Chef's Note

『シェフの落書きノート』

センス

2007-11-12 | 自由 気ままな独り言
「センスがよくなるにはどうしたらいいの?」
後輩やこれから料理の道を志そうと考えている若い人達から…
よく聞かれます。

センス[sense]
センスってなぁに?

辞書でひくと…
物事の微妙な△感じ(よさ)を知る心の働き。
…とある。

答えになっていない気がする。
正直、辞書の答えではようわからん…。

これから書くことは…
僕の我流なので参考になるかどうかはわかりません。
僕が気をつけていることは…

感じる力をつけること。
それは、美しいものに限らず…
なんでも感じて、感じたままを素直に受け止めてみること。

もちろん、有名な優れた絵や音楽にふれることも大切かもしれません。
影響を受けることも大切かもしれませんね。

有名なものに触れたときに…
必ずしも感動するとは限らないと思います。
何も感じないかもしれないし…
人とは違った感じ方をするかもしれません。

それは、感性が人によって違いますから…
人と違う感じ方をしても、気にする必要はないと僕は思います。
あなたの感じるままを大切にすれば良いと思います。

目にとまるもの、耳に入ってくるもの、香り…手で触った時の質感。
そして味覚…。
五感で感じるものを素直に感じたまま受け止めてみる。

そして、感情や心も大切ですね。

自分なりに何かで表現してみる。
何かを作ったり、書いたり、音を奏でたり、歌ったり…。

そのようなことが好きな人は、磨けば次第にセンスは磨かれていくと思います。

感じたことを表現してみることは、大切です。
表現しても思ったとおりに最初はできません。
でも、一度かたちにしてみることが大切だと思います。
それを洗練させれば良いのですから…。

「センスないなぁ~」
なーんて言われても…
それが好きだったら、続けてみることです。

僕は、お店のメニューやポスターなどの印刷物や写真…
ホームページなども自分で作っていますが…。

最初からなにもかもできた訳ではありません。
少しづつ少しづつやってきました。
これからも、続けていくと思います。

もちろん、料理もそうですが…

好奇心と向上心をもっていれば、きっと上手になっていくと思います。

感じたものを表現する。
イメージを作ってみる。
それは、練習することによって磨かれます。

『好きこそものの上手なれ…』
これが、センスを磨く最大の秘訣かもしれませんね。

途中であきらめないで…。
少しづつでも…
がんばっていきましょうね。

きっと、イメージ通りのものができると思います。
がんばりましょうね。








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