88グリーンビートル

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和風ロックガーデン

2016年09月15日 | 日記
ロックガーデンの一部を和風に


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沖縄から帰ってすぐ、溶岩をつかったロックガーデンの庭つくりを始めました。

庭の敷地の大半は防草土で仕上げ、周囲は溶岩のロックガーデンにします。その一部に水鉢を配しました(工事途中の写真)。格好のウッドデッキがあり、そこで野点を楽しむことができます。




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沖縄の庭園 (2)座喜味城址

2016年09月12日 | 日記
座喜味城址(世界遺産)


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今回の旅で一番行きたかったところです。

沖縄の歴史はよく知らないのですが、琉球王国になる前は、各地に豪族が勢力をふるっていたようで、そのため敵を防ぐための、石垣をめぐらした城づくりがなされていたようです。日本で言えば、城つくりが盛んになる戦国時代より100年近く前の足利将軍の頃になるので、石積みは沖縄の方が早かったのでしょうか。そのように思えば、沖縄に点在する多くの城跡が世界遺産になっていることが、わかるような気がします。









座喜味城の石垣は、高台をぐるっと大きく囲むように造られています。そして、その石垣の一か所だけに小さなアーチの石門があります。

敵が、その石門を突破するか、あるいは石垣をよじ登って中に侵入すると、そこは広場になっていて、その奥にまた同じような石垣と、アーチ門があります。草と木でできたお城はその中にあったようです。





ここが好きで、これまでに4回訪れました。いつ来ても、誰もいないので、(たまたまだと思いますが)、広い城跡は、いっそう広く見え、異国にきたような雰囲気を漂わせています。

(中城城にもどる)


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沖縄の庭園 (1)ビオスの丘

2016年09月10日 | 日記
ビオスの丘


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沖縄中部の丘陵地帯に広がる「ビオスの丘」。

亜熱帯植物が散策路を覆いかぶさるように繁っています。





散策路の途中に、オオタニワタリや、モンステラに囲まれて記念写真をとる場所がありました。これはいいアイデアだと思いました。私たちの家の庭でも、そういった写真スポットを意識して、庭つくりをするのは、いかがでしょうか



丘の周囲には、川を思わせる巨大な池があります。天上からみると、その形が龍のようなので「大龍池」といいます。私は、遊覧船に乗りましたが、カヌーで好きなところを回遊することもできます。





池の畔には、ヘゴや、リュウキュウマツが繁り、ちょっとしたジャングルの川を遡行しているような体験ができました。次回は、ぜったいカヌーです。





最初はつるで編んだように見せかけるフェンスか何かそういうものだと思っていましたが、触って、よくよく見ると生きた植物でした。ベンジャミンのような木を、鳥かごのように、丁寧に細かく編んでありました。家の屋根は、葉をそのまま茂らせて、刈り込んであります。苗を植えつけてから、何年たつとこのような家になるのかなと、感心することしきりでした。

(ビオスの丘にもどる)

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庭師のブログ (14) 沖縄一人旅

2016年09月07日 | 日記
(第14話) 沖縄一人旅


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昨年1月に沖縄に行った。それから1年8か月、また出かけた。



今回は一人で行った。庭師仲間に声をかけようかと思ったが、安い費用で行こうと思うと、2カ月くらい前から予約しておかないといけないので、つい一人で申し込んだ。

一回行くと、様子が分かるので、次回行くときは、ここに行こうとか、色々計画が立てられる。もう一度見たいところもある。事実、今回帰ってきたばかりなのに、また行きたくなった。

旅のスタイルは、基本的には、ハワイ旅行(ハワイガーデニングの旅)と同じで、余分なお金と時間をつかわない一人旅を前提にしている。

今回の旅は、少しだけ欲張った計画を立てた。

本来の目的は、次の3つである。

名古屋の気候に順応できる熱帯植物が、沖縄ではどのように植栽されているか、見て歩くこと。
次に、琉球石灰岩を使った沖縄の石垣から、デザインや、技術を勉強させてもらうこと。
3つ目は、まだ、訪れてない場所、ビオスの丘、ガンガラーの谷、識名園(世界遺産)を見ることである。

それに加えて、少し欲張った計画というのは、ネーネーズの居酒屋ライブである。本来なら夜はその日のまとめでいそがしいのだが、泡盛と、島唄の誘惑には勝てない。

昼間しっかり歩いたので、夜の部は、タクシーに乗る。

行先を告げると、

「ネーネーズのフアンですか」 と運転手は言った。字で書くと標準語だが、抑揚が沖縄言葉で、遠くに来ているのだなと思う。

「ええ、でも昔のネーネーズですけどね」 

そこから話が弾んだ。年配の運転手さんも、初代のネーネーズが忘れられないようだった。 確かに人を虜にしてしまう歌声だった。

蛇足ながら、毎年私どもが伺う庭のお客さんの中に、民謡の先生がおられる。何しろ先生だから、日本のどの民謡でも歌い、教えることができる。ひまがあるとCDを聞いておられる方だけど、沖縄民謡だけは別だとおっしゃった。あの絞り出すような声は、小さいころから歌っていないと出せない声なのだそうだ。民謡の先生でも歌えない。

ライブを満喫して、例によって最後はカチャーシーをみんなで踊って終わった。

カチャーシーは手をひらひらさせて、足踏みしていればいいと思っていたが、どうしてどうしてあれでなかなかむつかしいのである。

ホテルの帰り道、教わった指笛を試しながら歩いた。時折“ピーー”と甲高い音が口からでた。指の位置と舌の位置と、息の吹き加減やいろんなものが偶然一致した時に“ピーー”と音がでるようだ。

どうやら、指笛の才能はありそうだ。



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