ここでは、社長 (寺川 勲雄) の介護日記を掲載しております。
はじまりは2007年ですが、当初のものより順次載せております。この介護日記は、みのりホームの 「ティータイム通信」 にて掲載し続けていたものですが、ぜひこちらでも紹介したく、掲載の運びとなりました。
※今回は、2011年、1月号に掲載の内容です。
彼女は以前、胆石の摘出手術をしたのだが、その時、他にも小さな石が数個あるが全部を摘出するのは年齢的にも難しいので小さい石はそのまま胆のうの中に残っている。その為、油分の無い食事を心がけ、甘い物を制限された食事を続けている。食事や何かの拍子で、石が移動したりするといつ激痛がおそってくるかもしれない。
ところがある日突然、これが現実のものとなった。
夕食を済ませた彼女は半倒しにしたベッドに背をもたせた状態でウトウトしていたのだが、そのうち様子がおかしい。苦しそうに「ウ~~ン」という低い声と、額に汗が浮かんでいる。「どしたん?」と聞くと小さい声で「お腹が痛い」と云う。5分程背中をさすったり様子をみるが一向に治まる様子がない。時計は夕方7時を過ぎている。このままの状態で一夜を過ごすのは難しい。女房と相談して、救急病院へ連れて行くことにした。調べると当番病院は県病院である。
車に乗せて途中まで来るとスヤスヤ寝入っている様子。車に揺られたせいで石の位置も移動したのかもしれない。それならと引き返して自宅に帰ってベッドに寝かせた。すると目を覚ました彼女は「ここはどこ?」「ここはどこ?」と周囲を見ながら眠ってくれた。夜中も翌日も痛みはなく、ホッとしたが、いつ何時「爆弾」が活動するかヒヤヒヤものである。あれから2ヶ月平穏に過ごしている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます