今大会のシャラポワは、「このままではだめだ、負ける」と思われたまさにその瞬間に、プレーのレベルが一気に上がる。
シャラポワはそういう強さをなぜか持っている。これは経験を積んで得たものではなく、衝撃的なウィンブルドン初優勝の頃からそうだったと記憶している。
2回戦、地元の17歳のワイルドカード選手Garcia相手に、3-6 1-4(*)のビハインドとなった場面もそうだった。(その後実に11ゲーム連取の逆転勝ちだった)
(注)試合途中のスコアを表記する場合、ゲームカウントの*または(*)は、そのゲームでのサーバーを表す。(ゲーム完了時点のスコアの場合は、その次のゲームでのサーバー)
そして4回戦、順当にラドワンスカとの対戦となったが、この試合も、序盤はラドワンスカの守備力と、前後左右への揺さぶりのために、シャラポワは全く持ち味を出せなかった。ミスを連発し、1(*)-4 15-40で、セットポイントにほぼ等しいブレークポイント2本のピンチを迎えていた。
その場面で突然シャラポワが「目を覚ました」。これまでミスばかりだったストロークがぎりぎりに入るようになり、弾丸のようなウィナーも次々と決まった。
15-40から4ポイント連取、シャラポワが逆転で第6ゲームをキープ。次の第7ゲーム、5回のデュースにもつれたが、シャラポワがブレークに成功。このセットはタイブレークに突入したが、シャラポワが強打でタイブレーク7-4と押し切った。
第2セットは序盤はシャラポワが先行していた。ところが、このセットの中盤以降は、ラドワンスカも本来のプレーを取り戻す。多彩な展開とねばり強さが戻ってきて、逆転しセットポイントを迎えた。第2セットの第9ゲームでは、3(*)-5 15-40、第10ゲームには4-5(*) 0-40の場面があった。ところが、シャラポワはそのセットポイントをとらせない。第9,10ゲームでラドワンスカに合計5回のセットポイントがあったが、それを全て跳ね返した。試合の流れは一気にシャラポワに傾いた。シャラポワが4ゲーム連取、試合最後の14ポイントのうち13ポイントがシャラポワという一気呵成の逆転。7-6(4) 7-5のスコアでシャラポワが勝った。
シャラポワ対ラドワンスカという対戦は、互いに相手の持ち味を引き出す組み合わせになっており、面白い試合になる可能性が高い。今回の対戦もそれを裏切らないものになった。往年のダベンポート対ヒンギスを思い出させるものがある。この試合、2セットで、シャラポワのはWinner 47, Unforced Error 44、いずれもラドワンスカの4倍近くという派手さだった。(Winner 13, Unforced Error 12)
シャラポワはそういう強さをなぜか持っている。これは経験を積んで得たものではなく、衝撃的なウィンブルドン初優勝の頃からそうだったと記憶している。
2回戦、地元の17歳のワイルドカード選手Garcia相手に、3-6 1-4(*)のビハインドとなった場面もそうだった。(その後実に11ゲーム連取の逆転勝ちだった)
(注)試合途中のスコアを表記する場合、ゲームカウントの*または(*)は、そのゲームでのサーバーを表す。(ゲーム完了時点のスコアの場合は、その次のゲームでのサーバー)
そして4回戦、順当にラドワンスカとの対戦となったが、この試合も、序盤はラドワンスカの守備力と、前後左右への揺さぶりのために、シャラポワは全く持ち味を出せなかった。ミスを連発し、1(*)-4 15-40で、セットポイントにほぼ等しいブレークポイント2本のピンチを迎えていた。
その場面で突然シャラポワが「目を覚ました」。これまでミスばかりだったストロークがぎりぎりに入るようになり、弾丸のようなウィナーも次々と決まった。
15-40から4ポイント連取、シャラポワが逆転で第6ゲームをキープ。次の第7ゲーム、5回のデュースにもつれたが、シャラポワがブレークに成功。このセットはタイブレークに突入したが、シャラポワが強打でタイブレーク7-4と押し切った。
第2セットは序盤はシャラポワが先行していた。ところが、このセットの中盤以降は、ラドワンスカも本来のプレーを取り戻す。多彩な展開とねばり強さが戻ってきて、逆転しセットポイントを迎えた。第2セットの第9ゲームでは、3(*)-5 15-40、第10ゲームには4-5(*) 0-40の場面があった。ところが、シャラポワはそのセットポイントをとらせない。第9,10ゲームでラドワンスカに合計5回のセットポイントがあったが、それを全て跳ね返した。試合の流れは一気にシャラポワに傾いた。シャラポワが4ゲーム連取、試合最後の14ポイントのうち13ポイントがシャラポワという一気呵成の逆転。7-6(4) 7-5のスコアでシャラポワが勝った。
シャラポワ対ラドワンスカという対戦は、互いに相手の持ち味を引き出す組み合わせになっており、面白い試合になる可能性が高い。今回の対戦もそれを裏切らないものになった。往年のダベンポート対ヒンギスを思い出させるものがある。この試合、2セットで、シャラポワのはWinner 47, Unforced Error 44、いずれもラドワンスカの4倍近くという派手さだった。(Winner 13, Unforced Error 12)