Chef's Note

『シェフの落書きノート』

有名シェフの暴力事件

2006-07-08 | 自由 気ままな独り言
このところ…有名料理人の事件が報じられている。
同じ料理人として悲しい事だ。

三国清三氏の暴力事件
山田宏巳氏の大麻事件…。

はぁ~ …声にならない溜息が出る。

自分の下で働く人を何故ゆえに殴る?
何故に、覚醒剤や麻薬につながりかねない…違法の大麻を吸うの?

自分が弱いからか?
僕には理解できない。

有名であれ、無名であれ…
下で働く人をこずいたり、殴ったり、蹴ったりする料理人やサービスマンが未だにいることは否定できない。

僕の後輩でも手をだす人がいる。
そんな話を噂でも耳にすると…
「下の人でも手を出してはだめ…。殴った所で成長する訳ではない…」
オイラは、いつもそう言う…。

でもね~
それが習慣になっている人は、習慣だから…やめるのは難しいみたい。

それが愛情だという人もいるが…
幼少期の子供の躾(しつけ)ではないからね。

自分が先輩達に殴られ蹴られしてきた人に特にこういう傾向がみられるようだが…。

実は、オイラは修行時代にも先輩やシェフ達に殴られたり蹴られたりというのが無かった。

だから、そういうことに否定的なのかもしれないが…。

職人だから…とか
職人の世界は、そういうもの…だとか…。
ハッハハハ…笑。

だから、オイラ…職人のカテゴリーの中に入れられるの嫌いなんです。
狭すぎる!
世界が宇宙が…狭すぎて小さすぎる。

殴られなくても…オイラは、料理が作れるようになったよ!

自分の能力を信じて、それを伸ばそうとする人は、どこの世界でも仕事が出来るようになると僕は思う。

そんなものは、紙一重。

「俺には、能力なんてないんだ…」
…と思えばそれまでだし…。

店が増えすぎたせいか…
料理業界は、人材が不足している。
そんな時に…やってくれるなぁ~三国さん…。
…また、料理人になろうと思う人が少なくなるよ!

山田氏や三国氏の下で一生懸命に働いてきた人達へ…
「最悪の事態だとは思いますが…。絶対に気を落とさずに…。世界は広いです。今までの頑張りを次につなげて、あなた達が本当に素晴らしいお店を築いてください。わかってくれるお客様が必ずいらっしゃると思います。」


親愛なる後輩の皆様へ
「人を殴ったりするのはやめない…。その痛みは自分に帰ってくる時代です。スタッフ達は、自分が仕入れた大切な食材と同じです…大切に…美味しくしてあげないとね。そんな事をしていると書類送検されちゃうよ…」


猪木の張り手のように…
有難い…と思われるようになってから…やりなさい。
その時は…
「ダァー!」…とね。





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