たそかれの散策

都会から田舎に移って4年経ち、周りの農地、寺、古代の雰囲気に興味を持つようになり、ランダムに書いてみようかと思う。

トイレと性差 <トランスジェンダー トイレ悩まず使って 「多目的」に掲示>を読みながら

2017-09-02 | 差別<人種、障がい、性差、格差など

170902 トイレと性差 <トランスジェンダー トイレ悩まず使って 「多目的」に掲示>を読みながら

 

今日も出張先で、午前中は不動産鑑定の専門家と商業地の継続地代のひょうか改定をめぐって協議し、午後は測量士との間で広大な面積の測量や境界確定について協議したりで、その後も少し打ち合わせの話があったが私は月曜日の準備もあり早めに切り上げさせてもらい、新幹線に乗りました。

 

新幹線内でブログを書こうと思ったのですが、夕食のおにぎり(食べたくなるような弁当が見当たらず、わざわざ改札をでてコンビニで買ってしまう)とビール一缶飲むと、あっという間に寝入ってしまいました。大阪・なんばから当地まで南海電車でも、疲れはてて、PCを開ける気分にならず、結局、あきらめました。

 

ひと風呂浴び、一杯、泡盛を飲むと、少し元気が出てきまして、いま10時すぎですが、今日も簡潔にまとめてしまおうかと思っています。どうもこのラップトップ、ウィンドウズ8で10に変更しなかったためか、調子が悪いのです。突然書いている箇所から別のところに飛んでしまったり、全然別の画面に映ったり、あるいは別のアプリケーションになったりで、まともに書くことができません。いつも誤字脱字はそれなりにあるのですが、今回は機械が勝手にやってくれるので、訂正がおいつかず、昨日なんかはとてもひどいものだと、明日でもいつものデスクトップで少し見てみようかと思っています。

 

と前置きが長くなりましたが、見出しの本日のタイトル、最近、気になることがなんどかありました。だいぶ以前お会いしたある僧侶、外形は男性なのですが、女性のような物腰と化粧をしていて、なんとなく不思議な感じを受けていたのです。そしたら、ふと見た記事に今度は着物姿で女性として登場。やはりあの方はトランスジェンダーだったのかとようやく気付いたのです。

 

そういえば最近のTVではそういったことが当たり前とまでは言えませんが、奇異に感じなりつつあるのかなと感じることもありますが、実際はそういう人にとっては、身体障害者以上に、心に深い傷を負い続けているのかもしれません。

 

この<トランスジェンダー トイレ悩まず使って 「多目的」に掲示 阪大が独自マーク>の記事では、トイレが問題になっています。公衆トイレなどだと、男性と女性のマークがあり、当然のように自分はどちらかを選択する、それが常識というか当たり前のことと思っていましたが、LGBTの人などにとっては、その前に立つと大変な緊張と困惑に陥らされていることを知らされました。

 

障害者用トイレの場合、男女いずれも利用できる、その利点を応用し、「A」マークで、All Genderの頭文字とそのデザインで、LGBTの人たちにも利用可能にする取り組みを大阪大学で始めたというのです。

 

これはいいアイデアではないかと思います。直ちに、男性の外形の人でLGBTの人が女性用トイレに入ったら、混乱ないし困惑が生じるでしょう。その逆もそうですね。

 

とここまできて、いつから男性トイレと女性トイレが分かれるようになったのかとふと思ってしまいました。昔のトイレはどうだったのだろうと。公衆用トイレなんてなかったのかな・・ たしか百姓も旅人も、野で、小さいのは立って放尿していたとか。そんな書き物とか絵があったような。それは男性に限らず、女性も。女性が立ってするのはおかしいか・・・

 

他方で、ウォシュレットという便利なものが普及しましたが、この使い方は本来座椅子に座るのではないかと思うのです。男性は小便のとき立ってしますが、飛び散ったりして、便器を汚しますし、本来的な使い方ではないように思うのです。便器の中に放尿してもよほどうまくしないと、貯水している水が跳ねるのは当然の現象でしょう。

 

和風のトイレならまだしも、洋風のしかもウォッシュレットだと、男性も女性も座って行うのがマナーではないかと思ったりするのです。最近の若い世代ではそういう家庭が増えてきたとも聞いたことがありますが、実態はわかりません。

 

要は小便の仕方といった話ですが、立ってするのが男性、座ってするのが女性といった固定観念が、本来的なものなのか少々疑念を感じています。それでいて、ウォッシュレットを使うようになったら、逆に座ってするのが機能的にもマナー的にも、環境的にも望ましいのではと思ったりしています。

 

