もう少しクビトバの話題で引っ張ってみる。
ウィンブルドン優勝以降、いろいろとクビトバに関するニュースが報道されている。いくつかの情報からすると、どうもものが違うらしいのだ。
(あまり書くと本当にほめ殺しになりそうなので書きすぎたくはないが)
まず一つ目。英国Independent紙の記事。
http://www.independent.co.uk/sport/tennis/skodadriver-kvitova-makes-fast-progress-to-conquer-sharapova-2306313.html
クビトバが、プロのテニス選手を目指し、本格的なクラブ・コーチの元で練習を始めたのは、16~17歳のときだという。それまでは、毎日、学校の授業が終わった後に1時間の練習で、練習環境も質素なものだったらしい。そこからウィンブルドン優勝まで、わずか5年ということだ。だから、年齢ではなくテニスの経験で言えば、ウォズニアッキやアザレンカに比べればもちろん、年少のパブリュチェンコワあたりとよりも短いはずである。
二つ目は、Oracene Williams(ウィリアムズ姉妹の母)のツィッターで、本年の1/29に次のようなツイートがある。
http://twitter.com/#!/Oracene
(これは、現役で姉妹以外で偉大な選手は、というような質問への回答らしいが、レスの元記事が消えているので、文脈は今となってははっきりとわからない。)
ウォズニアッキとかアザレンカの名前を出さず、"she (Kvitova) is the future if she stay healthy"と言い切っている。
1月末なので、クビトバがベスト8だった全豪オープンの直後である。この時点で、これを真に受けるファンはほとんどいなかった。しかし、クビトバは、この直後から、パリインドア、マドリード優勝と急速にステップアップし、得意とは思えないレッドクレーでも優勝のリーナからセットを奪い、そしてウィンブルドンで圧巻の優勝。(注: マドリードでの優勝はあるが、マドリードのレッドクレーはやたらと速く、他のレッドクレーと同じには考えにくい)
改めて慧眼に感服させられたという話である。グランドスラムシングルスだけで20冠の姉妹の母親だ。選手の素質を見抜く眼はそれだけ確かなはずだ。
ところで、クビトバを最初に見たときは、ピエルスに近いと思っていたけれども、力みがなく、強打しているように見えなくてとんでもない強打を放つのは、むしろダベンポートを思い起こさせる。(tennisforumではしばしばダベンポートと比較されている)芝やインドアの高速コートを得意とする点でも、ピエルスよりはダベンポートに近いようだ。
ウィンブルドン優勝以降、いろいろとクビトバに関するニュースが報道されている。いくつかの情報からすると、どうもものが違うらしいのだ。
(あまり書くと本当にほめ殺しになりそうなので書きすぎたくはないが)
- プロを目指し、本格的なテニスのレッスンを始めて、わずか5年でウィンブルドン優勝
- テニス界のQueen Motherが、クビトバが女子テニスの未来だと信じている
まず一つ目。英国Independent紙の記事。
http://www.independent.co.uk/sport/tennis/skodadriver-kvitova-makes-fast-progress-to-conquer-sharapova-2306313.html
クビトバが、プロのテニス選手を目指し、本格的なクラブ・コーチの元で練習を始めたのは、16~17歳のときだという。それまでは、毎日、学校の授業が終わった後に1時間の練習で、練習環境も質素なものだったらしい。そこからウィンブルドン優勝まで、わずか5年ということだ。だから、年齢ではなくテニスの経験で言えば、ウォズニアッキやアザレンカに比べればもちろん、年少のパブリュチェンコワあたりとよりも短いはずである。
二つ目は、Oracene Williams(ウィリアムズ姉妹の母)のツィッターで、本年の1/29に次のようなツイートがある。
http://twitter.com/#!/Oracene
(これは、現役で姉妹以外で偉大な選手は、というような質問への回答らしいが、レスの元記事が消えているので、文脈は今となってははっきりとわからない。)
ウォズニアッキとかアザレンカの名前を出さず、"she (Kvitova) is the future if she stay healthy"と言い切っている。
1月末なので、クビトバがベスト8だった全豪オープンの直後である。この時点で、これを真に受けるファンはほとんどいなかった。しかし、クビトバは、この直後から、パリインドア、マドリード優勝と急速にステップアップし、得意とは思えないレッドクレーでも優勝のリーナからセットを奪い、そしてウィンブルドンで圧巻の優勝。(注: マドリードでの優勝はあるが、マドリードのレッドクレーはやたらと速く、他のレッドクレーと同じには考えにくい)
改めて慧眼に感服させられたという話である。グランドスラムシングルスだけで20冠の姉妹の母親だ。選手の素質を見抜く眼はそれだけ確かなはずだ。
ところで、クビトバを最初に見たときは、ピエルスに近いと思っていたけれども、力みがなく、強打しているように見えなくてとんでもない強打を放つのは、むしろダベンポートを思い起こさせる。(tennisforumではしばしばダベンポートと比較されている)芝やインドアの高速コートを得意とする点でも、ピエルスよりはダベンポートに近いようだ。