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ロンドンの庭園  キューガーデン 

2019年06月22日 | 日記
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ロンドンの庭(2) キューガーデン/王立植物園


大温室ヤシ園の全景

イギリスのキューガーデンは、世界最大で、最古の植物園と聞いていたので、ロンドン初日は、ここに行くことに決めていました。

親切なエリオットさんは、休みをとって、道不案内な私を、植物園に連れて行ってくれることになっていました。

地下鉄をいくつか乗り換えて、キューガーデン駅に着きました。出発が遅かったので、着いたときは、昼を過ぎていました。

一人旅に慣れているので、こうして、だれかと一緒に行動を共にするのは、戸惑いもありました。

私としては、気に入った個所をじっと見ていたいし、一旦離れても、また戻って見てみたいときもあるし、つまり、順路通り歩くのではなく、あっち行ったり、こっちいったりしたいのですが、同伴者がいると、どうしても気を使って、これまでのような気ままな行動がとれません。

大きな温室の中を2つ見てまわり、ハスの池を見た後、園内の売店で、遅めの昼食をとりました。

サンドイッチとワインを食べながら、話しているとき、エリオットさんの息子さんから電話が入り、なにか家で手伝ってほしいことがあるようでした。

見るものは見たから、もう出ましょうかと、私から申し出て、植物園を後にしました。





園内のあちこちで、先生に引率されて、植物園の見学に来ている生徒たちを見ました。




いろいろな印刷物で紹介されているのを見ましたので、多分これは有名な芸術作品だと思います。この写真ではよくわかりませんが、おでこから、頬、あごにかけて、カエデの葉が無数に浮き彫りにされていて、ところどころ剥げているように見えるのは、葉と葉の隙間です。


ウオーターリリーの池。白いのは、プラスチックか、ガラス細工のようなもので、この池に限らず、園内いたるところにこのような原色の構造物がありました。植物を引き立ててるわけでもなく、私には意図がよくわかりませんでした。


石垣と、シダ。日本的なものを感じたので、撮りました。


2棟の巨大な温室です。普通は、熱帯植物を入れているのですが、これは温帯植物の温室です。ロンドンも、名古屋も温帯気候なので、戸外にそのまま植えておけばいいようなものですが、貴重な植物もあり、温帯なら温帯らしく、ちゃんと管理の行き届いたところで、栽培しているのかなと思いました。





階上から眺めた温帯温室園の全景






植物園の周辺は、立派な家が立ち並んでいました。

急にそこを歩いてみたくなったので、植物園を出たところで別れることにしました。エリオットさんは、帰りの電車のことを心配してくれましたが、路線図を持っているので、ひとりで大丈夫と伝えました。

日本で一番広いと言われている、名古屋の東山動植物園が、合せて60ヘクタールあるのに対し、キューガーデンは120ヘクタールあります。

温室や、ハスの池は、ほんの一部だったようです。ロックガーデンもあったのに、見ずに出てしまいました。惜しいことをしました。

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