やよひのつれづれ日記 Yayoi's Japanese Calligraphy

毎日のことを書き留めています。

行ってきました 「江戸博物館 ・王羲之」

2008-07-30 18:50:00 | 日々の出来事
両国で下車して江戸博物館へ






王羲之(おうぎし)の書、蘭亭叙(らんていじょ)をに見に行ってきました。

王羲之は、中国3000年の歴史の中で書聖と言われいるいる人。

その王羲之の47歳の作で、彼の代表作というより書道史上屈指の名品です。

唐の太宗がこよなく愛蔵し、死に際して棺と共に埋めさせたという話は有名です。

そのため、蘭亭叙は本物がありません。ただ、コピーをするのが上手な人たちが大勢いたので・・・・。現在も残っているというわけです。


行書を勉強するとき必ずと言うくらい勉強します。

蘭亭序は

中国では、3月3日に禊(みそぎ=川のほとりで厄を払い、汚れを除く行事)を行う風習がありました。これがやがて貴族たちの間で、清流のほとりで酒盛りをし、のどかな一日を楽しむ行事に発展いたしました。これに倣って王羲之も蘭亭に名士、友人四十一人を招き、「流觴曲水」の雅宴を催し、出来た詩集の序文を羲之が書いたものです。



      


チョット書道の話。

 今回展示してあったのは「八柱第三本」です。
  
 現在6種の墨蹟本が伝わっています。
  ①蘭亭八柱第一本(張金界奴本) 
  ②蘭亭八柱第二本(ちょ遂良摸本) 
  ③蘭亭八柱第三本(神龍半印本) 
  ④絹本蘭亭叙 
  ⑤黄絹本蘭亭叙 
  ⑥陳鑑摸蘭亭叙



このブログでもいつか行書を勉強するときに挑戦したいと思っています。

すごく混んでいました。お出かけになる方はお早めに・・・・。

私の個人的 お勧めは
 
黄庭堅 草書諸上座帖卷 宗時代
石如 篆書四蔵四屏  清時代

もちろん他にもお勧めの作品はあるのですが・・・。

これはあくまで個人的のお勧めです。

時間と書に興味のある方は、ぜひお出かけください。九月五日までです。