またまた 珍しく 不人気なバイクをヤフオクで
発見
カワサキ Z750 スペクター ってバイクです
スペクターって名前が、エグいですけどね~
見た目のバランスは、やっぱりカワサキらしく
ワイルド
76年登場の、Z650より継承されて ゼファー750迄続いた
いわゆる、ザッパー系のエンジンをこのスペクターも搭載した
バイクなんですネ~。
SPECTRE 名前も、恐ろしげな名前ですが・・・
駆動系が、チェーンではなく、シャフトドライブってことも
影響してか、カワサキの不人気車の仲間入りしております。
当方 天ノ邪鬼ですので、そんな可哀想なバイクが一目で
気に入りまして、不人気車なら乗っている人も居ないだろうし
早速、出品者と即決交渉開始しました
出品時の画像です
7万円スタートでの出品で、バイクの状態説明には
「エンジンは調子良いけど、ミッションがダメ
シフトとせず・・・エンジン交換で、バッチリです」
みたいな感じでした
交渉の結果、7万円では無理でしたが、ちょいとUPの価格で
交渉成立
症状的には、エンジンは調子よく回り
異音なくして、ミッションが破損するようなことって
あまり考えられなかったので、多分簡単な箇所のトラブル
なんじゃないかなーっって、おおよその予測で一か八か
でしたが、万が一、ミッション破損ならば
エンジンは、Z系エンジンよりはるかに安いので
そん時は、エンジン換装でいきゃー良いってくらいの意気込み
・・・で
バイクが届いて 早速 疑わしき箇所の特定と
一緒に、メンテナンスもやっちゃいましょう
取り敢えず、クラッチ側の点検
プレートの張り付きや摩耗、スプリングの状態
クラッチ廻り各所の点検です。
特に、問題ある箇所見当たらず
まーー、でも綺麗なものでした~
一度、前のオーナー(出品者)さんも、ここを開けたんでしょうね
クラッチカバーのボルトは、全てユルユルでしたし
ガスケットも、途中剥がれていましたので・・・。
全て、問題ない、規定値内でございましたので
元に戻しましょう~
次に、一番疑わしい、ミッションからのアウトプット部です
シフトが入らない・・・、ということでしたから
こちらサイドが、かなり怪しいです。
この作業より先に オイルパンをハグって確認しましたが
もし、出品者の言う通り、ミッション自体が壊れていれば
下から覗けば、ある程度分かります
金属片や、その他の異常も無し
ミッション本体は、破損はしておりませんでした
そこでOUTPUTを確認していきます
スペクターは、チェーン駆動ではなくシャフトドライブ。
チェーンドライブとの長所の比較では
シャフトドライブは、ノーメンテナンスという謳い文句ですが
それは、単純にチェーンを張り直したりのメンテが不要
というだけで、実際には、この様な修理や、メンテの際には
カバーを開けるまでは、まー誰でも出来るのですが
その中の、アウトプット心臓部に辿り着くまでが
大変面倒な、作業工程なのです
チェーンドライブでは、スプロケカバーに当たる
これは、何って言うのでしょうか?
パーツカタログには、ギアカバーって書いてますが・・・
まーー、そのギアカバーを外した状態がこれ
でも、実は、このシャフトドライブの修理というか・・
バラしと、組み直しは、以前 このブログでも紹介した
KZ1000ST で、一度体験済みなので
素人の俺でも、一度やったことは、ちゃーーんと
覚えているんですよね~ん
シャフトが、刺さっている状態では、ここはバラせません
ですので、シャフトを抜くのですが、ここらへんは
KZ1300もKZ1000STも、多分その他カワサキアメリカン系の
シャフトドライブも、前部基本は一緒だと思いますが
スイングアームは、ロッドによる左右フレームの
貫通タイプではなく左右別々ピポットにボルト?で
アームを固定しています
これ、パーツカタログ無かったら、SWアームにロッドが
刺さっているって思って、叩いちゃったりしてしまうんじゃ
無いでしょうかネ~?
