★遠くから赤い靴の女の子「きみちゃん」を訪ねて来られた方が続いた。北海道札幌から7月27日、札幌山鼻地区に記念像を計画されている会の一人で山鼻新聞の編集委員の永喜多宗雄さんが、そして今日30日には同じ札幌から日本近代文学会員の北村巌さん夫妻が訪ねてこられ、それぞれ一時間近くも熱心に赤い靴談義をしていかれた。「きみちゃん」を通して母と子の愛の絆を、親子の愛の大切さを語り伝える想いは皆さん共通して熱く、決して像を観光や宣伝に使ってはいけない、作りっぱなしではいけないと話される。麻布十番のきみちゃんが18年も途絶えることなく続けている子どもたちへのチャリティーに惜しみない賛辞の言葉を下さる。一方で、きみちゃんのお話を7年の歳月をかけて調べ発表された菊地寛さん(現北星学園大学教授)の説に誤りがあると指摘し出版する方がいるという。しかし、きみちゃんのお話に学問的正確さは必要でしょうか。100年も前にわずか9才でひとり寂しくなくなったきみちゃんは、今も9才のまま世界の子どもたちのために歩き続けているその事実に間違いはなく、世界の子どもたちのために母と子の愛を、親子の愛の絆の尊さを訴え続けている事実に何の誤りもないことを、あらためて語り合ったのでした。北村さん夫妻がきみちゃんの眠る青山墓地にも行ってみますと帰られたのと入れ違いに、母娘二人連れの方が入ってこられました。
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「 2月にきみちゃんにかけられた赤いマフラーのことを新聞で見たのですが、あのマフラーはどうなりましたか」
「赤いマフラー、とってありますよ。」
「よかった、あの時メールをしたものです」
「あっ、アンネ・フランクの写真を添付されたメール?確か西宮の赤松さん?」
「そうです、覚えていてくださいましたか」
ご主人が撮った西宮市甲陽園の聖イエス会アンネのバラの教会の庭に建つアンネ・フランクの像のDVDを持ってきて下さいました。バラに囲まれたアンネの足もとには、
「世界と人類のために働きます アンネ・フランク」 (I shall work in the world and for mankind. Anne Frank) とかかれていました。15才でベルゲン・ベルゼン強制収容所で亡くなったアンネ・フランクもまた、世界と人類のために今も15才のまま世界中で歩き続けているのですね。きみちゃんにも、きみちゃんのチャリティーにも多くの理解者がいてくれると、遠方からの励ましに心強く、また、心和む一日でした。遠くからのご来街、そしてチャリティーへのご協力ありがとうございました。
赤い靴の女の子「きみちゃん」
麻布十番未知案内
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「 2月にきみちゃんにかけられた赤いマフラーのことを新聞で見たのですが、あのマフラーはどうなりましたか」
「赤いマフラー、とってありますよ。」
「よかった、あの時メールをしたものです」
「あっ、アンネ・フランクの写真を添付されたメール?確か西宮の赤松さん?」
「そうです、覚えていてくださいましたか」
ご主人が撮った西宮市甲陽園の聖イエス会アンネのバラの教会の庭に建つアンネ・フランクの像のDVDを持ってきて下さいました。バラに囲まれたアンネの足もとには、
「世界と人類のために働きます アンネ・フランク」 (I shall work in the world and for mankind. Anne Frank) とかかれていました。15才でベルゲン・ベルゼン強制収容所で亡くなったアンネ・フランクもまた、世界と人類のために今も15才のまま世界中で歩き続けているのですね。きみちゃんにも、きみちゃんのチャリティーにも多くの理解者がいてくれると、遠方からの励ましに心強く、また、心和む一日でした。遠くからのご来街、そしてチャリティーへのご協力ありがとうございました。
赤い靴の女の子「きみちゃん」
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