麻布十番未知案内 BLOG編

麻布十番のこと、赤い靴の女の子「きみちゃん」と「きみちゃんのチャリティー」のこと(HP編 http://jin3.jp)

「向こう三軒両隣」、言葉通りのバカ!

2005年06月10日 | 麻布十番
★今風と言えばそれで終わりかもしれないが、近所に開店したケーキ屋にちょっと腹が立っている。
 近所と言っても2軒隣り、1ヶ月近い工事の間は騒音、ホコリ、工事車両の店先への一日中の違法駐車etc.etc.けっこう隣近所には迷惑を掛けていたのだが、「ご迷惑をおかけします」のひと言もない。
 それでも店が出来れば明るくきれいになると我慢していたのだが、いざ開店しても挨拶もない。
バックは大きな菓子屋だからそう簡単につぶれる心配はないらしいが、その大きなバックの会社関係らしいものがぞろぞろと開店の記念品を持って通って行く。何も記念品がもらいたいわけではないが、隣近所に挨拶もないような店が地元で可愛がられるのだろうかと、お隣に聞くと、何と挨拶に来たという。「向こう三軒両隣り」言葉の通りに挨拶したらしい。
 我が家は両隣りではなく、二軒目だから挨拶もなくいいのだそうだ。何も知らない若者が店長なら大家さんが一緒に隣近所に紹介してあげればと思うのだが、「そんなことしなくてもいいよ」って感じの大家さんなのか、これが今風なのか。
 こんなお店が増えてくると隣りづきあいもなくなって十番らしい商店街の温かさも消えていくのかなぁ。寂しいですね。

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麻布十番のお店の変貌!-その2

2005年05月11日 | 麻布十番
★閉店したお店の続きです。
思い出したお店を書き足してびっくりです。麻布十番で一番古い、300年以上の歴史のあった一力寿司さんをはじめ大正以前の創業のお店が24店も閉店したのはわかっていましたが、昭和以後創業のお店で閉店したお店を改めて思い出しながら書き加えて見ると、70店以上もありました。
ちょっと思い出してこれだけですから、商店街の資料を調べれば100軒ではきかないでしょう。こんなにたくさんのお店が閉店し、そしてすぐに新しいお店が開店しているんですね。1/3近いお店がわずか2、30年の間に入れ替わっていたなんて驚きでした。

麻布十番商店街の老舗と閉店したお店
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麻布十番のお店の変貌!

2005年05月08日 | 麻布十番
★本家ホームページ「麻布十番未知案内」の麻布十番商店街の老舗一覧のページに、麻布十番の老舗の紹介と合わせて、ここ20年の間に閉店した大正以前創業のお店も紹介していたのですが、それ以外に昭和のお店や戦後開店したお店でもやめたお店が沢山あることを思い書き留めてみました。1980年頃の商店街案内をもとに書いてみたのですが、50店以上の名前が浮かんできました。古い十番をご存知の方には懐かしい商店の名前がいくつもあることと思います。それ以前に閉店したお店も沢山あると思いますので、また思い出したお店から順次書き加えていきたいと思います。それにしてもこの20年で24店の老舗を含めて70店余ものお店が閉店し、それ以上に新しいお店が麻布十番に出店していることに驚きました。そうやって商店街は変貌していくのですね。バブル以降の街の変貌の早さ、地下鉄南北線、大江戸線開通、六本木ヒルズ完成後の変貌の早さが改めて感じられました。


麻布十番商店街の老舗一覧
麻布十番未知案内
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バカらしいというか古いというか、分類業種名?

2005年04月27日 | 麻布十番
★ローリエヤマモト、私の店はメンズショップ。ところが行政や商店街連合会などから来る業種名は「紳士服」になっている。これは経済産業省(通産省)の分類によるのか区の商工課の分類によるのかわからないが、中分類「衣料品等の身の回り品」の下にある業種名にはメンズに該当するものがない。同様にレディースもない。「紳士服」「婦人服」「子供服」「その他洋品」というような分け方なのだ。「紳士服」というと一般には「スーツ」と言い「紳士洋品」とは違う。また、「婦人服」というと何となくセンスのない女性用のスーツって感じがしませんか。他の業種にも首をかしげたくなるような分類が見られる。一方でCD・VIDEO・DVDとかリラクゼーション・ネイルサロン・エステサロンのような新しい業種を加えているのだから、もっと全体の分類を見直せばと思うのだが、おそらく担当者に言っても無駄でしょうね。ダメなものはダメ、改革すべきものはするという当たり前のことを、川下から提言する器量のあるものがいないらしい。穏便に、当たらず騒がずそっとしておくのが役人らしい。ずいぶんと細かく業種を分類しているように見えるが該当する業種が見あたらない店、それもメンズ、レディースのようなごく普通の店も沢山あるのではないかと業種名を見ながらこんな分類しかできないのかとバカらしくなってきた。皆さんも一度業種名分類をご覧になってみては、きっと笑いますよ。

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セーラームーンと麻布十番

2004年12月30日 | 麻布十番
★「いらっしゃいませ」
 店に入ってきた若者は、私の顔をじろじろ見ると今度は店の中を黙ってひとまわり。
 「何かお探しですか?」
 「ホームページを見て来ました。今、きみちゃんと氷川神社とドイツ大使館を見てきました。」
 「麻布十番未知案内?どちらから?」
 「東松山です、埼玉の。麻布十番はセーラームーンの舞台だったんですよね。火川神社が氷川神社、ゲームセンタークラウンは、今、マックなんですね」

