いよいよ、完結するのです。
実際は、去年、全ては終わっていたのですが、映像となって、また私の胸に迫ってくるのを心待ちにしています。
7月15日。私はどこかの映画館で、感動の涙をぬぐっていると思います。
10年。色んなことがありました。
その時々に、これが、私の中に有りました。
ダンブルドアならなんて思うだろう。
どんなときも、決して人を差別せず、大きな慈愛で包み、優しさと勇気を与えてもらいました。
亡くなっていった人たちが、瞳に心に生き続けていることを。
今年、この震災にて、生きている人たちに掛ける言葉は数多くあります。
心を込めて、励まし、ともに泣き、明日へ希望を繋げようとしています。
しかし、、ある日突然人が亡くなってしまったとき、その人へは掛ける言葉はあるのだろうか・・・・
誰に聞いても、亡くなったことの意味は後々分かることだと言い、私は満足する・納得できる答えが見つからずにいます。
この7巻が、私の傍にいつもあって、父が亡くなったときも、母が寂しんぼ病で私を困らせた日々も、入院した時も、実家が無くなった日も、どんなときも、優しく私を整えるものでした。
母の枕元で、ベッドの脇で、何度も何度も読み返した章、シーン。
それがいよいよ終わってしまう寂しさもありますが、今は、その日が来る楽しみだけにしましょう。
10年間、決して1度も裏切らなかった彼らに会いに。