雑記帳(新居)

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難しい電源選び

2006-04-30 23:58:32 | MyPC
今週末に久しぶりに秋葉原に出かけた。
ゴールデンウィーク入りということもあって、多くのショップで特売品が用意されている。そのうちいくつか目星をつけ、予定した特売品は全てget成功した。その時点ではまだ朝の11時にもなっていない。
ところがその後、電源をどれにするか延々と悩み、結局電源を含めてこの日の買い物を全部終わったのは夜の7時近くになってしまった。(あれこれと悩んだのは電源だけではなかったのだが)

最近の電源は12Vが2系統になっているため選び方が難しい。結論は、マシンの用途がはっきりしないと電源も選べないということだ。
それも、電源は現在のマシンだけで使うものではなく、将来も考えなければならないから難しい。特に、今購入する電源は、Windows Vista世代のマシンを余裕を持って稼働させることが必須だ。Vistaの新しいUIは、3D描画の負荷が俄然大きくなる。つまり高性能のグラフィックボードを駆動させることも前提としなければならない。
12Vの1は各種ドライブあるいはマザーボード、PCI Expressボードが使い、12Vの2はCPUである。消費電力の高いCPUを使う場合は12Vの2の容量に余裕があることが必要であり、SLIとかするのなら12Vの1が重要である。さらに大容量のものでは、12Vが3系統または4系統というものがあり、もうわけがわからない。12Vが1系統のもの(あるいはcombinedなどと呼ばれるモードがあって+12V1系統にあわせられるもの)であれば悩まずにすむけれども、そのような電源はサーバー向けあるいはゲーマー向けの高価なものしかない。

もちろん、電源はケチってはいけないパーツであることは重々承知である。しかし、将来はPCの規格がどのように変わるか見当がつかない。だからあまり高価な電源を買うのも二の足を踏んでしまう。過去の例では、Pentium 4 / Athlon 64以降、CPUが12V(それより前は5V)を使うようになったということがある。それ以前の電源はいくら高価で強力なものであっても流用が難しい。(かつてサーシャで使っていた電源を流用して当面しのぐことも考えたけれども、結局断念した)

意外と見所のあったフェド杯 (JPN vs. SWI)

2006-04-28 23:46:18 | テニス
先週末に行われた試合なのだが、やっとゆっくり見ることができた。
予想外に見所の多い対戦となった。スイスの4選手は全員がジュニア世代、世界ランクを持っている選手はBacsinszky1人だけ。まして日本ホームの開催だから、勝負になるとは思えなかった。正直なところ「ナメとるのか」とさえ思ったくらいである。しかしその予想はいい意味(?)で外された。スイスの若手選手は予想以上に強打で反撃し食らいついてきた。ついでに言えば、かわいい選手も多い!?

シングルスの第3試合を除いて、いずれの試合も同じような展開となった。第1セットは経験の差か粘りの差というところで日本の選手が次第に流れをつかんで、最終的には大きなリードで奪う。それで日本選手があっさりと勝つのかと思いきや、そうはならない。第2セットは例外なくスイスの若手の反撃を受けて、セットを落としてしまう。そして第3セットになると、スイス選手にミスも増えて、日本の選手が難なく奪う。
# 録画のミスの関係でまともに見られたのはシングルス第2~4試合の3試合

シングルス第2試合は杉山とVogeleという選手の対戦。練習を見ている限りBacsinszkyよりも格下という話だったけれども、試合開始からVogeleがいきなり6ポイントを連取、場内も一瞬静かになった。特にサーブは到底ランクなしの選手とは思えないもので、威力もあるしぎりぎりのコースをついてくる。(あのサーブ、エレーナ姫にほしいぞ…)ストロークもフォアもバックも力がある。
第1セット序盤は、杉山は様子を見ながらという感じだったけれども、次第にVogeleの攻撃に慣れてきたのだろう、それを拾って返すようになりVogeleにミスが増えて、リードを広げた。ところが、第2セットは、杉山に大切な場面でミスが出たこともあり、Vogeleがさらに打ちまくって押し切ってしまう。しかし、第3セットは序盤からVogeleにミスが続いて杉山の一方的な展開になった。
とはいえ、VogeleにはBacsinszky以上に驚かされた。しかもとても可愛い!まずはサーブが魅力である。ほとんどフラットの強打一本槍のように見えたが、試合途中、ドロップショットだのロブだの見せた場面もあり、全く技を持っていないわけではない。それをどこで使えば効果的かがまだわからないのだろう。解説の評価も一貫して高く、磨けばどこまで強くなるかわからないと言っていた。
Vogeleはそれでも世界ランクなし。ジュニアのランクはあるけれども、それすら世界トップというわけではなく、70番台である。女子テニスの世界は恐ろしいものだと感じさせる一戦でもあった。
# ちなみに今大会の観戦で、「ジュニアのランク」なるものを初めて調査した

さて、唯一展開が違うシングルス第3試合は、浅越とBacsinszkyの対戦だった。この試合は、最初から最後までBacsinszkyのバックの強打が炸裂、浅越にほとんど何もさせずにBacsinszkyが勝ってしまった。Bacsinszkyは「左右に振れば何とかなる」「精神的に波がある」という話だったけれども、この試合では左右に振られてもカウンターショットをねじ込んできたし、波も全くなかった。「嘘だろうおい」の連続になった。

