雑記帳(新居)

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五輪第3日 柔道など

2012-07-30 03:43:00 | スポーツ
柔道男子66kg級の準々決勝、日本の海老沼と韓国選手との試合で、

延長で日本側が有効→副審と協議して有効取り消しになる→試合続行→延長でも決まらず旗判定になる→韓国側の旗が三本上がって韓国が勝つ→場内総ブーイング→審判が全員ジュリーに呼ばれて小言言われる→旗判定やり直し→まさかの白三本で日本の勝ち→総拍手

というわけで、旗判定が覆るなんて前代未聞だ。
旗判定で最初に韓国に旗3本上がったときは、筆者も凍り付いたし、場内大ブーイング。異様な雰囲気だった。海老沼自身も場内のお客さんに勝たせてもらったとインタビューで話していたが、実際観客が一番よくわかっていた。もちろんジュリーの方もよくあれをひっくり返したものだ。

しかしこの日曜日の柔道の試合は、ジュリーからいろいろ指示が出たり、ビデオ判定を確認する場面がとにかく多かった。海老沼のはどう見てもおかしかったが、それ以外にも審判のレベルにいささか疑問符がつく。

さて中村のほうなのだが、2回戦で、金メダルを獲得した北朝鮮の安に敗退した。これも技ありなのか有効なのか微妙なところだったのだが。(いったん中村も技ありと判定されたが、それが有効に格下げされた)
ただしここで言及したいのはその点ではなくて。実力から言えば、本来、中村と安がこれほど早いラウンドで対戦するはずはない。ところが、安は北京五輪以降3年、全く国際大会に出ていない。直近になって、ランキング対象となる最小ぎりぎりの3大会だけエントリーしてきた。そのため、ランキングが極端に低く、それが原因で中村と早いラウンドで当たることが可能となってしまった。
女子テニスのファンにとっては、これはどこかで何度も見たことだ。セレナとかキムクリとか、何回この手の迷惑ノーシードでビッグタイトルをかっさらっていったことか。しかし柔道でもこのようなことが、それも4年に一度の五輪で起きてしまった。

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女子ホッケー、日本もう少し守り固めたいな。35分ハーフの前半30分でもう0-4
イギリスとオランダとの対戦は力の差があることはわかっているので、大量失点は避けたいのだが。(もちろん、オランダとイギリスが格上)
昼間見たオランダとベルギーの試合、ベルギーがかちこちにゴール前を固めているのでオランダがなかなかそれを破れず、先制点まで33分かかった。(結果は3-0オランダ)

栗原が岡山へ移籍

2012-07-12 00:55:00 | バレーボール
バレーボール・プレミアリーグ女子の岡山シーガルズは11日、2004年アテネ、08年北京両五輪代表のアタッカー、栗原恵(27)の入団が決まったと発表した。14日に岡山市内で入団記者会見を行う。
栗原が岡山に入団=バレー女子

個人的には、木村のトルコ移籍よりもこちらの方が仰天の度合いが大きい。栗原が国内復帰するにしても、移籍先として岡山はおよそありそうにないと思えた。岡山のチームカラーを考えるに、その中に栗原が入ることを全く想像できなかった。
しかし、岡山は、サイドに高さのあるアタッカーが不在で最も苦しんできたチームであることも確かだ。、ブロックでしつこくマークされると結局打つ手が尽きてしまう。その中で栗原が戦力として上手く機能すれば非常に面白い形になりそうだ。

今回シーズンオフは、五輪開催年のせいか、例年になく移籍・勇退が激しいように思える。このチームは来季どうなるのだろうか、と思うような大きな戦力変更が多い。

木村沙織、トルコリーグへ

2012-07-11 00:37:00 | バレーボール
バレーボール女子、プレミアリーグの東レは10日、ロンドン五輪日本代表のエース木村沙織(25)がトルコ1部リーグのワクフバンク・スポーツクラブに移籍すると発表した。
木村沙織 トルコ1部の強豪へ移籍「自分自身に一番驚いてます」

