雑記帳(新居)

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歴史の証人になった!(ゴールデン・セット)

2012-06-30 23:37:00 | テニス
Shvedova def. [10]Errani 6-0, 6-4
なのだが、第1セットはただのベーグルではない。「ゴールデンセット」、1ポイントも相手に与えず、6ゲーム全てをラブゲームで奪ったのだ。http://www.wimbledon.com/en_GB/news/articles/2012-06-30/201206301341065849025.html
Wikipedia(英語版)によると、これは男子のプロテニスツアーでは1度あるが、女子ではオープン化以降初めての、とんでもない記録だ。
この試合はライブストリームでしっかり見ていた。(ただし、最初の1ゲームくらい見逃したが)まさに歴史の証人になった気分だ。これは筆者の生きている間に二度と起きるだろうか。また、再び起きるとして、その試合を見られる可能性がどれくらいあるのか。まず二度とないチャンスを見逃さなかった。

ところで、シュベドワについて、6年前にこんな試合もあったらしい。
Frazier def. Shvedova 1-6 6-0 6-0 @ 2006 Memphis
上記のようなスコアなのだが、シュベドワは、第1セットの5-0 40-0までの23ポイントを全て奪っており、ゴールデンセットまであと1ポイントに迫っていたらしいのだ。
歴史的な大記録を逃して、試合も第2セット以降1ゲームも取れずに逆転負けというのもなんともはやだが、それから6年後に再びチャンス、しかも今度こそ達成したのだから、さらに劇的だ。

さて、シュベドワはフォアバック両方の強打と強烈なサーブと巧みなネットプレーを持ち合わせており、これで芝で上位進出できなかったら、その方が不思議だ。

パーフェクトストームへ?

2012-06-29 01:18:00 | テニス
今大会、完全に想定外の展開が多発しており、パーフェクトストームに近づきつつある。

シャラポワ対ピロンコバ、前日中断した試合を再開したわけだが、正直シャラポワにとってものすごく悪い予感はした。ようやくマリアのペースになったと思われたところで日没順延、しかも再開したこの日は強風の吹き荒れる天候だったからだ。案の定、ダブルフォルトの連発とドライブボレーのミスで、開始直後のサービスゲームを落とした。その後は両者ブレークポイントすらなくキープが続いて、第2セットもタイブレークに入ったが、そのタイブレークではシャラポワのサーブが全く入らず3連続ダブルフォルト。肝心の所でダブルフォルトを連発、みすみすセットを献上してしまった。
第3セットはマリアのミスがなくなり、一方ピロンコバのサーブが逆に入らなくなったこともあって、マリアの一方的なペースとなった。なんとベーグルでマリアが第3セットを奪って、苦労しながらも勝ち進んでいる。
特に中断前の内容は非常に濃い試合で、明らかに2回戦にはもったいない対戦だった。

さて、バルトリが予選上がりのルチッチに負けたとはどういうことだ。前日までにも番狂わせが複数発生しているが、「想像の斜め上」の度合いが違う超特大の番狂わせだ。13年前の遠い昔、猛打でウィンブルドンベスト4まで進出したあのルチッチだ。まだ選手生活を続けているが、ツアーではなくほとんど下部大会を回っており、今大会も予選上がりである。そのルチッチがまさかの大金星を挙げた。

ウィンブルドン2012(3日目まで)

2012-06-29 01:16:00 | テニス
全仏のときにも同じ言い方をしたが。大会前の予想からして危ない気配のした箇所で波乱が起きているのだが、それが明らかに予想を超えた形になっている。

まずヴィーナス…1回戦負けはちょっと寂しすぎる。やはり引退も近いのか。

ストーサーの早期敗退は想定内だが、その相手が、ウィンブルドンでは1回戦を突破したことがなかったアランチャルスとか、想像の斜め上過ぎる。ところで、ルスはすごくきれい(^^)
ストーサーは、自分が有利と思われていて変に競り合うと、見事なまでに縮こまってしまう。直近で言えば先日の全仏の準決勝とか、2010年の全仏の決勝とか。一方、下馬評で不利と言われているときには予想以上の力を出したりする。2011年の全米オープンの決勝、対セレナのときはまさにそうだったし、2010年全仏の勝ち上がり、エナン・セレナ・ヤンコビッチと優勝候補を次々撃破したのもそうだ。

リーナも同様。早期敗退の危険もあるとは思っていたが、トップ50に入っておらずしかも芝を得意としないシルステアに敗退とは、完全に想定外だ。リーナは夜間とか屋内の試合に弱いらしく、曇りでしかも日没近くまで試合が強行されたのは不利だったかもしれない。

シャラポワは2回戦でピロンコバとの対戦になったが、想像以上に厳しい試合だ。ピロンコバのカウンターからの展開に対しシャラポワが何もできないまま、序盤3ゲームをピロンコバが奪う。以降も先手はピロンコバにとられていた。5*-6 0-40の3連続セットポイントとなった場面では、完全にこのセットは終わったと思った。
しかし、シャラポワ、この1本を落としたら負けという場面で集中力が一気に上がるのはさすがの一言だ。第8ゲーム、第10ゲームも含めて、合計5回のセットポイントをしのいで、タイブレークで逆転。
第2セットはシャラポワが先にブレークし、7-6(3) 3-1のシャラポワリードの場面で、日没順延。


