かなり前に天賞堂プラ客車の「つばめ」編成の増備目的で中古車両を購入していましたが、放置状態でした。。。。
ぶどう色1号のスハ44とスロ60の2両で、天賞堂の室内灯取り付け済みでした。たしか購入後には点灯確認していた記憶があるのですが、久しぶりに確認したところスハの方が点灯しません。
・・ということで、修理することにしました。まずは裏返して・・・

車輪に電圧をかけましたが、点灯しません。なので、中の接点を確認するため分解します。分解には外すのに便利なツールを使います。


携帯などのはめ込まれた電気製品の分解に使うツールのようです。
薄くて柔らかい金属へらのようなものなので、本体に傷が付きづらいと思います。
室内灯ユニットから出ている電極部分は何度も折り曲げたみたいで、折れる寸前。。いじっていたら、ポリっと。。。折れてしまいました。

これをはんだ付けします。

床板側の接触を確認します。台車に付いた電極は床板に付いた電極帯板に接触しています。まずはここまで電圧が来ているか確認します。


ここまではOKなので、室内部分へ電圧を伝える、端の部分まで電圧が来ているか確認します。

ここまでOKなので、室内床部分を取り付けて、室内仕切りについてる電極まで電圧が来ているか確認します。


ここの接触は気になったので、端子をすこし紙やすりで磨いておきました。

ここまでOKとなりましたので、屋根裏に室内とをねじ止めしてからボディと下回りをはめ込み、もとに戻します。車輪も汚れていたので磨いて線路に載せ、室内灯の点灯を確認し、作業終了です。
半田ごてに久しぶりに火をいれたので、先日仮に(瞬着で)修理したパンタグラフのシュー部分(パンタ引き揚げたらシューがまた取れていました)を、はんだ付けでしっかり取り付けました。

手がもう一つ欲しい・・・小手を充てる部分が狭くてやりにくかったです。

なんとか修理はできましたが、塗装は熱で剥げてしまいました。
とりあえずキサゲで汚い焦げた塗装は落として、地肌の金色が出た状態にしておきました。いずれ塗装かな・・・
車体に取り付けて修理完了です。
※ 現在PT48平シュー銀色の製品は手に入らないので修理対応しました。
