> 今回は日中戦争が何故長期化したのか...その理由についてですよね...
ええ,今日明らかな3つの視点について述べようと思います。。。
> では,よろしくお願いします。
まず第1に中国軍の実態および戦術についてですが,当時の国民党軍は正規の軍
隊と言える様な代物ではなく,貧民や暴徒の寄せ集め的なゲリラ部隊が大多数で
あり,当然その内部には共産ゲリラも多数潜入していたと云われています。
そして,彼らは執拗に反日プロパガンダを繰り返して,わざわざ紛争の火種を起こ
す事に積極的なのですが,いざ戦闘が始まるとロクな戦いもしないまま潰走して
奥地に逃げたり,民衆に混じり込んだりを戦術としていたと聞いています...
> まるで,八路軍(中共赤軍)の得意とするゲリラ戦術ですね...
実際,上層部はともかく末端の兵士達は,国民党軍だろうが共産赤軍だろうが,
あまり関係はなく,とにかく軍隊に混じれば武器が与えられ,半ば公然と食料調
達や略奪行為が行える点が魅力だった様です。。。
> なるほど...近代的な軍隊と言える代物では無い訳ですね...
第2に,関東軍は表向き各地で連戦連勝を重ねていた様に見えますが,これらの
ゲリラ戦術に悩まされていた様子です。
結局これらの敵対行為を掃討するために,行動区域を各地に拡大して行きました。
その結果,本国の日本政府も,途中から方針の転換を決定しています。
つまり,敵軍の中核である国民党の精鋭部隊に大打撃を与えないと,紛争の収束
は困難な状況であると...
> 第2次上海事変そして南京攻略に向かう訳ですね。。。
そうです。このため,本国から増援部隊を大陸に派遣する事を決定しています。
> いよいよ全面対決の姿勢を固めた訳ですね。。。
ええ,しかしここで大きな誤算をしています...
> ...と言うと?
国民党の精鋭部隊に大打撃を与えた後に,和平交渉を行う相手として蒋介石を想
定した作戦計画でした。。。
> そうでした!蒋介石は,共産軍に捕われの身でしたよね,確か...
いえ,蒋介石自身は西安事件の後,共産軍と停戦して張学良と南京に戻ってい
ます。。。
しかし,その後日華事変が勃発して,決定的に第2次国共合作への意思を固めた
様子です。
当時の中国共産党軍は弱体だったので,ソ連は対日のためにはどうしても蒋介石
の国民党軍を利用する必要がありました。。。
中国共産党が蒋介石を殺さなかったのは,ソ連からの指示があったからだと伝え
られています。。。
> そうすると,蒋介石には日本と和平交渉の道を選ぶ意思は無かった...?
おそらく。。。この時期,何度も日本側から和平交渉の働きかけを行っていま
すが,結局途中で頓挫してしまう...
とうとう近衛首相は「蒋介石を対手にせず」と宣言してしまいます。。。これが
第3の理由です。
> う~ん...近衛首相は何故,蒋介石との和平交渉を諦めてしまったのでしょう...
> この決定は大いなる誤算ですね,その後の展開を考えると...
当時,近衛首相の嘱託として,共産スパイの尾崎秀美の様な人物が近くにいた事
も影響しているかもしれません。。。
> 本当に恐ろしいですね!...この時代の共産主義者達は!
基本的に資本主義打倒のためには武力闘争だろうが何だろうが,手段を選ばない
方針ですからね...
プロパガンダによる挑発行為やスパイ活動などお手の物ですよ。。。
> 映画の世界の様です。。。まるで。。。
しかし,私が真に恐ろしく感じるのは,マルクス主義の思想的影響の方ですよ...
この時代の経済状況や社会情勢は,本当に「マルクス主義的」なのです。。。
従って「マルクス主義的歴史観」も大いに説得力を持っていたと思います...
インテリであるほど強いのですよ...この思想傾向が...
> 日本は結局,共産主義との対決のために全体主義化して行った...??
東條英機が東京裁判で述べている言葉ですが,アメリカは日本を降伏させた代償
として今度はアメリカ自身が共産主義と対決しなければならなくなった,と言っ
ています。。。
> 事実,大戦後すぐに朝鮮戦争が勃発しますね...
そして,中国では共産党が国民党政権を台湾に追い出してしまいます...
> ベトナム戦争では,今度はアメリカが泥沼の闘いを演じますね...
大戦後,アメリカはやっと理解するのですよ。。。
「日本が何故大陸での闘いを行う必要があったかを...」
> マッカーサーは戦後,下院で公式に発言したそうですね...
> 「日本の戦争は自衛戦だった」と...
今でも麻生外相は「東西冷戦は未だ解消していない」と発言しています。
> 中国と北朝鮮は共産主義政権ですものね...現在でも。
日本は「平和ボケ」していられないのです。
> 臨戦態勢で臨めと...?
新しい平和的な解決策を模索するためにも,第2次大戦を総括しておく必要があ
るのだと考えます...2度と同じ過ちを繰り返さないために!
