Stosur def. Dementieva 6-3, 4-6, 6-1
今回のタイトルは、ディメンティエワがローランギャロス3回戦で敗退した後のインタビューの言葉である。
ディメンティエワを初めて見てから9年。今年に入ってから、筆者は「デメを見すぎた人」になっているが、
「これは再起不能かもしれない」
と今回ほど深刻に感じたことは初めてだ。
繰り返しになるのだが、単にミスが続いて負けているというのではなく、打球に威力が全く感じられない。ストロークで相手を追い込むことが全くできないのだ。途中までラリーで主導権を握っているように見えても切り返し一本で簡単に形勢を逆転される。
言うまでもなくエレーナの生命線はベースラインでの打ち合いでの強さだ。特に、2004年から06年東レPPO優勝の頃は異常とさえ言えた。だからこそ、ダブルフォルト15本以上連発しながら勝った試合が数え切れないほどある。
今回のローランギャロス3回戦については、このままでは負ける可能性が高いと思っていた。ストーサーは、デメが好調できていた全豪の3回戦でも苦戦した相手だ。1回戦は予選上がりでランク200位くらいの選手との対戦だったが、第1セットは1-3と先にリードされてから逆転、第2セットはただ一度のブレークを生かして何とか逃げ切りだった。2回戦のドキッチ戦、ドキッチの涙の途中棄権の試合は、どう見ても完全にデメが負けていた試合だ。そして3回戦でもその内容はよくならなかった。
今回のタイトルは、ディメンティエワがローランギャロス3回戦で敗退した後のインタビューの言葉である。
ディメンティエワを初めて見てから9年。今年に入ってから、筆者は「デメを見すぎた人」になっているが、
「これは再起不能かもしれない」
と今回ほど深刻に感じたことは初めてだ。
繰り返しになるのだが、単にミスが続いて負けているというのではなく、打球に威力が全く感じられない。ストロークで相手を追い込むことが全くできないのだ。途中までラリーで主導権を握っているように見えても切り返し一本で簡単に形勢を逆転される。
言うまでもなくエレーナの生命線はベースラインでの打ち合いでの強さだ。特に、2004年から06年東レPPO優勝の頃は異常とさえ言えた。だからこそ、ダブルフォルト15本以上連発しながら勝った試合が数え切れないほどある。
今回のローランギャロス3回戦については、このままでは負ける可能性が高いと思っていた。ストーサーは、デメが好調できていた全豪の3回戦でも苦戦した相手だ。1回戦は予選上がりでランク200位くらいの選手との対戦だったが、第1セットは1-3と先にリードされてから逆転、第2セットはただ一度のブレークを生かして何とか逃げ切りだった。2回戦のドキッチ戦、ドキッチの涙の途中棄権の試合は、どう見ても完全にデメが負けていた試合だ。そして3回戦でもその内容はよくならなかった。