しばらく前から噂は流れていたものの、ソースが不明だったのであまり信用していなかった。これはやはり仰天だ。

今では、トルコリーグに世界で最もレベルの高い選手が集まるようになっている。だから木村がトルコに渡るのは必然だと思うし、どこまで通用するのか、どきどきわくわくだ。(少し前まではイタリアのセリエが最もレベルが高かったのだが、今ではイタリア以外の有名選手はほとんど集まらなくなってしまった。要するにお金の問題だと思うが。)ワクフバンクはその中でも毎年優勝を争う強豪かつ名門チームの1つだ。
ところで、トルコリーグの情報を集めるのは大変だ。(昔ほどではないかもしれないが)トルコとかロシアの場合、あのへんてこなアルファベットと格闘しなければいけない時点で、敷居が格段に高くなる。集計の精度も、以前は悪かった。集計の精度が高いのは日本とイタリアで、そこから離れれば離れるほど急激に落ちていた。

一方、東レは来シーズン以降どうするのだろうか。木村の穴に見合う選手を獲得するのは、資金的にももちろん、それ以外のいろんな意味でも非常に難しいだろう。

レースランキング(ウィンブルドン終了)

2012-07-08 11:14:00 | テニス
ウィンブルドン終了時点で、年末ツアー選手権出場を争うレースランキング(今季のみの獲得ポイント)は以下のようになる。(括弧内は出場大会数)

現時点で4位のセレナまで当確と判断する。5位のケルバーも出場の可能性は高い。残りは3枠だが、昨シーズンまでと違うのは、下位選手の急激な追い上げの可能性が大きく低下していることである。アザレンカ、シャラポワ、ラドワンスカ(+クビトバ、ケルバーあたり)に上をがっちり固められるためである。
下位選手に追い上げのチャンスがあるとすれば、北米ハードコートの前半戦、スタンフォード・サンディエゴ・モントリオールまでだろう。五輪を挟む関係で今シーズンは変則のスケジュールになり、最上位の選手が多数の欠場、あるいは出場しても調子が上がらないことが見込まれるためである。(五輪はサンディエゴとモントリオールの間で、モントリオールは五輪の翌週。また、スタンフォードがウィンブルドン翌週いきなり)

Race Singles (As of July 9, 2012)

item11. Victoria Azarenka 6945 (11)
item12. Maria Sharapova 6820 (10)
item13. Agnieszka Radwanska 5567 (14)
item14. Serena Williams 4520 (9)
5. Angelique Kerber 4070 (14)
6. Sara Errani 3291 (14)
7. Petra Kvitova 3091 (11)
8. Samantha Stosur 2722 (14)
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9. Li Na 2471 (11)
10. Marion Bartoli 2223 (15)
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11. Caroline Wozniacki 1978 (13)
12. Ana Ivanovic 1827 (12)
13. Kaia Kanepi 1659 (11)
14. Maria Kirilenko 1601 (14)
15. Kim Clijsters 1590 (8)
16. Julia Goerges 1547 (15)
17. Dominika Cibulkova 1510 (16)
18. Lucie Safarova 1383 (15)
19. Roberta Vinci 1357 (17)
20. Yanina Wickmayer 1353 (16)


セレナのサーブパフォーマンス比較

2012-07-08 02:48:00 | テニス
セレナは、今回ウィンブルドンで、1試合でのサービスエース、1大会通算サービスエースの両方とも記録を更新した。1大会通算の従来の記録は、2010年にセレナ自身が優勝したときに打ち立てたものだった。その2010年と2012年のサーブの数字を比較すると、以下のようになる。
サービスエースの絶対数は2012年が多いが、エースの割合で見ると2010年のほうが上回っている。2010年は序盤から全開で終盤も一方的な試合続きだった。今回は、序盤はスロースタート、3回戦4回戦ともつれた試合が続き、そして最難関と思われた準々決勝・準決勝で最高のパフォーマンスに仕上げてきた。特に、準決勝のアザレンカ戦エース24本は、繰り返しになるが「人外」だ。
圧倒的な強さという観点では2010年のほうが上だったが、あまりにも強すぎて逆に記憶が薄い。今回2012年のほうが、大会全体の流れもできており、いかにもセレナらしく印象に残る戦いのような気がする。

2010
-- #Ace/#Srv Ratio
R1 15/42 35.7%
R2 9/51 17.6%
R3 19/43 44.2%
R4 19/74 25.7%
QF 11/50 22.0%
SF 7/69 10.1%
F 9/50 18.0%
Total 89/379 23.5%

2012
-- #Ace/#Srv Ratio
R1 3/50 6.0%
R2 10/44 22.7%
R3 23/98 23.5%
R4 12/84 14.3%
QF 13/61 21.3%
SF 24/71 33.8%
F 17/80 21.3%
Total 102/488 20.9%