ええ,今日明らかな3つの視点について述べようと思います。。。
> では,よろしくお願いします。
まず第1に中国軍の実態および戦術についてですが,当時の国民党軍は正規の軍
隊と言える様な代物ではなく,貧民や暴徒の寄せ集め的なゲリラ部隊が大多数で
あり,当然その内部には共産ゲリラも多数潜入していたと云われています。
そして,彼らは執拗に反日プロパガンダを繰り返して,わざわざ紛争の火種を起こ
す事に積極的なのですが,いざ戦闘が始まるとロクな戦いもしないまま潰走して
奥地に逃げたり,民衆に混じり込んだりを戦術としていたと聞いています...
> まるで,八路軍(中共赤軍)の得意とするゲリラ戦術ですね...
実際,上層部はともかく末端の兵士達は,国民党軍だろうが共産赤軍だろうが,
あまり関係はなく,とにかく軍隊に混じれば武器が与えられ,半ば公然と食料調
達や略奪行為が行える点が魅力だった様です。。。
> なるほど...近代的な軍隊と言える代物では無い訳ですね...
第2に,関東軍は表向き各地で連戦連勝を重ねていた様に見えますが,これらの
ゲリラ戦術に悩まされていた様子です。
結局これらの敵対行為を掃討するために,行動区域を各地に拡大して行きました。
その結果,本国の日本政府も,途中から方針の転換を決定しています。
つまり,敵軍の中核である国民党の精鋭部隊に大打撃を与えないと,紛争の収束
は困難な状況であると...
> 第2次上海事変そして南京攻略に向かう訳ですね。。。
そうです。このため,本国から増援部隊を大陸に派遣する事を決定しています。
> いよいよ全面対決の姿勢を固めた訳ですね。。。
ええ,しかしここで大きな誤算をしています...
> ...と言うと?
国民党の精鋭部隊に大打撃を与えた後に,和平交渉を行う相手として蒋介石を想
定した作戦計画でした。。。
> そうでした!蒋介石は,共産軍に捕われの身でしたよね,確か...
いえ,蒋介石自身は西安事件の後,共産軍と停戦して張学良と南京に戻ってい
ます。。。
しかし,その後日華事変が勃発して,決定的に第2次国共合作への意思を固めた
様子です。
当時の中国共産党軍は弱体だったので,ソ連は対日のためにはどうしても蒋介石
の国民党軍を利用する必要がありました。。。
中国共産党が蒋介石を殺さなかったのは,ソ連からの指示があったからだと伝え
られています。。。
> そうすると,蒋介石には日本と和平交渉の道を選ぶ意思は無かった...?
おそらく。。。この時期,何度も日本側から和平交渉の働きかけを行っていま
すが,結局途中で頓挫してしまう...
とうとう近衛首相は「蒋介石を対手にせず」と宣言してしまいます。。。これが
第3の理由です。
> う~ん...近衛首相は何故,蒋介石との和平交渉を諦めてしまったのでしょう...
> この決定は大いなる誤算ですね,その後の展開を考えると...
当時,近衛首相の嘱託として,共産スパイの尾崎秀美の様な人物が近くにいた事
も影響しているかもしれません。。。
> 本当に恐ろしいですね!...この時代の共産主義者達は!
基本的に資本主義打倒のためには武力闘争だろうが何だろうが,手段を選ばない
方針ですからね...
プロパガンダによる挑発行為やスパイ活動などお手の物ですよ。。。
> 映画の世界の様です。。。まるで。。。
しかし,私が真に恐ろしく感じるのは,マルクス主義の思想的影響の方ですよ...
この時代の経済状況や社会情勢は,本当に「マルクス主義的」なのです。。。
従って「マルクス主義的歴史観」も大いに説得力を持っていたと思います...
インテリであるほど強いのですよ...この思想傾向が...
> 日本は結局,共産主義との対決のために全体主義化して行った...??
東條英機が東京裁判で述べている言葉ですが,アメリカは日本を降伏させた代償
として今度はアメリカ自身が共産主義と対決しなければならなくなった,と言っ
ています。。。
> 事実,大戦後すぐに朝鮮戦争が勃発しますね...
そして,中国では共産党が国民党政権を台湾に追い出してしまいます...
> ベトナム戦争では,今度はアメリカが泥沼の闘いを演じますね...
大戦後,アメリカはやっと理解するのですよ。。。
「日本が何故大陸での闘いを行う必要があったかを...」
> マッカーサーは戦後,下院で公式に発言したそうですね...
> 「日本の戦争は自衛戦だった」と...
今でも麻生外相は「東西冷戦は未だ解消していない」と発言しています。
> 中国と北朝鮮は共産主義政権ですものね...現在でも。
日本は「平和ボケ」していられないのです。
> 臨戦態勢で臨めと...?
新しい平和的な解決策を模索するためにも,第2次大戦を総括しておく必要があ
るのだと考えます...2度と同じ過ちを繰り返さないために!