2012ウィンブルドンのドロー出ました

2012-06-23 00:14:00 | テニス
ようやく、今季の主要大会で初めてと言っていいくらい、シャラポワとセレナ・クビトバが反対側の山に入った。ボトムハーフが幾分激戦区の印象があるが、比較的バランスのとれたドローと思われる。
さて、今大会、前哨戦に全く出ない上位選手が多いこともあって、優勝候補の名前を挙げるのが難しい。今季の成績、過去の実績(特に芝で)を考慮して、三つ星といえるのはシャラポワだけだが、現在のシャラポワにとって、芝のコートで勝つのが最も難しいと思われる。相手のサーブを上からたたいてリターンで優位に立つのが、全仏での勝ちパターンだったが、球足が速くバウンドの低い芝では容易にはその形にならないだろう。
全仏オープンの後にも書いたが、今季は、前哨戦できっちり勝った選手しか本番でも勝てない、という流れになっている。少なくとも、前哨戦で早期敗退した選手は、クビトバ含め優勝の可能性はほとんどないと思っている。
1/8
シャラポワにとっては、セレナとは反対側の山に入ったとはいえ、なかなかの厳しいドロー。まず2回戦での対戦がほぼ確実のピロンコバが最初の関門。3回戦はおそらくラザノ。4回戦は誰が来ても危険は少ないと思われるが、QFは、ケルバー、クリステルス、マカロワあたりの誰になっても容易な対戦ではない。厳しい試合が予想されるラウンドとそれほどでもないラウンドが交互にあり、やっかいなドローでもある。

2/8
ここの台風の目はなんと言ってもクリステルス。さらに、今季大躍進で安定感のあるケルバー、芝では強いマカロワ、若手最有望のMcHaleと入っている。優勝に絡むとまではいえないが、誰が勝ち上がるのか予想が非常に困難な激戦区である。

3/8
2回戦でいきなりラドワンスカ対ヴィーナスという対戦がほぼ確実。ラドワンスカが勝つ可能性は高いと思われるが、クレーとは勝手が違うのも確かだ。この対戦で勝った選手がそのままベスト4まで進出する可能性が高い。前哨戦のバーミンガムで優勝したウダンは、ベスト16まで残るかもしれない。

4/8
芝での有力者が少なく勝ち上がりの候補を挙げられない泥沼区画。あえて言えば、リーナが最有力ではあろう。ストーサーが芝では全く役に立たないのは周知の事実。
森田はここに入っているので、またまたまた大チャンスドローなのだが、それを毎回生かせない。

5/8
順当ならセレナが勝ち上がるに決まっているのだが、とにかく最近のセレナの場合、問題は自分自身の中にあるので、読めない。セレナ本来のテニスができれば、シャラポワだろうがクビトバだろうがアザレンカだろうが、特に芝のコートでは問題にする相手ではない。しかし全豪でも全仏でも、自滅のような形で予想もしない相手に敗退している。3回戦のジェンジーとの対戦あたりが特に要注意。

6/8
全豪オープンの後、クビトバは不安定なパフォーマンスが続いている。全仏でもベスト4には進出したものの、50位以内の選手と一度も対戦しなかったもので、内容はとうてい納得できない。しかし、ほかに芝で力を発揮しそうな選手も見当たらず、よほどのことがなければベスト8には進むだろう。準々決勝でセレナとの対戦となったら勝てそうにはない。

7/8
昨年ウィンブルドンでベスト8に入ったバルトリとPaszekがこの区画に入った。ウォズニアッキ対Paszekは1回戦最大の注目の対戦。さらにVinciもいる。バルトリが勝ち上がる可能性が最も高いと思われるが、芝での実力者揃いの最大激戦区。

8/8
アザレンカにとって、ベスト8進出まで問題はないだろう。しかし、準々決勝以降は至難の対戦が続くことが見込まれ、優勝はきわめて困難と思われる。順当に進んだ場合、QFバルトリ、SFセレナ、決勝シャラポワとの対戦が予想される。
伊達はこの区画に入ったが、初戦に勝てば2回戦はおそらくイバノビッチと対戦。何とも微妙。

あえなく終了…

2012-06-10 15:08:00 | バレーボール
AUS 3-0 CHN (25-12, 25-20, 25-13)

この瞬間、男子バレーロンドン五輪のアジア代表枠はオーストラリアで確定。日本の五輪出場の可能性は断たれた。
振り返ってみると、オーストラリア・イラン・日本・中国の争いで星のつぶし合いになっていたところ、韓国に勝ち点1を取りこぼしたのが痛かった。(中国は韓国にフルセットで負けているが)
さて、本日の日本戦の中継はどうするのか。女子がシドニー五輪出場を逃したときのように、冒頭にいきなりオーストラリアが勝った場面を流すのか、それともあくまで望みが残っているようなふりをするのか。
男子の場合、もともと五輪出場は難しいと見込まれており、2004年アテネ五輪予選は7試合中5試合終了で終戦だったので、それよりはましなわけだが。
                Matches Sets            Points
    COD Pts GameWon LostWon LostRatio   Won LostRatio
item21 SRB 21  7   7   0   21   1  21.000  552 426 1.296
item22 AUS 15  7   5   2   15   8  1.875   527 470 1.121
3   IRI 11  6   4   2   13   9  1.444   527 470 1.121
4   JPN 11  6   4   2   13   9  1.444   502 482 1.041
5   CHN 11  7   3   4   13  14  0.929   575 599 0.960