ブロブロガー@くつログ

Proと呼ばれたい...そして日々悪戦苦闘する
Brofessional な職業人の安息の日誌

◇現代の盧溝橋?~尖閣諸島防衛について

2012-07-30 | 尖閣防衛

> ロンドンオリンピックも開会式を終えて、いよいよ各国の熱い闘いが本格的
> にスタートしましたね!


オリンピック競技での闘いは健全で良いですけどね、どうも最近の中国は挑発
的な行動
が目立つ様でいけません。


> 尖閣諸島に侵入してくる中国の「漁業監視船」の話ですか?
> どうも、実態は立派な「軍艦」みたいな様ですね?


▼尖閣に中国漁業監視船~機銃武装、ヘリ搭載可の最新鋭艦



挑発行為が海保の手に余る様子なので、とうとう野田首相が自衛隊投入の可能
性を国会の場で示唆
しました。


▼尖閣めぐる首相発言に中国「強烈な不満」



尖閣諸島は日本の領土ですからね!
領海侵犯する艦船に対して、「毅然」とした対応を行う事は当たり前なのですが、
これに対して、中国は「明らさまな不満」を示している訳ですよ。

> 南シナ海の方では、ベトナムやフィリピンの領海内の南沙・西沙・中沙の3
> 諸島に、中国が勝手に三沙市を設置して「実効支配」を始めましたね。
> これって、完璧に「国家」を舐めてますよね!


戦前の日本が「満州国」の建国を支援した時と同じ理屈なのかもしれません。
当時「中華民国」の内乱で、満州の支配が「軍閥支配」化していて、「中華民国
の領土」が曖昧になっていました
から…。

> 当時の満州なら、かつて親日派だった張作霖の軍閥が長く実効支配していた
> 地域ですけどね、ベトナムやフィリピンは完全に独立した主権国家ですよ。
> しかも、自国領土の一部にしてしまうなどは、完全な侵略行動以外の何もの
> でもありません!


結局、ベトナムやフィリピンの国力では「武力抵抗は無い」ものと読んで、
硬手段が得策
と考えているのでしょうね。
ヒトラーが第二次世界大戦前に採った戦略とまったく同じです。
誰も武力行使を予想していない時には、強硬手段が非常に有効なのです。
あの時も、ヨーロッパは第一次世界大戦を終えて「平和ボケ」していました。
万一、武力抵抗に遇ったとしても、これを口実に反撃に利用できますしね!
まぁ「上海万博の後」と、このブログでも予想はしていたので、「いよいよ始め
たか」
と云う印象だけですけどね、私は。


▼【警告】中共は挑発行為が得意です!~盧溝橋忘るべからず
http://blog.goo.ne.jp/ayakikki/e/fc1650b00afa36933ddbd2427184d001


> こうなると、本当に「強盗行為」ですよね!
> これを取り締まる「国際法」や「警察」って、無いものでしょうかね?
> 国連は何やっているのでしょう?

当事国間で、「領土に関する話し合い」を行っている最中では、「侵略行為」
は断定できないでしょうからね、いくら国連でも。
「侵略行為」を判断する基準は、「明確な国境」に在る訳ですから。
間違っても、「領土に関する話し合い」など遣ってはいけません!
それは、現在の国境を「不明確なもの」に歪めてしまう事です。

強硬な相手の武力行動に対して、非難する根拠さえ曖昧にしてしまいます。
国境を侵犯する相手に対しては、武力行使でも正当化できますから。


> でも、尖閣に自衛隊を派遣すると、緊張は一気に高まるでしょうね?

国境警備に軍隊を配備する事は、言わば常識ですよ。
むしろ、これまでが海保まかせに頼り過ぎていただけです。
警備体制の強化と考えれば、緊張でも何でもありません。

> 中国側でも対抗する事で、尖閣が「一触即発の盧溝橋」化しませんか?


既に問題は顕在化している訳ですから、対応には戦略が重要なのですよ。
現場では淡々と行動する事と、中央政府では外交戦略が重要です。
ここまで来れば、日本はベトナムやフィリピンと利害が一致していますから、
連携して対応する事ができますし、もちろん米国との連携によって、東南アジ
ア周辺海域の共同安全保障について、いま一度お互いのコンセンサスを確認し
ておく事も大切です。


> その辺は、既に実施しているみたいですね。

さらに「世論を味方にする」事も重要です。

> 「尖閣防衛」については、日本の世論は一致しているでしょう?
> 「領土」ですから、日本の!
> 一部に「平和ボケ」から脱しきれない日本人が残っているだけです、今では。

私が言っているのは「国際世論」の方です。
中国がノーベル平和賞の受賞問題で、各国に圧力をかけていたのは覚えていま
すよね?

> おおっ…そう言えば、ベトナムやフィリピン、それにロシア等を含め、何と
> 19カ国もの国々が、中国の主張に妥協してしまいました!


そもそも、石原都知事が「尖閣購入」をわざわざ米国で公言した真意は、この
「国際世論」の誘導が目的であった
と言われています。
尖閣諸島には、ちゃんと「日本人所有者」が居る事を世界中にアピールした訳
です。


> なるほど、東京都は先日、米紙WSJに「尖閣購入に関する意見広告」を出稿
> したみたいですね!
> 米国世論に訴える事は、重要な戦略ですよね、今となっては!

日本国内では「オスプレイ配備」について紛糾していますが、実際にオスプレ
イを必要としているのは、我々日本人なのかもしれません。
もちろん、安全性に問題の無い事が前提ですけど…。

> そう言えば、Broの自宅の上空も訓練飛行のコースに入っていましたよ!
> 近くに航空自衛隊の基地も在りますしね!

オスプレイって、不格好だから嫌だなぁ…。
ゼロ戦みたいに格好良い飛行機なら、手を振ってあげるけど。
でも、落ちて来ないのなら飛行許可します…この際ですから。



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【AI時代の錬金学Ⅱ】

https://note.com/zen_kawakami/m/m612f486eeab8

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