 このサイトをお気に入りに入れてあるという若者は、しばらく話をして帰っていった。うれしいですね、どこかで誰かが見ていてくれる。そして、地図をプリントアウトして訪ねてきてくれるなんて、更新をまめにやらないとと改めて思いました。それにしても、今の麻布十番商店街の公式サイトはチト・・・。2年間私が担当して、少しづつ認められて来ていたのですが、この春担当が変わったとたんにめちゃくちゃ。情けない思いでいっぱいです。年寄りの出る幕ではないでしょうが、少なくとも年寄りのサイトより少しは良い若者サイトを作ってもらいたいものです。

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同じ思い

2004年10月08日 | 麻布十番
初めてのブログ、誰も見てくれないかなと思っていました。青森からコメントが来ました。うれしいですね。商店街経営にたずさわって20年だそうです。私は40年やってリタイヤ。まだまだやりたいこといっぱいですが、ちょっと今の若者について行けなくなった感じがします。私のような歳でも、やる気になればHPでもBLOGでもこうして作れるのに、ヒマがない時間がないと逃げている、前回通りと新しいアイディアが出てこない若者に何となくついて行けなくなりました。サクラ氏のような若者がまだまだ商店街に大勢いてくれること、うれしくなりました。
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商店街経営の難しさ

2004年10月04日 | 麻布十番
 同名のホームページ「麻布十番未知案内」(http://jin3.jp)の中で商店街の歴史を少し書いています。歴史を一覧表で書くとわずかなスペースで終わってしまいますが、実際には何か一つのことをやるのでも大変な時間と討論とエネルギーが要るものです。近代化を例にとってもそうです。古いアーケードを撤去するのに10年近い時間をかけて討論されました。北海道から九州までアチコチの商店街を見て歩きました。歩道のタイルひとつ決めるのに岐阜県の多治見まで工場見学に行きました。街路樹の選択、街路灯のデザイン等々きりがありません。地下鉄誘致もそうです。納涼まつりもそうです。歳末、中元の売り出し、節分、スプリングセール、花祭、秋祭り、酉の市、除夜の鐘、雪まつり・・・・、どれほど多くの時間をかけて討論し作り上げてきたことでしょうか。

 商店街経営の難しさ、街を経営すると言うのもおかしな表現かもしれませんが、一般の会社組織のようなピラミッド型ではない平坦な組織体系にその難しさがうかがえます。それぞれが社長の集まりで自己主張の強いものばかりをまとめるのは大変なことです。波風の立たないように、「まぁいいじゃないか」とか、 「みんな一生懸命にやっているんだから・・・」「みんなの意見を聞く、広く意見を聞く・・・」なんて人気取り的なトップでは街は発展しないと信じます。 一生懸命やったってダメはだめ、広く意見を聞いたって多数決で何でも決めるのではなく、時には多数決をひっくり返す決断が必要なこと、 逆に少数意見 に耳を貸す器量、判断力、指導力が強く求められると思います。 長年親しまれたCI、お中元セールのコピー「バンバンセール」は麻布十番の「バン」と「バンバン当たる」の楽しいネーミングでしたが、ただ長年使われたからと言うだけで変えられました。「夏のセール抽選券付き」に。微笑の街にかけて付けられた「ビッグスマイルセール」は「○○年ありがとうセール」になってしまいました。多数決の弊害ですね。昨年どおりの行事ではなくと言っても、意味のない変更は後退でしかありません。ここにも商店街経営の難しさが感じられます。
 「微笑の街」「アイラブ10バン」「バンバンセール」「ビッグスマイルセール」「パティオ十番」 「微笑のモニュメント」「赤い靴の女の子・きみちゃん」「カエルのお守り」・・・麻布十番ならではの、麻布十番らしいものばかりです。手前味噌ですがこれらのネーミング、CIは全て私が関わって作り上げてきました。これらのCIにもっと自信を持って発現してもらいたいですね。もちろん「麻布十番」という名前を大切にして、自信と誇りを持って 麻布十番らしい街づくりを続けて欲しいものです。単なる昨年どおりの行事ではなく 、新しい時代にあった新しいソフトを考え なくてはなりません。街の近代化は終わったのではなく、その時々の時代を見据えた街づくりを、麻布十番らしい街づくりを休みなく続けてい かなければならないのです。地下鉄が出来、ハード面での近代化が一段落した今、何故か過去を見て、後ろ向きにあら捜しをしている、新しい企画が出てこないように思えてなりません。 一見民主的な多数決は、常に正しい判断だとは限らないことに気がついて欲しいのです。
 近代化とは単に巨大ビル化することではありません。人の住める街づくりだと思います。本当に心休まる人の住める街、それはコンクリートで固めた巨大ビルではないはずです。アメリカのテロを見るまでもなく、あのようなビル街は人の住む街ではないこと多くの人々が感じたのではないでしょうか。大きな資本に飲み込まれて、人の住む街が街でなくなっていくのを、「仕方ない」「まぁいいじゃないか」で終わらせてはいけないと思います。麻布十番は、日常のにおいのする、ごく普通の心温かな気持ちの触れ合う街づくりを続けていかなければならないと思います。
 年寄りの愚痴のようになってしまいましたが、決して内部告発的な意見ではなく、私のような考え方のものは今は少数意見ですが少しずつ街に根付いていると信じています。小さな社会にありがちな声の大きさだけで単純に多数決される無知な社会であってはならないと思うのです。生まれ、育った街が好きだからこそ敢えて提言する一石になってほしいのですが・・・。
 
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