TRAVEL RECORD OF BIG-HAPPY

平成24年9月、退職したのを機会に、始めた旅行記です

〔国内-13〕 奈良南部・高野山 紅葉旅行

2014年11月15日 | 国内旅行
2014年 (平成26年) 11月12日(水) ~ 14日(金) 2泊3日

 11月26日 12月22日 写真を数枚追加しました

今回は以前から行きたいと思っていた奈良南部への紅葉旅行。好天の確認をして、いつもの様に直前にネットで宿探し。
紅葉シーズンを迎え満室の所が多く探すのに苦労したが、飛鳥路の橿原 (かしはら) ロイヤルホテルに2連泊に決定。

1日目 12日(水) 天候:雨後曇り時々晴れ  三重・香落渓から室生寺・長谷寺を見た後、飛鳥路の名所へ。


AM 5:25 小雨が降る中、妻・母を乗せ車で自宅を出発。長良川の堤防を下って、東名阪自動車道:桑名東 IC から南下、
名阪国道へ入り道の駅:伊賀で休憩後、上野 IC から上野名張バイパスを通って名張市の西蓮寺ダム湖に AM 8:30 到着。
ここより上流約 8 km の間は、高い岩壁と紅葉で有名な香落渓 (かおちだに)。 上流に行くほどきれいに色づいている。

雨上がりの低い雲が有って高い所は霞んでしまって… 晴れていたらもっときれいに見えるだろうと思うと…

柱状節理の岩壁は、高い所は 200 m 位の高さが有るようです


AM 9:10 ここから山の中の道 81 号線から 28 号線を走って、室生寺(むろうじ)に AM 9:55 到着
奈良時代末期、天皇の勅命により創建されたこの寺は、女人を禁制した高野山に対して
女性にも参詣を許したことから「女人高野」として親しまれた有名なお寺でもある

御朱印   宗派 : 真言宗室生寺派大本山

室生川の赤い橋と川岸の紅葉が重なってとってもきれい

山門の周りのもみじは、木によって緑の葉が残っているが、かなり色づいている

国宝の本堂、内部には御本尊の如意輪観音菩薩像が安置されている

本堂のすぐ左奥、国内最小の高さ (16.1 m) の国宝の五重の塔  本当にかわいい感じです

真っ赤になる前のこんな色が、1番きれいに思える

AM 10:55 28 号線から 165 号線で桜井市の 長谷寺(はせでら)に AM 11:20 到着
清少納言が 「枕草子」 に記したように、平安時代から観音信仰の霊場として有名なお寺
境内には 7,000 株のボタンが有る「花の御寺」としても知られたお寺

御朱印   宗派:真言宗豊山派  関係寺院三千ケ寺を有する総本山 

門前通りから仁王門に至る長い参道。

仁王門の奥の本堂につながる登廊(のぼりろう)  399 段の階段も長くて… 何度か休んで…

登廊を登りきった所に有る鐘楼  その向こう側に本堂が見える

昭和 29 年、戦後の日本で初めて建てられた五重塔で 「昭和の名塔」 と言われている

広い境内の中の石垣と長くて白い塀 左手前の柿の木は半分程葉を残している 

遠くの山の黄色の大きな木は、いちょうの木かな?

高台から見える仁王門と右上の奥の院。 全山で紅葉が始まっている

PM 0:45 昼食後、桜井市内の安倍文殊院(あべもんじゅいん)へ PM 1:10 到着
西暦 645 年、安倍一族に依って創建された寺院で、安倍仲麻呂・安倍清明の陰陽道の源流の寺として有名

御朱印   御本尊 : 日本最大の文殊菩薩 ( 国宝・快慶作 ) 

本堂の廻りには合格祈願の絵馬がいっぱい  内部には獅子に乗った文殊菩薩の御本尊が祀られている

池の上の金閣浮御堂 陰陽道の秘宝が展示収納されている

PM 2:10 車で約 7 分、すぐ近くの聖林寺(しょうりんじ)へ移動
観音堂には、国宝に指定された天平彫刻の最高傑作といわれる十一面観音菩薩が祀られている。(木心乾漆像)

