雑記帳(新居)

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ウィンブルドンのドロー

2006-06-25 06:00:09 | スポーツ
ウィンブルドンのドローをざっと見てみる。
第一印象として、実力上位と思われる選手が極めてバランス良く分散している。かなり「ろくでもない」ドローだった全仏に比べると、偏りは全くと言っていいほど見あたらない。このドローからは、実力上位・人気上位の選手を順当に残すという意図が強く感じられる。
ちなみに、今回のFIFAワールドカップも、欧州および南米のサッカー大国、あるいはスーパースターのいるチームを順当に残す、という意図が極めて強い大会となっている。判定もその方向に引きずられているようだ。前回の日韓大会で、優勝候補と目された国が次々と1次リーグで敗退し波乱が多すぎた「反省」をふまえてのことなのだろう。
全仏のドローのレビューと同様、ドローを4分割して、第1シードの山を最初に、第2シードの山を最後という順番で進める。
ドロー自体は公式サイトを参照
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/draws/ws/

1/4
モーレズモは準々決勝まですんなりと勝ち上がりそう。
今大会一番読めない要因はヴィーナスである。芝で勢いに乗ったらヴィーナスを止められる選手はいない。その一方、ミス連発で下位相手に早々と自滅する可能性もある。

2/4
シャラポワにとっては準決勝までは比較的楽なドローといえそうだ。準決勝まで進むと、モーレズモまたはヴィーナスと予想される対戦はどちらにしても極めて勝ち目は薄いが。準々決勝に勝ち上がるもう一人は、シード順通りならディメンティエワなのだが、デメが途中でこけたらそのデメを破った選手がそのままきそうだ。

3/4
ここもまた波乱要因が見あたらない。準々決勝でヒンギスとエナンの対戦が実現すれば面白い。ここの上半分は、ランクはシュナイダーが最上位だが、シュナイダーは芝適性ゼロ(過去最高成績は3回戦、去年も初戦敗退)なのでヒンギスが勝ち上がるべきところだろう。この配置は絶妙である。

4/4
わずかにきな臭さが漂うのはここかもしれない。全仏で準決勝進出を果たしたバイディソバがここに入っている。バイディソバのサーブと強打は、芝のコートではレッドクレー以上に破壊力を増しそうだ。順当なら4回戦でクズネツォワと対戦、それを突破するとクリステルスとの対戦となるけれども、全仏のときの勢いが出ればクズにとってもキムにとってもかなり危険な相手だ。

さて、デメは上記ドローの2/4の下半分になる。しかし、初戦がミルザ、2回戦は順当ならショーネッシーと、極めて厳しい対戦。1コケ2コケの危険があまりにも高すぎる。
もし勝ち抜ければ、3回戦4回戦のほうがむしろ楽そうだ。3回戦は順当ならリホと対戦、4回戦はシード順通りならスキアボーネだがスキアボーネもシュナイダーと同じく芝適性なしなので、誰が上がってくるかわからない。

サッカー動画2題

2006-06-25 05:56:52 | スポーツ
YouTubeでサッカーの動画をいろいろ見てみた。気になったもの2つ

日本対ブラジルの一戦で2点目のミドルを決めたJuninho Pernambucanoのスーパーゴール集。あのミドルは全く回転しないボール、途中で急に落ちたり逆に曲がったりするので、キーパーにとっては対応が至難らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=b9f2H0qdT2U
化け物だ。

こちらはあり得ないミス集。最初から2番目に堂々柳沢登場。3年前のセネガルとの親善試合での一場面。「後半」「セネガル1-0日本」の字幕が読める。
http://www.youtube.com/watch?v=EBt4T6BHbR8

これでは100年たっても勝てるわけはないよな。

(無題)

2006-06-15 21:15:21 | スポーツ
勝ち試合より負け試合のほうが学ぶことが多いと言うけれども、ニワカ視聴者にとっても、負け試合のほうがふだん見えないものがいろいろ見えてくる。これまでたまっていたマグマが一気に吹き出したかのようだ。

「今からでもジーコを首にしてオシムを呼べ」とコメンテーターが発言したとたん中継打ち切りには笑った。
http://www.youtube.com/v/Xu8krVhyozw
日本のサッカーはいい意味でも悪い意味でも他の競技に比べて自由がある、なんとなくそのような印象があったが、実際は言論統制はここまで厳しいものか。

今大会は世界との差を思い知らされる大会になる。全く勝ち目のない状況でも「とにかく日本を応援しよう」、負けても「感動をありがとう」とかなるのでは、実力も人気も低落に向かうだろう。筆者にとっては見慣れたことだが、他の競技における失敗を繰り返すだけだ。

初戦でいきなり終戦

2006-06-13 03:34:02 | スポーツ
ワールドカップ日本代表初戦、ここまで守備が機能せず一方的に攻められるとは、唖然としてしまった。確かに経過は、後半39分まで1対0日本リードだった。しかし、オーストラリアに攻められてピンチの連続という記憶しかない。
筆者はサッカーについては全くの素人だから、まだ「冷めている」けれども、この日をひたすら待ち続けてきたファンがこんな試合を見せられたら、その落胆と怒りはどれほどのものか、察するにあまりある。
前半の先制点はオーストラリアのキーパーの判断ミスに助けられたもので、下手すれば豪キーパーに対するファウルをとられた可能性もある。正直、あのゴールが決勝点にならなくてむしろよかったと思う。(ただし、後半に日本がPKをもらえるべき場面でもらえなかった誤審も指摘されており、ジャッジの観点ではプラマイゼロか)それに対し、先制されるまでに川口は「神」レベルのセーブを4回もしている。だから1対5とか1対6でも不思議はなかった。被弾したシュートは20本うち枠内12本、これではクロアチアとかブラジル相手には10点くらい取られそうだ。
フリーでシュートを打つチャンスは日本もたくさんあったと思うが、なぜか全然枠にいかない。結局「普通に点数がとれそうな」シュートは1本もなかったわけで…あり得ない。
後半オーストラリアの攻撃は長いボールをゴール前中央に放り込んでくる形が多かったと思う。ヒディンク監督はこれが効果的だと見抜いたのだろうし、日本DFにも問題があるのだろうが、同じパターンで何度となくピンチを作られても何ら有効な手を打てなかったジーコが最大の問題だろう。
最近の親善試合はあまり見ていないけれども、アジア予選では、これで勝てていいのかと疑問に感じられた。結局、しかるべき過程を経ていないとこのような結果になるのだろう。

アンゴラとかコートジボワールとか「謎の」初出場の国でも、もっと見所多い試合をしていると思う。アンゴラなど、試合開始直後は全く地に足がついていない感じで「やばすぎる」と思ったが、結果は、その浮き足立っていた開始直後に奪われた1失点だけだった。

P.S. アフリカの審判団と聞いた時点で少し心配になったが、やはり怪しかったと思う