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ロンドンの庭園  はじめに

2019年06月15日 | 日記
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ロンドンの庭(1) はじめに



今回のガーデニングの旅は、ロンドンです。

数年前に、チェルシー・フラワー・ショウが、毎年イギリスで開催されているという話を聞いて以来、いつか行ってみたいと思っていました。

問題は、その開催時期でした。

5月というと、そう簡単に休みが取れないからです。もう一つは,10何時間も、飛行機に乗っていなければならないことで、そうまでしてという思いがありました。

昔、北タイのチェンマイに行く列車で知り合った、ロンドン在住のエリオットさんに、チェルシー・フラワー・ショウに行ってみたいと、今年の年賀状にちょっと書き添えたところ、是非にと、いろいろ資料を集めてくれたので、準備不足もありましたが、急遽行くことにしました。

宿泊は、ロンドンのホテルは総じて高いので、彼に探してもらったのが、今回の宿泊先である、民家を改装した、ベッド、バス、キッチン付きの部屋でした。おかげで、ロンドンの下町に住む人たちの生活を垣間見ることができました。

正味5日間の日程でしたので、何かと忙しくて、のんびり旅行を楽しむ余裕はなく、食事もパンと水だけあればいいというような生活でした。そうはいっても、近くのコンビニみたいな店で、ハムやら、バターやら、キュウリやら、そのまま食べられそうなものだけ買ってきて、あとはワインで締めくくって、質素な夕食はおしまいです。

昼食は、出かけた先の施設で売っているサンドイッチか、外に出た時は、パブに行きました。

交通は、ありがたいことに、空港から、私の宿泊先まで、一回の乗り換えで一本の線でつながっており、それをベースにして、目的の施設に簡単に行くことができました。

市中を走っている例の二階建てのバスにも乗り、その日の施設を見終わった後、時間に余裕のある時は、二階席の前のシートに座り、ロンドンの街を眺めるのが楽しみでした。何しろ、夜の8時になっても、昼のような明るさでしたので、アフターファイブの時間はたっぷりありました。

たいへん充実した5日間でしたが、唯一残念なことは、世界で一番美しい村と言われているコッツウオルズに行かなかったことです。

準備不足で、勝手にコッツ地方は、どこか遠いスコットランドの方にあるものと思い込んでいたので、初めから予定に入れてなかったことです。ロンドンにいた時でさえ、そこがロンドンからさほど遠くないところにあることに気が付きませんでした。

今、イングリッシュガーデンンに大変興味を持っていて、チェルシーに行ったのもそのためだったのに、庭づくりのベースでもある、コッツウオルズのライムストーン(石灰岩)で覆われた、石造りの家や、石垣を見ることなく帰ってきたことは、悔やみきれません。帰国後、色々調べてみると、数多くの日帰りツアーもあったようです。

旅に限らず、思い込みと、準備不足は、戒めなければと、よくよく自分に言い聞かせました。

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