ウィンブルドンのドローをざっと見てみる。
第一印象として、実力上位と思われる選手が極めてバランス良く分散している。かなり「ろくでもない」ドローだった全仏に比べると、偏りは全くと言っていいほど見あたらない。このドローからは、実力上位・人気上位の選手を順当に残すという意図が強く感じられる。
ちなみに、今回のFIFAワールドカップも、欧州および南米のサッカー大国、あるいはスーパースターのいるチームを順当に残す、という意図が極めて強い大会となっている。判定もその方向に引きずられているようだ。前回の日韓大会で、優勝候補と目された国が次々と1次リーグで敗退し波乱が多すぎた「反省」をふまえてのことなのだろう。
全仏のドローのレビューと同様、ドローを4分割して、第1シードの山を最初に、第2シードの山を最後という順番で進める。
ドロー自体は公式サイトを参照
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/draws/ws/
1/4
モーレズモは準々決勝まですんなりと勝ち上がりそう。
今大会一番読めない要因はヴィーナスである。芝で勢いに乗ったらヴィーナスを止められる選手はいない。その一方、ミス連発で下位相手に早々と自滅する可能性もある。
2/4
シャラポワにとっては準決勝までは比較的楽なドローといえそうだ。準決勝まで進むと、モーレズモまたはヴィーナスと予想される対戦はどちらにしても極めて勝ち目は薄いが。準々決勝に勝ち上がるもう一人は、シード順通りならディメンティエワなのだが、デメが途中でこけたらそのデメを破った選手がそのままきそうだ。
3/4
ここもまた波乱要因が見あたらない。準々決勝でヒンギスとエナンの対戦が実現すれば面白い。ここの上半分は、ランクはシュナイダーが最上位だが、シュナイダーは芝適性ゼロ(過去最高成績は3回戦、去年も初戦敗退)なのでヒンギスが勝ち上がるべきところだろう。この配置は絶妙である。
4/4
わずかにきな臭さが漂うのはここかもしれない。全仏で準決勝進出を果たしたバイディソバがここに入っている。バイディソバのサーブと強打は、芝のコートではレッドクレー以上に破壊力を増しそうだ。順当なら4回戦でクズネツォワと対戦、それを突破するとクリステルスとの対戦となるけれども、全仏のときの勢いが出ればクズにとってもキムにとってもかなり危険な相手だ。
さて、デメは上記ドローの2/4の下半分になる。しかし、初戦がミルザ、2回戦は順当ならショーネッシーと、極めて厳しい対戦。1コケ2コケの危険があまりにも高すぎる。
もし勝ち抜ければ、3回戦4回戦のほうがむしろ楽そうだ。3回戦は順当ならリホと対戦、4回戦はシード順通りならスキアボーネだがスキアボーネもシュナイダーと同じく芝適性なしなので、誰が上がってくるかわからない。
第一印象として、実力上位と思われる選手が極めてバランス良く分散している。かなり「ろくでもない」ドローだった全仏に比べると、偏りは全くと言っていいほど見あたらない。このドローからは、実力上位・人気上位の選手を順当に残すという意図が強く感じられる。
ちなみに、今回のFIFAワールドカップも、欧州および南米のサッカー大国、あるいはスーパースターのいるチームを順当に残す、という意図が極めて強い大会となっている。判定もその方向に引きずられているようだ。前回の日韓大会で、優勝候補と目された国が次々と1次リーグで敗退し波乱が多すぎた「反省」をふまえてのことなのだろう。
全仏のドローのレビューと同様、ドローを4分割して、第1シードの山を最初に、第2シードの山を最後という順番で進める。
ドロー自体は公式サイトを参照
http://www.wimbledon.org/en_GB/scores/draws/ws/
1/4
モーレズモは準々決勝まですんなりと勝ち上がりそう。
今大会一番読めない要因はヴィーナスである。芝で勢いに乗ったらヴィーナスを止められる選手はいない。その一方、ミス連発で下位相手に早々と自滅する可能性もある。
2/4
シャラポワにとっては準決勝までは比較的楽なドローといえそうだ。準決勝まで進むと、モーレズモまたはヴィーナスと予想される対戦はどちらにしても極めて勝ち目は薄いが。準々決勝に勝ち上がるもう一人は、シード順通りならディメンティエワなのだが、デメが途中でこけたらそのデメを破った選手がそのままきそうだ。
3/4
ここもまた波乱要因が見あたらない。準々決勝でヒンギスとエナンの対戦が実現すれば面白い。ここの上半分は、ランクはシュナイダーが最上位だが、シュナイダーは芝適性ゼロ(過去最高成績は3回戦、去年も初戦敗退)なのでヒンギスが勝ち上がるべきところだろう。この配置は絶妙である。
4/4
わずかにきな臭さが漂うのはここかもしれない。全仏で準決勝進出を果たしたバイディソバがここに入っている。バイディソバのサーブと強打は、芝のコートではレッドクレー以上に破壊力を増しそうだ。順当なら4回戦でクズネツォワと対戦、それを突破するとクリステルスとの対戦となるけれども、全仏のときの勢いが出ればクズにとってもキムにとってもかなり危険な相手だ。
さて、デメは上記ドローの2/4の下半分になる。しかし、初戦がミルザ、2回戦は順当ならショーネッシーと、極めて厳しい対戦。1コケ2コケの危険があまりにも高すぎる。
もし勝ち抜ければ、3回戦4回戦のほうがむしろ楽そうだ。3回戦は順当ならリホと対戦、4回戦はシード順通りならスキアボーネだがスキアボーネもシュナイダーと同じく芝適性なしなので、誰が上がってくるかわからない。