麻布十番未知案内 BLOG編

麻布十番のこと、赤い靴の女の子「きみちゃん」と「きみちゃんのチャリティー」のこと(HP編 http://jin3.jp)

★きみちゃんとパブリックアートの保守管理

2007年05月27日 | 赤い靴
★「きみちゃんの絵はがき下さい」 中年の男性が二人。
「どちらからですか」
「大阪です。2月だったか、赤いマフラーのきみちゃんの新聞読みましたよ」
「麻布十番のコアになっていますね。こういうものを大切にする街っていいですね」
「そう、わざとらしく作られたコアでなく、長い時間をかけて自然に育ったコアって感じがいいですね・・・」
「ありがとうございます」
何となく照れくさい思いで聞きながら、絵はがきを渡していました。遠くからきみちゃんを見に来られ、きみちゃんが麻布十番の核になっていると言われる、きみちゃんを大切にする街をいい街と言ってくれること、うれしいですね。

 パブリックアートを取りあげた月刊「チャイム銀座」6月号(発行所 (株)和光) にこんな事が書かれている。
  「・・・周辺環境との調和を考えて制作されるパブリックアートだが、作品が完成し、特定の場所に設置されたからといって、その役割が完了するわけではない。美観を維持するためには十分な保守管理が必要であり、地域住民の理解も大切だ。パブリックアートは人々に愛されることで、その場所に定着するのである。その好例が、東京の麻布十番にある少女像『きみちゃん』だ。童謡『赤い靴』の主人公をモデルとする『きみちゃん』像は1989年(平成元年)の除幕式の時から人々の共感を呼び、周囲には常に花が飾られ、美しく整えられている。地域社会にしっかりと溶け込み、その場のイメージを高めている優れたパブリックアートとなっている。・・・」

 麻布十番にはきみちゃんの他に、12の微笑のモニュメント、「雲」「布」「碧翔」などの大きなモニュメントもある。どれもが美しく整えられ、地域社会に溶け込み、イメージを高めているだろうか。モニュメントの周りには自転車が置かれ、傷つき、灰皿代わりになっているものさえある。モニュメント近くのお店が掃除をするとか、設置された場所が不都合なら他の場所に移設するとか考えなければいけないのだが・・・。「やっと許可得て設置した。そう簡単に移設できない」と返事が聞こえてくるようだ。でも、やってみなくては。担当者を決めて保守管理をやらせるのではなく、自主的にされてこそ優れたパブリックアートと言われるのだろう。その意味で、このような言葉を照れくさく思うのは私だけでなく、もっと多くの商店街の人(役員)が恥ずかしく感じて欲しいものである。

「きみちゃん」
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★見られなかった新しいドライバーのショット、友人はまだ57才で・・・

2007年05月18日 | 店声仁語
★「新しいドライバー買ったんだ、これがいいんだなぁ」
  「クラブじゃないだろう、腕だろう」
  「いやぁ、今のクラブはいいですよ。ボールが曲がらないし、よく飛ぶし」
  「気のせいだろう、だれも見ていないよ」
  「ほんとだって、今度のコンペ、スクラッチでいいですよ」
  「あのね、ひとまわりも若いんだから年寄りからハンデなんか取るなよ。スクラッチで当然」
  「ハンデあげましょうか」
  「いりません、あとで泣くなよ。新しい腕でもさがしておいで」

 こんな遣り取りをしてコンペを楽しみにしていたのが昨日のようでした。検査入院と聞いていた彼が、入院先の病院で急逝したと聞いても信じられませんでした。すぐにお宅に伺ったのですが、寝ているような顔を見て涙がとまりませんでした。

  「ここ2年ぐらいケンカしていたんだ」
  「知っていました」と奥さん。

 やっと修復しかけて、また家族ぐるみで旅行もできるかと思っていたのに、どうしたんだ、何をしていたんだ、何で気がつかなかったんだ、若すぎるよ、まだまだ若すぎるよ、まだ57才じゃないか。

 火曜日のコンペ、プレー後のパーティーで彼の思い出をメンバーに話しました。
  「6番のショートホール、ワンオンしてよろこんでいた彼を思い出しながらパッティングしていました。新しいドライバーの飛びを見られなかったことが残念、でも負けなかったと思うけど・・・・」と。

   合掌。



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★麻布十番の街路樹にはいろいろな種類がありますよ!

2007年05月02日 | 店声仁語
★パティオのけやきも新緑におおわれて、すがすがしい青葉の季節となりました。一本だけ芽吹きの遅れたけやきの樹があるのがわかりますか。樹にも個性があるようですね。街ゆく人は半袖の人も長袖の人も、やはり個性ゆたかですね。けやきの樹にカラスが巣を作り始めて、もう形ができかけてきました。木の枝だけでなく、どこから持ってきたのか針金のハンガーも使っているようです。卵を産むと攻撃的になるので、今のうちに撤去してもらおうと麻布支所に電話しました。それから、
「歩道のトチノキが一本枯れたようですよ、他の3本はもう緑ですが一本だけ芽吹く気配のないトチノキがありますよ。この樹は個性じゃなくて本当に枯れたようですよ。これも見て下さい」。
パティオが出来て20年、小さかった樹も4階の窓の高さまで大きくなったのに残念ですね。麻布十番の街路樹はブロックごとに異なった 種類の樹が植栽され、季節毎に異なった趣の緑が楽しめます。 カツラ、クスノキ、ケヤキ、コブシ、トチノキ、ヤマボウシ、ハナミズキ、モミジバフウ、周辺にはイチョウ、もみじ、さくらも見られますよ。
麻布十番未知案内の街路樹のページもご覧下さい。

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