必ず読みます。
同年代なので、描かれる女性に感情移入しやすいです。
生と死、罪と救済、男と女と、、、と書いてあります。
亡くなった人との切なく悲しい思い出の数々。 伝えられない愛。 生きていく辛さ。
~~~~~~
「 過ぎし者の標 」
美貴は母の再婚相手の弟・久爾夫に秘かに心を寄せていたが、彼は自殺してしまう。
毎年命日に彼との思い出の地に、ピクニックに出かけ一人で彼を偲ぶ。
「 つづれ織り 」
本当のことは口に出して言ってはならない、と子供のころから知っていた。
56歳になった美和子は、45年前の母の秘密の恋を思い出す。
父の浮気で、母と兄と美和子は家を出て小さな借家に移り住む。
母が怪我をしたとき助けてくれた大家の大学生の息子・雨宮龍之介と母とのほんの短い秘密の恋。
「 落花生を食べる女 」
孝太は父・仁一郎の愛人あかりに会ったのは13歳の時。 悲しむ母に同情しながらもなぜかあかりに心惹かれていく。
「 修羅のあとさき 」
20年前に別れた苑子は、そのあと心を病んで妄想の中でずっと行雄の帰りを待ち続けている。
「 常夜 」
修子は義姉の佐知子から離婚した夫の訃報を知らされ訪ねる。
「 テンと月 」
亡き夫と共に20年間経営してきた田舎のペンションをたたみ、東京に戻る決心をした女が引っ越しの荷作りをしている時、庭に現れたテンとの束の間の触れ合い。
「 千日のマリア 」
義母の葬儀に泣き崩れる修平の回想。
義母の運転する車で事故にあい、左手を失った修平は自暴自棄になり、以来、義母をなじり思うままに世話をさせた挙句、無理やり関係を持つ。
「 凪の光 」
介護付き老人ホームで働く知美は、入居者の佐藤春恵と知り合う。
春恵を訪ねて来た息子夫婦は、高校の同級生だった。 40年ぶりの再会で敏也とより子と3人のあの頃のことを思い出す。
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9年間にわたり、雑誌に連載された8編の短編集です。
小池さんの本は、作品を目にすれば必ず読みます。
同年代なので、描かれる女性に感情移入しやすいです。
生と死、罪と救済、男と女と、、、と書いてあります。
亡くなった人との切なく悲しい思い出の数々。 伝えられない愛。 生きていく辛さ。
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「 過ぎし者の標 」
美貴は母の再婚相手の弟・久爾夫に秘かに心を寄せていたが、彼は自殺してしまう。
毎年命日に彼との思い出の地に、ピクニックに出かけ一人で彼を偲ぶ。
「 つづれ織り 」
本当のことは口に出して言ってはならない、と子供のころから知っていた。
56歳になった美和子は、45年前の母の秘密の恋を思い出す。
父の浮気で、母と兄と美和子は家を出て小さな借家に移り住む。
母が怪我をしたとき助けてくれた大家の大学生の息子・雨宮龍之介と母とのほんの短い秘密の恋。
「 落花生を食べる女 」
孝太は父・仁一郎の愛人あかりに会ったのは13歳の時。 悲しむ母に同情しながらもなぜかあかりに心惹かれていく。
「 修羅のあとさき 」
20年前に別れた苑子は、そのあと心を病んで妄想の中でずっと行雄の帰りを待ち続けている。
「 常夜 」
修子は義姉の佐知子から離婚した夫の訃報を知らされ訪ねる。
「 テンと月 」
亡き夫と共に20年間経営してきた田舎のペンションをたたみ、東京に戻る決心をした女が引っ越しの荷作りをしている時、庭に現れたテンとの束の間の触れ合い。
「 千日のマリア 」
義母の葬儀に泣き崩れる修平の回想。
義母の運転する車で事故にあい、左手を失った修平は自暴自棄になり、以来、義母をなじり思うままに世話をさせた挙句、無理やり関係を持つ。
「 凪の光 」
介護付き老人ホームで働く知美は、入居者の佐藤春恵と知り合う。
春恵を訪ねて来た息子夫婦は、高校の同級生だった。 40年ぶりの再会で敏也とより子と3人のあの頃のことを思い出す。


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