そんなわけで、この問題、男女に差がない、男性用・女性用トイレの区別をやめてもいいのではと言ったら、おそらくなにを馬鹿なとか、非常識とか言われそうなのが目に浮かびます。

 

そういえばLGBTの人も、外見と性別が違うだけで、精神とかは男性・女性のいずれかをもっていて、トイレ利用もそれに応じて区別してもらいたいということでしょうから、男性・女性トイレの区別廃止なんてことは解決にはなりませんね。

 

トイレ考、考えればいろいろ課題というか、取り上げるテーマがたくさんありそうで、とりあえず、今日は性差を外見で区別することの問題がトランスジェンダーの人にとって一つの解決策が示され、今後さらに取り組むを各地でされることを期待したいと思います。

 

今日はこの辺でおしまい。ちょうど一時間でした。


12時を回って <ある公益事業の立ち上げをめぐる議論に参加して>

2017-09-02 | 地域力と多様な価値

170901 12時を回って <ある公益事業の立ち上げをめぐる議論に参加して>

 

今日は残念ながら9月1日を少し回ってブログを書き始めています。延々と続く議論に交じっていつの間にか12時が過ぎていました。それから温泉に入り、いま書き始めています。

 

その建築物の模型を見ましたが、斬新なアイデアが盛り込まれていました。元の建物は、敷地一杯を利用したほぼ総2階建て建物でした。長年利用していなかったため、玄関ドアも壊れ、店舗用ガラスも割れたりして、通りを歩く人もその前を見ないようにして通り過ぎて

 

新しい建築模型は、左右をかなりカットして、2階も床面積を小さくしています。その結果敷地に大きなスペースができるものです。そして、通りに面したところに雁木をつけ、その下で雨宿りと通りすがりの心を誘いそうです。当地では雁木が使われてきたわけではないですが、その外観はファサードとしてなかなかいけています。そのゆったりした空間と雁木のもつデザインと軒下を歩いたり、立ち止まってみたりするには、なかなかいい感じです。そして建物の背後への見通しが突然開けました。するとそこは見事な手入れした竹林です。いままでは敷地一杯に立っていた建物で背後は全く見ませんでしたが、隣家の手入れした竹林がみごとに借景として和ませてくれます。

 

で、建物の内部の説明をこのまましていると時間がかかるので、30分で書き終えたい(少々疲れています)ので、この建物の機能を紹介したいと思います。

 

まだ構想段階ですが。だれにでも利用できるようにスペースを企画しているのです。たとえば、竹林に面したところをカフェやお茶の場などとしてだれでも通りすがりの人が立ち寄って無料のコーヒーとかお茶を楽しみ、知らない人同士、あるいは地域の仲間同士で話し合う場として提供するものです。

 

通りに面した場所はエントランスに地域に関係する展示コーナーとしたり、工房として職人が、あるいは誰でも利用できるようにすることも検討されています。

 

カフェないし食堂に隣接したところに台所を用意して、近隣の男性、あるいは女性が料理を作る場にして、その料理を誰にでもふるまうことも一つのサービスとしているのです。

 

2階になると、道場と15人くらい宿泊できるスペースを用意し、さまざまな団体ががっ州などで利用し、勉強会や会議、イベントを行うこともできる場として検討されています。

 

道場では、イベントとして上映会や体操教室といった利用も検討されています。

 

これは、だれもが利用できる基本無償のスペースの提供を考えています。そしてもう一つのというか、重要な目的として、災害時対応の施設とする点です。当地はホテル・旅館が多いため、避難場所としてはこれら現在の商業施設で十分まかなうことができます。それでこれまた検討中ですが、ボランティアの宿泊施設として彼らの活動拠点としての利用をも射程に入れています。

 

むろん防災グッズは、別に大きな倉庫があるので、そこに大量の備蓄が可能で、寝具も別の建物をも利用できるようにして、50人近くの宿泊も可能な準備をしています。

 

そしてもう一つの目的でもある、災害時の知的障害者などの福祉支援をも検討していて、その支援事業も建物が出来上がる前から、福祉施設利用者による炊き出しといったことを計画しています。これが新しい、まださまざまな機能を潜在的にもっている建物の有効利用の出発点かなと期待してみています。

 

当然、資金が必要です。クラウドファンディングなども今後すすめていく予定です。まだ立ち上がる準備段階ですが、さまざまな人が集まり、その熱心な議論を聞いていると、私も次第に口を出し、つい提案をしてしまいます。

 

まもなく解体・改築工事が始まり、事業も具体化されていきます。今後続報を届けたいと思います。まだ別の部屋では議論が続いています。私はこれでお休みです。