スイングアームを外しますが、
ドライブシャフトが、突き刺さっていますので
これを、ズボッと抜きます
なかなか、ガッツリ刺さっていますし
固定のボルトも、手が入りそうもない箇所に
有るので、結構難儀しますね
バイク屋さんは、どうしているのでしょうか??
目視ですが、ギア欠けも無い様です
しかし、シャフトブーツ内は、グリス不足のようで
サビが薄っすら出始めています
組み込む時は、タップリとグリースを封入してあげましょう
やっと、心臓部にアクセスすることが出来ま--す
何やら、ごっついベアリングやカラーを外していきます
発見しましたヨーーー
チェンジドラムをラチェット式で動かすための
チェンジレバーが、ブラブラと外れているでは有りませんか
レバーのスプリングが、折れていて、レバー自体が
ドラムにちゃんと掛かって居ないようで
この状態では、当然 シフトペダルを踏み込んでも
レバーの爪が、ドラムを回しきれず、ギアが入らない訳です
リターンスプリングは、全然大丈夫ですが
こんな、小さいスプリングの破損で、大掛かりな
修理が必要となるわけですよね~
何故折れたかは、分かりませんが・・・
他のパーツに接触する部分では無いので、
ただの金属劣化なのか・・、シフトチェンジ毎
常に可動している箇所なので、そんなに成るのか・・・
取り敢えず、故障?破損箇所が特定出来ましたので
これを、交換すれば、完治するはずです。
ただ、このスプリングだけを購入するのも
なんですし、Z系のエンジンのパーツは、殆ど共通します
Z系でもザッパー系でも、共通するパーツは沢山あります
在庫で、ゼファー400のレバーが有りましたし
おまけにレバー爪も、ゼファーの方が舐めた感が無く
ガッチリ、シフトしてくれそうです
レバーごと変えちゃいました。
他各所、ギア欠けや、オイル漏れ等 確認しまして
再び、元通りに組み直していきます。
先の、ドライブシャフトブーツ内の、グリス不足が有りましたので
この中に、タップリとグリスを入れてあげます。
修理前に、バイクを転がす時にタイヤの回転と一緒に
「ゴロゴロ」音鳴有りましたが、ここが原因だったようで
グリスUP 後は、スムーズに回転し、音もなくなりました
修理完了
所要時間、5時間
バイク屋さんなら、この修理でいくら取れるのでしょうかね
結構 面倒くさい作業ばかりですが・・。
スペクター、大分 安く購入できましたし
(興味ない方には高いのかも・・・)
修理も、エンジン換装なんて大袈裟な事無く
完治しましたので、大満足です
それでは
組みあがりまして、早速、エンジン始動&試乗に行きます
試乗の結果、めっちゃーーイイーーー
ザッパーエンジンの、吹け上がりも最高
チェーンDとは違った、シャフトD の、スムーズさ
グイーーんと、押し出されるような、逆Gがかかった感じの
シャフトDの感触は、独特です。
スプロケチューンは、勿論出来ませんが、
ゆったりと走るにはシャフトDは持ってこいですし
時には アクセルをグイッ開けて
ドカーーーンと、パワーを楽しむのも良し
勿論、このノーマルのスタイルはちょっと格好悪いので
いじくりまわします
お金がないので・・・、ヤフオクにて
安っい、ビキニカウル(2000円)や
ゼファー750用の集合管(3000円)
ウインカーも やっすいヤツで、十分
テールランプも、Z2用のバッタモン
どうせ、スペクター乗っている人は 身近には居ないので
このバイクが、何てバイクなのもわからないはず
どうカスタムしても、実際のところ
原型がわからないと思いますので・・・
これ又、俺の 自己満足の世界です
まーー、取り敢えず 完治したので
ちょっとずつ、カスタムを施して行きましょう
バイクばかりいじって、お客様の車の製作を
疎かにしているわけでは御座いません
ささやかな趣味の世界
日曜日の 定休日に こそこそとやっております
仕事は仕事
バリバリ こなしますので
ご安心下さい
それでは、
