これは、竹内久美子さんの書いた本の題名です。
『遺伝子と神について』と言う副題が付いてます。
今回、温泉どまりで湯治をすると決まった時、我が家の本箱に行き見つけた本です。
私は購入した覚えがないので、夫か娘が買ったものかと…。
1994年 第1刷 と有りますから 17年前に世に出た本な訳です。
ちょっと題名に魅かれて、この本をひっつかみ、
友人の車に乗り、運転は疲れたら交代と言うことで」出かけました。
彼女のドライビングテクニックはとてもスムーズで安心して乗ってられます。
いつぞやの長年の友達の運転とは大違いでした。(~_~;)
彼女は私より7歳若いせいもありますが、宿に着くまで運転は変わることなく
時々休みながらも 実に快適なドライブでした。
途中で立ち寄った峠の見晴らし。
ものすごくきれいで、解放感 いっぱい。
あっ、竹内久美子さんの本。
読みました。 時間はたっぷりあるはずなのに中々集中して本を読むことができず…。
でしたが一冊しか持って行かなかったのは正解でした。
竹内久美子さん、ご存知の方も多いと思いますが、ちょっと紹介すると、
京都大学出身の才女で読み始め卒論か?と思いきや
実に砕けた人間性でお笑い出身者の様な、言葉がポンポン飛び出してくる。
それに私が同意出来る所有り うんうんてな感じで読み進みました。
実は、私は無宗教で、と言うより宗教的にはまるっきりの知識がなくて 本日に至っているのですが
これから書くことはひょっとしたら一つの宗教を愚弄してると、とられかねないのですが、
今もって不思議に思ってることなのです。
そのことに竹内久美子さんもふれていたのです。
上の娘はミッション系の大学に行ってた事もあり、私はその大学で行われてる、キリスト教の勉強会に出席してみました。
が、最初の創世記の〈種の起源〉で私はつまずいてしまうのです。
神父様が 〈 生物は有る共通の祖先から分岐してるのではなく神さまが初めから一つ一つおつくりになった。〉
と平然と何事でもないようにおっしゃる。
おそらく何万回もお説教で述べて来たことなのでしょう。
なのに私は、 たとえば人間は一つの受精卵が細胞分裂を繰り返して
およそ3000グラムの大きさにまで達して生まれ出てくる。と言う事が、私の常識であり
そこから抜け出せなくて、
アダムの肋骨だか何だかからイブが作られたとはどうしても思えない。
そんなわけでキリスト教の勉強会も一回で挫折してしまったわけなのですが
竹内久美子女史は軽快にそのことにも触れていて、頭が良いだけの堅物ではない面白さが有ります。
〈すべての生き物は、遺伝子を運ぶ乗りものにすぎない。〉
こういう事をさらりと言ってのける女性って いいなって思いました。
帰りは 前にも行ったことある
三階滝に寄ってみました。 すっかり秋でした。
紅葉が美しく
私の腕では、この見事に赤く染まったモミジは、中々写せません。
滝の手前にあった見事なモミジ。
下の方は川が流れていて
澄んだきれいな水が流れています。
先日見せて頂いた、よし子さんの信州のせせらぎを思い出しました。