今季,オオヨシキリの声を最初に聞いたのが,4月27日,蕪栗沼でだった。
伊豆沼では,5月4日のこの日が初確認。
当然,慣らしから始まって,徐々に調子が出てくるものと思いきや,いきなり,フルスロットル。
ギョギョシ,ギョギョシ,・・・,と,アクセルを床まで踏みつけていた。
しかも,さえずり飛翔のような行動も,見られた。
連続写真で飛び上がるところ。
もう1回。
次の写真は,後ろ向きだが,口を開けてさえずっているのがわかる。
さえずり飛翔をするのは、ヒバリやセッカ,オオセッカ,オオジシギ,ノビタキなど。
これまで,オオヨシキリのさえずり飛翔は見た記憶がない。
さえずり飛翔,というより,感極まって,飛び上がってしまう,という感じかもしれない。
オオヨシキリは,さえずり始めて調子が出てくると,どんどん上に登っていくが,上に登り詰めると,それよりさらに上に行きたそうに,上を見上げているショットがいくつかあった。
次の写真は,最初の連続写真の前のショット。
実際に飛び上がる直前の表情だ。
この子,今,どんな気持ちで,どんな状態でいる?
心わくわく,ズキズキで,体がはじけそう?
この直前に行った蕪栗沼では,姿も見せず,ヨシ原の中でさえずっていたが,ここの子たちは違った。
この日,ここのオオヨシキリは,ブレーキ効かずのアクセル踏みっぱなしの感じ。
しかも,この一角の4~5羽だけだった。
もしかすると,来たばっかりだからこその,競争だったのかもしれない。
青森や北海道など,北の方は,コヨシキリの割合が増えて,オオヨシキリが少なくなってくるが,こちらでは,オオヨシキリが優勢で,この声は,欠くことのできない夏の風物詩。
それが,今,届いて,ここでは,いきなりフルスロットル。
(2024/05/04 オオヨシキリ)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます