やよひのつれづれ日記 Yayoi's Japanese Calligraphy

毎日のことを書き留めています。

書道  筆法 燕尾・雁尾

2009-02-25 05:31:16 | 書道
2月17日「秦」の記事について
ろくさんより下記の様な「コメント」をいただきました。
昔 昔 明治の前までのようですが、「えんび」という筆使いがあったと聞いたことがあります。

ろくさんのコメントに対する私の回答です。
それは多分、顔真卿の書を「蚕頭燕尾(サントウエンビ)」

(起筆が蚕の頭、右の払いが燕の尾のような形をしている)と形容したものだと思います

この回答に、少しどこかが引っ掛かっていましたので、私の「師」に聞いてきました。

やはり、少し間違っていましたので訂正するとともに正しい情報をここに載せておきます。

顔真卿が好んで使っていたようです。これは間違いではありません。
ただ、私は顔真卿が考えたものだと思っていいたのですが、この筆法はそれ以前からあったようです。

④、⑤は燕尾と言う筆鋒です。

楷書での筆鋒です。途中に「段差?」がありツバメのしっぽの様になっているのが特徴です。

②、③は雁尾と言う筆鋒で、隷書で用います。ガンの首の様になっているからこの様に言われているとのことです。

①は楷書で書いたものですが、これは「燕尾」とは言わないそうです。




ブログでいろいろ質問されることは、勉強する良い機会だと思います。
ど~ぞ!!どんどん質問して下さい。 笑

独り言

燕尾が、「モーニングスタイルみたい」と言うことは分かっていたのですが。

モーニング「燕尾服」=ペンギン

みたいな感じていました。これ子供の時から~。

どこで間違ったコンセプトになたのかな???