御朱印    御本尊:子安延命地蔵菩薩(大きな石仏)    

高台に有る小さなお寺、ここから遠くに見える町並みもすばらしかった

丁度この時期、秘蔵のマンダラ図展が公開されていた

PM 2:50 車で約 10 分、又近くの談山神社(たんざんじんじゃ)へ移動
中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鐘子(後の藤原鎌足)が曽我氏打倒の密談をしたとされる場所で
「大化の改新談合の地」として有名な場所で、この神社の名前にもなっている

御朱印    御祭神:藤原鎌足公

広い境内ににつながる長い階段が見えている。 途中休みながら… 頑張って…

階段を上がった所に有る舞台造りの拝殿 この付近のもみじは まだ緑いっぱい

鎌足の長男と次男が、父親を弔うために建てた木造の十三重塔(室町時代)

「関西の日光」とも呼ばれる関西有数の紅葉の名所。 数日後にはもっときれいになると思われる


PM 3:40 今日1日多くの所を見て廻り、歩き疲れてホテルに向かって出発。PM 4:10 到着。

近鉄線:橿原神宮前駅のすぐ横、大きな橿原(かしはら)ロイヤルホテル
夕食はおいしい中華料理、料金は少々高かったけれど、温泉も有り大満足

1日目  走行距離 219.2 ㎞


2日目 13日(木) 天候:晴れ時々曇り  吉野山から高野山を廻ってホテルへ


AM 8:55 ホテルを出発し、高取町:高取山の中腹にある壺阪寺(つぼさかでら)へ AM 9:10 到着
西暦 703 年に創建された真言宗のお寺

御朱印   御本尊 : 眼病平癒に霊験あらたかな十一面観音菩薩座像 

境内には重要文化財の三重塔などの古い建物に混じって、昭和になって造られた多くの石仏が有る

高さ 20 m の大観音立像と 大涅槃像の石仏 

総高 15 m の壺阪大仏、石の白さでもみじの赤が際立って見える

この季節にはたくさんのもみじの紅葉がきれいだが、初夏にはやまぶきやつつじが咲き誇る花の寺になる

AM 10:00  日本一の桜の名所:吉野山に向かって出発。 AM 10:30 山の入り口の吉野神宮に到着
明治 22 年、明治天皇により創建された神社

御朱印    御祭神 : 後醍醐天皇

鳥居の前の大きなもみじの木が、きれいに色づいていました

遠目には真っ赤に見えるもみじも  近くで見ると下の方にはまだたくさんの緑の葉が残っている

吉野山:下千本あたりの紅葉。 薄いピンク色に見えるのが桜の木です。 そんな季節にも見てみたいな…

AM 11:00  中腹の金峯山寺(きんぷせんじ)に到着
本堂の蔵王堂は東大寺大仏殿に次ぐ大堂で、堂内には大きな3体の本尊:蔵王権現像が祀られている。

御朱印   役行者が約 1,300 年前に創建した修験道の根本道場 

駐車場から長い急な坂道を約 30 分、やっと寺の入り口の仁王門に到着。疲れた…

境内の庭のもみじは丁度見頃で、たくさんの人が写真を撮っていました

長くて白い塀と紅葉がマッチして、絵になるように思えて撮ってみたけれど…

PM 0:10  吉野山を車で1周後、169 号線・京奈和自動車道に入り、橋本市の慈尊院(じそんいん)に PM 1:00 到着
弘法大師が高野山を開く際に山のふもとに創建され、大師の母親が亡くなるまで暮らし、祀られているお寺

御朱印

女人高野として信仰され、世界遺産にも登録されている

PM 1:25  高野山へ向かって 370 号線の曲がりくねった細い山道を走り PM 2:10 到着。
この日の午前中の観光に時間が掛かりすぎて、予定よりかなり遅れてしまった。
この広い高野山を短時間で廻ることは不可能で、駐車場の近くの食堂で遅めの昼食を食べながら情報収集。
その結果、弘法大師が祀られている奥之院へはタクシーに乗車し PM 3:00 到着。