行ってきまーーーす
発見
カワサキ Z750 スペクター ってバイクです
スペクターって名前が、エグいですけどね~
見た目のバランスは、やっぱりカワサキらしく
ワイルド
76年登場の、Z650より継承されて ゼファー750迄続いた
いわゆる、ザッパー系のエンジンをこのスペクターも搭載した
バイクなんですネ~。
SPECTRE 名前も、恐ろしげな名前ですが・・・
駆動系が、チェーンではなく、シャフトドライブってことも
影響してか、カワサキの不人気車の仲間入りしております。
当方 天ノ邪鬼ですので、そんな可哀想なバイクが一目で
気に入りまして、不人気車なら乗っている人も居ないだろうし
早速、出品者と即決交渉開始しました
出品時の画像です
7万円スタートでの出品で、バイクの状態説明には
「エンジンは調子良いけど、ミッションがダメ
シフトとせず・・・エンジン交換で、バッチリです」
みたいな感じでした
交渉の結果、7万円では無理でしたが、ちょいとUPの価格で
交渉成立
症状的には、エンジンは調子よく回り
異音なくして、ミッションが破損するようなことって
あまり考えられなかったので、多分簡単な箇所のトラブル
なんじゃないかなーっって、おおよその予測で一か八か
でしたが、万が一、ミッション破損ならば
エンジンは、Z系エンジンよりはるかに安いので
そん時は、エンジン換装でいきゃー良いってくらいの意気込み
・・・で
バイクが届いて 早速 疑わしき箇所の特定と
一緒に、メンテナンスもやっちゃいましょう
取り敢えず、クラッチ側の点検
プレートの張り付きや摩耗、スプリングの状態
クラッチ廻り各所の点検です。
特に、問題ある箇所見当たらず
まーー、でも綺麗なものでした~
一度、前のオーナー(出品者)さんも、ここを開けたんでしょうね
クラッチカバーのボルトは、全てユルユルでしたし
ガスケットも、途中剥がれていましたので・・・。
全て、問題ない、規定値内でございましたので
元に戻しましょう~
次に、一番疑わしい、ミッションからのアウトプット部です
シフトが入らない・・・、ということでしたから
こちらサイドが、かなり怪しいです。
この作業より先に オイルパンをハグって確認しましたが
もし、出品者の言う通り、ミッション自体が壊れていれば
下から覗けば、ある程度分かります
金属片や、その他の異常も無し
ミッション本体は、破損はしておりませんでした
そこでOUTPUTを確認していきます
スペクターは、チェーン駆動ではなくシャフトドライブ。
チェーンドライブとの長所の比較では
シャフトドライブは、ノーメンテナンスという謳い文句ですが
それは、単純にチェーンを張り直したりのメンテが不要
というだけで、実際には、この様な修理や、メンテの際には
カバーを開けるまでは、まー誰でも出来るのですが
その中の、アウトプット心臓部に辿り着くまでが
大変面倒な、作業工程なのです
チェーンドライブでは、スプロケカバーに当たる
これは、何って言うのでしょうか?
パーツカタログには、ギアカバーって書いてますが・・・
まーー、そのギアカバーを外した状態がこれ
でも、実は、このシャフトドライブの修理というか・・
バラしと、組み直しは、以前 このブログでも紹介した
KZ1000ST で、一度体験済みなので
素人の俺でも、一度やったことは、ちゃーーんと
覚えているんですよね~ん
シャフトが、刺さっている状態では、ここはバラせません
ですので、シャフトを抜くのですが、ここらへんは
KZ1300もKZ1000STも、多分その他カワサキアメリカン系の
シャフトドライブも、前部基本は一緒だと思いますが
スイングアームは、ロッドによる左右フレームの
貫通タイプではなく左右別々ピポットにボルト?で
アームを固定しています
これ、パーツカタログ無かったら、SWアームにロッドが
刺さっているって思って、叩いちゃったりしてしまうんじゃ
無いでしょうかネ~?