第4試合は中村とRinerという選手の対戦となった。なぜ前日杉山相手に粘ったVogeleを出さないのか、と不思議に思われた。第1セットを見る限り、あまりにも力の差がありすぎ、全く試合にならないと思われた。少なくとも、BacsinszkyとかVogeleは「勝負にならない相手」ではなく、日本が力を出し切らないと大変なことになるという印象だった。
ところがこの試合ですら、前日の2試合と同じ展開になってしまう。第1セットはストロークが続いたら全く勝負にならなかったのに、第2セットには、Rinerは中村に左右に振られてもついてくるようになった。Rinerはわずか1セットで大きくレベルアップしたように見えた。
昔ながらのRPGを思い出してしまった。さしずめリーナちゃんの大冒険(?)。主人公は最初は極端に弱く、すぐに虐殺される寸前になって町に逃げ帰ってくる。ところが、それを繰り返しているとすぐにレベルアップして、いつの間にかボスにも勝てるようになる。
そして第3セットも、第1ゲームの中村のサービスでブレークポイントがRinerにあった。これを取られたら、まさか大逆転で最終ダブルス突入かとさえ思われる場面だった。そのブレークポイントをしのぎ、それ以降はようやく中村がペースをつかんで勝利。これで日本対スイスの対戦全体としても日本の勝ちが確定した。しかし、またしても第1セットには予想もしない展開になった。

次のフェド杯ワールドグループプレーオフでは、日本はオーストリアと対戦する。ランクからいえば、今度も日本が勝って当たり前の対戦だ。しかし、オーストリアにもジュニアの有望選手がいる。Bacsinszkyと大差ない世界ランクで、ジュニアのランクではVogeleよりかなり上である。全く油断ならないということである。

ロシア女子テニス update 06/4

2006-04-27 23:36:51 | テニス
1ヶ月も間が空いてしまったので、とりあえず決勝の結果などupdateします。

Miami
(12) Svetlana Kuznetsova (RUS) d. (4) Maria Sharapova (RUS) 64 63

Amelia Island
(1) Nadia Petrova (RUS) d. (3) Francesca Schiavone (ITA) 64 64

Charleston
(2) Nadia Petrova (RUS) d. (3) Patty Schnyder (SUI) 63 46 61

Fed Cup 1R
Belgium defeated Russia 3-2 in Belgium
マイアミは、直前のインディアンウェルズに続いてロシア勢どうしの決勝となり、今度はクズネツォワの優勝。シャラポワは3月のビッグイベント連続の優勝はならなかった。インディアンウェルズのシャラポワ優勝も9ヶ月ぶりだったけれども、今回のクズネツォワの優勝は、2004年全米優勝直後のバリの大会以来だから、実に1年半ぶりということになる。これで復活のきっかけをつかめるだろうか。

4月に入って、ペトロワが、伝統のアメリカグリーンクレーの大会を連勝。これで実に5大会連続でロシア勢の優勝となった。しかもそのうち3大会がペトロワ優勝。昨年11月、リンツで初優勝をつかむまではとても長かったのだが、それ以降はまさに「堰を切ったように」勝ちまくっている。エレーナだけがヘタレでは寂しいので無理矢理ヘタレ次女扱いにしてしまったけれども、この勢いではGS優勝も間近に感じられる。

Fed Cup 1R
Belgium defeated Russia 3-2 in Belgium
R1 - E.DEMENTIEVA (RUS) def. K.CLIJSTERS (BEL)
6-4 6-3
R2 - J.HENIN-HARDENNE (BEL) def. N.PETROVA (RUS)
6-7(2) 6-4 6-3
R3 - K.CLIJSTERS (BEL) def. M.KIRILENKO (RUS)
6-1 6-4
R4 - J.HENIN-HARDENNE (BEL) def. E.DEMENTIEVA (RUS)
6-2 6-0
R5 - M.KIRILENKO / D.SAFINA (RUS) def. K.CLIJSTERS / J.HENIN-HARDENNE (BEL)
7-6(4) 7-5

もともとロシアの不利は予想された対戦だったけれども、やはり、クレーでエナンとキムは強すぎた。
絶好調のペトロワがエナンに敗退、しかも2時間半を超える激闘で負けたのが決定的だったと思われる。それで消耗し尽くしたのか、ペトロワは翌日のキムとの試合に出場できず、代わりにキリレンコの起用になったけれどもやはり歯が立たなかった。
デメはキム相手にシングルスでは唯一の勝利を挙げたけれども、アウェー、それもレッドクレーでエナン相手には勝負にならなかった。負けるときはあっさりと負けるのがデメだ。
ベルギーのランクが低いと、今年のような困ったことが発生するので、今年きちんと優勝して早くランキングを上げてください(笑)
今年のフェド杯は、フランスも1回戦で敗退。前年の決勝で対戦した両チームがいずれも1回戦負けという大波乱の展開となった。フランスの場合、ピエルスとゴロヴァンが故障で欠場というのがとにかく致命的で、今シーズン不調のデシーを出さざるを得なかった。この2人のどちらかが好調なら、スキアボーネはともかくペネッタ相手は何とかできたと思うのだが。