脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

酸欠

2013-04-03 23:41:39 | 日記
パリSG2-2バルサ。

終了間際に失点したバルサにとっては、痛い引き分け。だけどアウェーゴール2つを、ホームゲームに持ち帰られた点では悪くない結果であります。

しかし、何といっても、この試合のハイライトはメッシの怪我。

先週末のセルタ戦で、リーガの全チームからゴールを挙げる19試合連続得点という金字塔を打ち立てたばかり。

この筋肉系のトラブルにより、次節マジョルカ戦での記録更新はもちろん、折り返しの10日、パリSG戦は絶望的になりました。

当初の3週間から10日に全治が軽減されたのは、せめてもの朗報です。

このケガの伏線はちょうど一週間前にあると見ます。

ただでさえ、過密日程をこなすアルゼンチン代表の主将は、26日、
W杯予選のためボリビアのラパスにいました。

長距離移動は慣れっこのハズだけど、そのラパスは3500メートルを越える標高にある都市。そんな富士山の頂上に匹敵する高さで、ハードな戦いをウイークデーにこなしていたのです。

だから、本来ならセルタ戦はお休みのハズ。だけど記録がかかっているものだから、つい、出て点をとってしまった。

人気者はツライよ…でございます。

同じアルゼンチン代表のマスチェラーノが全治1カ月の重傷を負ったのは単なる偶然か。

それとも、FIFAウィルス、高所後遺症なのか。

写真はボリビア戦で、酸素をむさぼるレアルのディマリア。これ、尋常でないことは想像がつきます。

選手の体からキシむ音が聞こえるこの季節。

だけど欧州サッカーにとっては最高の季節。

今夜もアルゼンチン代表がチャンピオンズリーグに出場します。

レアルのディマリア、イグアイン。そしてマラガのデミチェリス。

命をかけて戦う選手のウラ側を感じながら、サッカーを眺めると、観戦の仕方、変わってきませんか。

いい意味で、酸欠になるような試合が乱発するのは、春、4月、ここからです。