> 安倍首相の訪米時から、米国では「歳出強制削減」の話題で紛糾していた様
> 子でしたが、オバマ大統領の議会説得の努力も功を奏さず、とうとう米国で
> は法律による強制的な財政緊縮モードに突入した様ですね!
▼米、1日にも歳出削減へ オバマ大統領と議会の協議は合意至らず(13/03/02)
http://www.youtube.com/watch?v=zfPAznNuh8s
今回は、「富裕層増税絶対反対」の共和党に押し切られた形ですね。
折角、順調に回復していた米国経済に向けて、「冷や水」を浴びせられた訳です
から、とても残念です。
> 財政緊縮策なんて、財政再建には何の効果も無い事は、欧州の現状を見れば
> 既に明らかなのに、何故彼らはデフレ政策を積極的に支持するのでしょう?
共和党の支持基盤は「富裕層」が多いですからね、誰でも自分の腹が痛む事に
は反対するものです…。
日本のアベノミクス推進を積極的に支持してくれたFRBのバーナンキ議長も
以前から「歳出強制削減」によるデフレ効果を心配していました…。
▼バーナンキ議長、日銀金融緩和策を「デフレ脱却への試み」と支持(13/02/27)
http://www.youtube.com/watch?v=jdMChKkMtzc
▼米国防総省、歳出強制削減は「武力空白の危機」
http://www.youtube.com/watch?v=jJX6z_lPA2Y
> このニュースを見る限り、米国の「歳出強制削減発動」は安全保障問題にも
> 影響する訳ですか!
> 日本にとっても「対岸の火事」では済みませんね…こうなると!
安倍首相がオバマ大統領との会談後の講演で、「日本の国は日本が自力で守る」
との原則論を強調していた事を想い出して下さい。
それだけでなく、安倍首相は防衛予算の積み増しも検討しています。
アジア・太平洋地域の軍事バランスの変化も考慮しているのです。
▼アメリカの国防費など歳出強制削減 米国防政策に影響出始める(13/03/02)
http://www.youtube.com/watch?v=rNN2Hq5SrMI
> 安倍首相の心配は良く解るのですが、世界最大の米国のGDPに0.6%のマイ
> ナス効果が出ると試算されている訳ですから、その影響はどうなるのでしょ
> うか?…米国の株式市場が反応しますよね!
その結果は、既に出ている様ですよ…。
▼1日のNY株式市場 約5年5カ月ぶりの高値水準で取引終える(13/03/02)
http://www.youtube.com/watch?v=Mi8JwUWKuKQ
> …?
> 以外に冷静な反応ですね…「影響は織り込み済み」ですか…??
この辺が実に面白いですよね。
つまり、米国の金融市場では「財政削減効果」を過小評価している訳です!
もっとも、実体経済に緊縮財政の影響が顕れるのは、もっと後の事ですから、
ある意味で「この読み」は正しい。
> 金融経済には直接影響しない訳…?
むしろ、当面はFRBの金融緩和策の強化を期待しているかもしれません…。
> 緊縮財政が実体経済に影響を及ぼして、失業率を押し上げるのは、まだ先で
> すか…そうすると?
春以降でしょうね…この辺が統計数値に顕れるのは…。
> 実体経済と金融経済が完全に乖離している訳ですね…米国では。
日本もそうでしょう。
現在のアベノミクス・ブームが実体経済の回復をリアルに表わしている訳では
ない事は、皆が知っているとおりです。
「タイム・ラグ」が在りますからね。
> う~ん、不安定ですねぇ…欧州も米国も。
> オバマ大統領が、早期に現状打開策を打ち出してくれる事を祈るのみ…です。
また一つ、「円高圧力」が加わった事を警戒するべきですね…日本でも。
あと、中国の動きにも注意が必要ですか。
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