雑記帳(新居)

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他が弱すぎ

2007-01-31 02:10:16 | テニス
なんだこれはいったい…
S Williams-usa d. Sharapova-rus(1) 6-1 6-2

他が弱すぎ!!
って北の湖理事長でなくても言いたくなるわな。
全米オープンから年明けまでまともに試合をしていなかった選手に、あっさりとグランドスラムをとられるとは。いくら絶頂時のセレナは桁違いに強かったといえ。
くる大会もくる大会も決勝はヴィーナス対セレナしかなかった、あの時代に戻るなど考えたくもない。
シャラポワは、4Rズボラネワ・QFチャクベタゼと対戦で競り合いが続いたところをものにして、準決勝でキムに圧勝したところまではよかったのだが。
今回全豪オープンは、中日の日曜にモーレズモ・デメ・クズネツォワが相次いで敗退と突然の大荒れ。トップドローは有力選手がすべて順当に残る一方で、ボトムドローはセレナ以外に目立った実績のある選手がいないというきわめて偏った大会になってしまった。

無風だった前半で最も驚いた試合といえば、シャラポワの初戦(フランスのPinとの対戦で6-3, 4-6, 9-7の大苦戦)だったわけだが、このあたりの記事を読んだ最初の感想は
主催者はアホですか??
ということである。試合開始からまもなく35℃を超える猛暑、直射日光の当たるコートでは40℃をはるかに超えたという。センターコートの試合なのに、どうして途中で試合を中断して屋根を閉めて空調を入れるということをしなかったのだろうか?そのようなことはしないという規則なのだろうが、もし脱水症状とか熱射病でシャラポワに万一のことがあったらどうするつもりだったのか??勝った負けた以前に、無事に試合が終わってよかった。

将来的に、ツアーの大会数を減らし上位の大会にトップ選手が確実にそろうようにしようという制度変更が行われるようだ。確かにテニスツアーはシーズンが長すぎて休養が少なすぎると思うが、このような危険な条件での試合をなくすなど、大会の数を減らす以前にやるべきことはたくさんあるはずだ。まして、シャラポワという特別な存在がいる現在、縮小均衡があるべき方向とは思えない。テニスに興味のない人が相手でもシャラポワの名前を出せば話が通じるのだ。このような選手がいつもいるわけではない。
たとえば、フィギュアスケートのグランプリシリーズよろしく、10大会のティアI大会にトップ10選手を5人ずつ割り当てるくらいでいいと思う。トップ選手がほぼ全員そろうという前提にそもそも無理がある。

この大会、前半は猛暑で中断か雨で中断かばかりで、こうなるともう少し気候のまともな時期にするしかないのかとも思う。全豪は近年40℃を超えるような熱波がとにかく多いという記憶がある。これも地球の温度上昇のせいなのか。昼間は40℃を超えても夜になると急激に温度が下がって最低気温は20℃そこそこ、これは砂漠の気候である。