雑記帳(新居)

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雑談

2012-08-26 20:53:00 | テニス
トップ選手があまり出場しない、あるいは出場しても調子が上がっていないタイミングを狙ってタイトルをかき集める選手を、vulture(ハゲタカ)と呼ぶことがある。それでグランドスラムも優勝すれば文句もないが、たいてい本番のグランドスラムでは早期敗退なので、しばしば軽蔑の対象とされる。
だいたいこの手のことをやるのは、守備力が高く安定して成績を上げられる選手で、昨年・一昨年のウォズニアッキ、今年ならラドワンスカがその代表格である。
ところがこの夏それをやったのはまさかのクビトバ。これまでの印象から言えば最もそのようなことをやりそうにない選手だ。

ラドワンスカは肩の故障の影響もあるのだが、攻略法を各選手に見切られている印象だ。下位選手でも、ラドワンスカをオーバーパワーしようとしてミス連発して自滅、という展開はほとんど見なくなった。ラリーをある程度続けてチャンスをうかがってから攻める。また、ラドワンスカに守備で粘られたらいったん真ん中のラリーに戻してしまう。ラドワンスカに先に手を出させる展開にする。そうすれば意外とミスも出るし、それほどすごい何かを仕掛けてくるわけでもない。落ち着けばほとんどの場合は対処できる。
昨年から一昨年のウォズニアッキと今年のラドワンスカは全く二重写しのようだ。去年夏以降、ウォズニアッキも、やはり同じように攻略法を見抜かれ、トップ選手としての命脈を絶たれつつある。(ウォズニアッキの場合、色恋沙汰などほかの理由はあるにせよ)

全米オープン ドロー出ました

2012-08-25 11:15:00 | テニス
今シーズンは、短すぎる芝シーズンは別として、前哨戦で好成績を挙げた選手がそのまま本番グランドスラムも獲るという形が続いている。とすれば、全米オープン優勝の有資格者は、まずリーナ、次いでクビトバ、ケルバーとなる。
それにしても、夏場の北米ハードコートで「死んでる」ほうの代表格だったリーナとクビトバが、US Open series(北米ハードコートの前哨戦の成績合計で決まる)のトップを争うとは、1年前には予想もつかなかったことだ。

発表されたドローも考慮して、優勝候補を挙げてみると、セレナ本命は動かないとして、この程度の格付けだろうか。
◎: セレナ
○: アザレンカ
▲: クビトバ
△: リーナ、シャラポワ、ケルバー(本来は、リーナは対抗、ケルバーは単穴でもおかしくないが、ドローの厳しさを考慮してこの扱い)

今回は、第1シードを上として2/8の山だけやたらと激戦で、それ以外は適度にばらけている、というか、その分波乱の気配のない区画が多い。
1/8
アザレンカは今回北米ハードコートの前哨戦にほとんど出場せず(1回出てきて初戦で途中棄権のみ)、調子が定かではない。それでもベスト8進出前にアザレンカを脅かしそうな選手は見当たらない。今回は波乱の気配の感じられない区画がやたらと多いが、その一つ。しかし、冒頭にも書いたとおり隣がやたらと激戦区ということもあり、準々決勝以降は困難な対戦の連続になりそうだ。

2/8
再三書いているとおり、今大会大注目の最大激戦区。前哨戦好調のリーナに加えて、過去3年間の優勝者であるキムクリとストーサーまでこの区画に集中してしまった。リーナとキムクリはなんと3回戦で対戦。しかも、キムクリが勝ち上がればストーサーへの相性はよいが、リーナはストーサーとの相性が悪いという相性の問題が、事態をさらに複雑にしている。

3/8
シャラポワも今回北米ハードコートの前哨戦を完全にスキップ、調子がどの程度のものか読めないのだが、シャラポワが本来の調子であれば無風区。ウダンはいるが3年前のウダンではないだろう。

4/8
クビトバは北米ハードコートの前哨戦で好調、昨年までの苦手意識はなくなったと思ってよいだろう。ここもほぼ無風区。4回戦でパブリュチェンコワとの対戦が見込まれ、もつれるかもしれないという程度。
最大の波乱要因はクビトバの疲労の蓄積かもしれない。順調に進めば5週間連戦、しかも前哨戦3週間全てベスト4以上(この記事の執筆時点で)で全く間をおかずに全米オープンに突入する。