御朱印

奥之院近くの織田信長の供養塔を見てから、大師御廟にお参り

PM 3:45  奥之院からタクシーで戻り金剛峰寺(こんごうぶじ)に到着。

御朱印

高野山真言宗の総本山。 末寺四千ケ寺、一千万信徒の信仰の中心となっている

西暦 1,593 年、秀吉が母親を弔うために建立

高野山全体が杉や檜の緑が多い中 一生懸命自己主張しているように見える?もみじの木

壇上伽藍へ続く蛇腹の道の紅葉。 ネットの情報では見頃は過ぎたとなっていたが、見事な色になっていた

時間が少なく急いで廻って PM 4:30 ホテルに向かって出発。 480 号線から京奈和自動車道を走り PM 6:10 到着
この日の夕食は日本食、種類も量もたくさん有ってまずまずの味だった

2日目  走行距離 157.9 ㎞

3日目 14日(金) 天候:晴れ  ホテルの近くを観光してから、自宅へ帰宅。


AM 9:00  ホテルをチェックアウトし、165 号線で葛城市の當麻寺(たいまでら)へ AM 9:25 到着
真言宗・浄土宗2つの宗派を奉じる珍しい寺院

御朱印    御本尊 : 極楽浄土の様子を織り上げた大きな當麻曼荼羅図

天平時代~平安初期に創建された本堂・東塔・西塔は、国宝となっている

創建当時の東西両塔が現存しているのは、奇跡的な事で日本でもこの寺だけだそうだ

AM 10:05  行きに来た道を戻り、ホテル近くの橿原神宮(かしはらじんぐう)へ AM 10:30 到着

御朱印    明治 23 年創建、初代天皇とされる神武天皇とその皇后を祀る神社   

神宮の境内の北側は、大きな神武天皇陵となっている

緑いっぱいの中で1本だけ赤くなっていた。これもきれいに見えていいかも…

AM 11:00 すぐ近くの飛鳥寺(あすかでら)へ移動 AM 11:15 .
西暦 596 年、蘇我馬子が発願し建立された、日本最初の本格的な寺院

御朱印    宗派 : 真言宗豊山派   御本尊 : 釈迦如来座像    

現在は小じんまりとした境内だが、飛鳥時代には今の 20 倍以上の規模だったようだ

日本最古と言われている高さ3mの御本尊:飛鳥大仏、この寺だけは写真撮影が許されている

AM 11:35  同市内の大神神社(おおみわじんじゃ)へ AM 12:00 到着

御朱印   日本で最も古い神社の一つで、山(三輪山)を御神体とし、本殿を持たず鳥居も古い形式を残している

酒と薬の神として厚い信仰を集めており、この日も奉納された樽酒が振る舞われていた

PM 0:35  この旅行の最後の訪問地:天理市の長岳寺(ちょうがくじ)へ PM 0:50 到着
西暦 824 年、弘法大師が大和神社の神宮寺として創建した寺院で、花と文化財の寺として親しまれている

御朱印    宗派 : 高野山真言宗   

本堂前の紅葉に囲まれた池に写った大きな屋根
今月1ケ月間、寺秘蔵の大地獄絵図が公開されていて、住職のユーモアあふれた説明を聞くことが出来た

PM 1:50 寺を後にして 169 号線を北上、天理インターから名阪国道に入り、伊賀 SA で遅めの昼食後
伊勢自動車道・東名阪自動車の桑名東インターから長良川の堤防道路を通って、PM 5:40 自宅に無事到着

3日目    走行距離 206.7 ㎞
3日間合計  走行距離 583.8 km

この3日間で、又たくさんのお寺や神社を廻ったが、いつもせっかく遠くまで来たのだからと、つい多くの予定を考えてしまう
特にこの飛鳥路には、高松塚古墳やキトラ古墳・石舞台・藤原京跡など、数多くの名所旧跡が有る
時間の都合もあり、すぐ近くを何度も行き来しながら、立ち寄ることが出来なかったのが、少し残念に思えた

紅葉めぐりは、ピークには少し早かったが、十分にきれいな紅葉が見られ、満足している
この次は来年暖かくなってから、又どこかへ行こうかな…

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