スイングアームを外しますが、
ドライブシャフトが、突き刺さっていますので
これを、ズボッと抜きます
なかなか、ガッツリ刺さっていますし
固定のボルトも、手が入りそうもない箇所に
有るので、結構難儀しますね
バイク屋さんは、どうしているのでしょうか??
目視ですが、ギア欠けも無い様です
しかし、シャフトブーツ内は、グリス不足のようで
サビが薄っすら出始めています
組み込む時は、タップリとグリースを封入してあげましょう
やっと、心臓部にアクセスすることが出来ま--す
何やら、ごっついベアリングやカラーを外していきます
発見しましたヨーーー
チェンジドラムをラチェット式で動かすための
チェンジレバーが、ブラブラと外れているでは有りませんか
レバーのスプリングが、折れていて、レバー自体が
ドラムにちゃんと掛かって居ないようで
この状態では、当然 シフトペダルを踏み込んでも
レバーの爪が、ドラムを回しきれず、ギアが入らない訳です
リターンスプリングは、全然大丈夫ですが
こんな、小さいスプリングの破損で、大掛かりな
修理が必要となるわけですよね~
何故折れたかは、分かりませんが・・・
他のパーツに接触する部分では無いので、
ただの金属劣化なのか・・、シフトチェンジ毎
常に可動している箇所なので、そんなに成るのか・・・
取り敢えず、故障?破損箇所が特定出来ましたので
これを、交換すれば、完治するはずです。
ただ、このスプリングだけを購入するのも
なんですし、Z系のエンジンのパーツは、殆ど共通します
Z系でもザッパー系でも、共通するパーツは沢山あります
在庫で、ゼファー400のレバーが有りましたし
おまけにレバー爪も、ゼファーの方が舐めた感が無く
ガッチリ、シフトしてくれそうです
レバーごと変えちゃいました。
他各所、ギア欠けや、オイル漏れ等 確認しまして
再び、元通りに組み直していきます。
先の、ドライブシャフトブーツ内の、グリス不足が有りましたので
この中に、タップリとグリスを入れてあげます。
修理前に、バイクを転がす時にタイヤの回転と一緒に
「ゴロゴロ」音鳴有りましたが、ここが原因だったようで
グリスUP 後は、スムーズに回転し、音もなくなりました
修理完了
所要時間、5時間
バイク屋さんなら、この修理でいくら取れるのでしょうかね
結構 面倒くさい作業ばかりですが・・。
スペクター、大分 安く購入できましたし
(興味ない方には高いのかも・・・)
修理も、エンジン換装なんて大袈裟な事無く
完治しましたので、大満足です
それでは
組みあがりまして、早速、エンジン始動&試乗に行きます
試乗の結果、めっちゃーーイイーーー
ザッパーエンジンの、吹け上がりも最高
チェーンDとは違った、シャフトD の、スムーズさ
グイーーんと、押し出されるような、逆Gがかかった感じの
シャフトDの感触は、独特です。
スプロケチューンは、勿論出来ませんが、
ゆったりと走るにはシャフトDは持ってこいですし
時には アクセルをグイッ開けて
ドカーーーンと、パワーを楽しむのも良し
勿論、このノーマルのスタイルはちょっと格好悪いので
いじくりまわします
お金がないので・・・、ヤフオクにて
安っい、ビキニカウル(2000円)や
ゼファー750用の集合管(3000円)
ウインカーも やっすいヤツで、十分
テールランプも、Z2用のバッタモン
どうせ、スペクター乗っている人は 身近には居ないので
このバイクが、何てバイクなのもわからないはず
どうカスタムしても、実際のところ
原型がわからないと思いますので・・・
これ又、俺の 自己満足の世界です
まーー、取り敢えず 完治したので
ちょっとずつ、カスタムを施して行きましょう
バイクばかりいじって、お客様の車の製作を
疎かにしているわけでは御座いません
ささやかな趣味の世界
日曜日の 定休日に こそこそとやっております
仕事は仕事
バリバリ こなしますので
ご安心下さい
それでは、
行ってきまーーーす