5/8
ウォズニアッキは、直前のニューヘブンの準決勝で、膝の負傷で途中棄権。果たしてこの影響がどの程度あるものか。(少なくとも、該当の準決勝の試合では、プレーに影響があったようには見えなかった。)その影響がないとしてもウォズニアッキでは微妙なところだが、かといって他に勝ち上がりの候補も見当たらない。泥沼区画。
ウォズニアッキが勝ち上がるとしても波乱があるとしても、準々決勝でセレナに対しては歯が立たないだろう。

6/8
セレナにとっても基本的にイージーなドローと思われる。本気を出すのは準決勝から先でよさそうだ。優勝に向けては、準決勝でケルバーとの対戦となる可能性が高く、ここがおそらく最大の山場。前哨戦と同じ食らい方はしないだろうが、ケルバーは、実力ももちろんあるし前哨戦好調を維持してきたしセレナにとってやりやすい相手でもないだろう。

7/8
2回戦でケルバー対ヴィーナスの対戦となる可能性が極めて高い。ここでケルバーが勝てば、ケルバーがそのままベスト4まで進む可能性が高い。ヴィーナスの場合は満身創痍なので、ベスト8あたりから先は誰が相手でも厳しいかもしれない。

8/8
この山も、ラドワンスカが本来の調子ならラドワンスカの勝ち上がりは確実とみていいところだ。しかし、ラドワンスカは前哨戦から肩の故障を抱えており、この故障はプレーに重大な影響があった。リーナ相手にほとんどゲームも取れず2連敗、直前のニューヘブンでは初戦で途中棄権。これが短期間で完全に回復するとも考えにくい。ラドワンスカが早期敗退した場合は混戦になる。(チブルコバ、ビンチ、ヤンコビッチあたりがいるので、泥沼ではない。)ただし、いずれにしても準々決勝で勝てる見込みは低い(特に相手がケルバーとした場合)。

(無題)

2012-08-10 05:08:00 | スポーツ
日本が準決勝進出、対戦相手がブラジルに決まった後、解説者の論調を聞いていて気持ち悪くて仕方がなかった。そろいもそろって、ロシアならやりにくいが、ブラジルなら勝てるといった感じだったのだ。
ロシア相手ならちょっとしたはずみで(特にソコロワがいないときなら)何回か勝っていても、ブラジルにはどうあがいても一人二人ベストメンバーが外れていても歯が立たなかったのは、つい最近のことではなかったのか?
日本がブラジルに勝った2011年のワールドカップは、ブラジルはけが人続出でベストメンバーとはほど遠く、メダル獲得・五輪出場権確定はほぼ絶望の状態だった。それをまさか忘れたわけではあるまい。

だから、
「なわけないだろ!!」
と突っ込みたい気分だったわけだが、としても、もう少し試合になるかと思ったのだが。

最後の大山場

2012-08-10 00:33:00 | スポーツ
五輪後半に入って、休養日と山場の日が交互に来ている感じだ。そしてここでとてつもない大山場がきた。
女子サッカーの決勝と女子バレー準決勝、全く同じ時間だ。

現時点の筆者の録画設備は、地上デジタル2チャンネル、BSデジタル2チャンネルを同時に録画できる。地上デジタル3チャンネル重複の時間は何度かあり、そのたびに、各チャンネルの放送内容をにらみながらどれをあきらめるか頭をひねっていた。ところが、今夜は地上波だけでなんと4チャンネルブッキングの時間帯がある。(午前3時から4時頃にかけて)
TBSとNHK-BSの放送内容はかぶることがわかったので、TBSは無視してよいのだが、それでもなでしこと火の鳥ジャパンは完全に二者択一、どちらかを選んだらもう一方は生放送はあきらめることになる。
さらに最終手段。携帯ラジオを引っ張り出してサッカー中継を聞く。つまり、地上波の残り1枠は女子バレーで使う。

かたや現代のデジタル放送、かたや遙か昔からのAMラジオ、何とも奇妙なものだ。

半分終わった

2012-08-06 00:00:00 | スポーツ
さて、気がついてみれば五輪の半分終わってしまったわけで。そろそろ次を意識しなければならないことになる。
女子テニスのファンとしてはこれは大まじめな話で、翌週(8/6~12)は早くもモントリオール大会。つまり世間は五輪まっただ中でもう次の大会だ。(それも、下位の大会ではなく、プレミア5というトップ選手がほぼ全員出場必須のグレード)