ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 食堂メッシタ 」 山口恵以子

2021-11-08 15:57:33 | 
          「 食堂メッシタ 」  山口 恵以子

               

食堂のおばちゃんシリーズの山口さんの本です。 図書館で借りてきました。
メッシタとはどういう意味か分かりませんでしたが、酒場だそうです。 
ちなみに、今は閉店してしまいましたが、私がよく通っていて好きだったお店「 タヴェルナ 」は大衆食堂・居酒屋だそうです。

「 メッシタ 」は、目黒の小さなイタリアン、満希が一人で営む店。
実在のお店と、料理人( 鈴木美樹さん )で、物語はフィクション、料理は実録だそうです。
~~~~~~ネタバレあり
蘇芳満希は留学して外国人を対象とするイタリア料理学校 ICIF( イチフ )で学んだあと、ミシュランの星付きのお店で修行。
日本に帰って、料理の腕は一流だが、偏屈で料理人にキツイ楠見の店で修行、楠見亡き後、自分のお店を開店する。それが「 メッシタ 」
~~~~~~
イタリアンはパスタかピザぐらいで本格的なお店は行ったことがなかったので、料理の多彩さに驚き。
食材も多彩で、お肉の種類も多く、ラムやウサギ料理も。野菜も色とりどりで、メッシタではイタリアから直輸入しています。
日本ではパスタやピザは主食ですが、向こうでは、前菜扱いで、一品のみの注文はないそうです。
材料名や調理名が難しく、すぐには家で作れそうにないものばかりでした。
小麦粉を使った料理が多く、パスタ、リゾット、フォッカッチャ、ニョッキは良く食べますが、ポレンタは( トウモロコシの粉で作るそばがきのようなもの )は、知りませんでした。
イタリアでは、トロッと柔らかいお肉は失格で、煮込んだ肉も、必ずナイフとフォークで切り分けて、噛んでしっかり肉の旨味を味わえなくてはならないそうです。
以前、布施明さんが息子が来日した時、美味しいお肉を食べさせようと、お店で最上級のお肉料理を注文したところ、余り柔らかすぎて駄目出しされた話をしていました。
日本人が好むサシの入った柔らかい高級肉と好みが違うんだなと知りました。

近くでこんなお店があればぜひ行きたいものです。

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       ありがとうございます。


コメント
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