金を失う道 更新記録&雑記帳

 拙HP「金を失う道」の更新内容です。

いま、言えること

2011年04月01日 23時51分22秒 | その他
自粛なんてしていたつもりはありません。

ただ、地震、津波、原発事故のことでは何を書いてよいのか、いえ、書くべきなのかどうかについてさえも、答を見つけられずにいました。

16年前の阪神・淡路大震災のとき、自身は被災しなかったものの、近隣地域に住んでいて親戚や友人、知人の被災とか悲しみとかに接し、また微力ながらも復興のお手伝いさせてもらった経験上、軽々しい同情や励まし、自粛なんて何の意味もなさないことを知っていたからです。

ビルが傾き、廃墟と化した街を歩きながら、故郷でもないのに胸が熱くなった記憶も蘇っていました。

いま、神戸市に住む子供達のマンションの隣地は、未だに、痛ましいクラックの入った基礎コンクリートが剥き出しのまま、放置されています。

こんな趣味のブログで書き込んだ言葉が、被災され避難されている方々に届く筈もなく、届いたとしても気持ち的に受け入れて貰える筈もなく・・・

いったい、何の意味があるのかと・・・


そんな気持ちばかりがグルグル・グルグルと。

あれからもう、3週間が過ぎようとしているんですね。

結果として、私は何もしなかったという現実だけが残りました。

この先、国や国際社会がどれほどの支援をしてくれたとしても、結局、最終的には一人一人なんです。

起こってしまったこと、自分の中で処理してゆくしかないんです。

勿論、全世界から届く心のこもったメッセージは、大きな心の支えにはなるでしょうけど。


慌てる必要なんかちっとも無いんですが、どうか、前向きに、また一歩一歩、歩みを始めてほしいと、心の底から願っております。


必死に頑張っている者に、軽々しく『頑張れ』なんて言葉をかけても、今以上に何を、どう頑張るの?

16年前、そんな血を吐くような言葉をよく耳にしました。

だから、何を書くべきなのか、どんな言葉をかけてあげればよいのか、未だに判らないんです。

ごめんなさい。


被災者の皆さんがまた歩みを始められたとき、何かのご縁でご一緒することがあったなら、一緒に馬鹿騒ぎをしたいと思います。
こんなことぐらいしか、いまは思いつきません。

それまで、日本という国が腐ってしまわないように、元気に暮らすことしか被災者でない私たちにはできないのかも知れません。


でもやっぱり

言わせてください。

ガンバレ 東北!

ガンバレ 関東!

そして、がんばれ日本

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2 コメント

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頑張れ日本! (たつぼー)
2011-04-03 06:35:55
僕鉄さん、おはようございます。

僕鉄さんのお気持ち理解できます。
今から16年前、阪神・淡路大震災の時にたつぼーは運転手をしておりました。
震災後の悲惨な姿を見て大きなショックを受けました。

今回、東北・関東大震災でも大きなショックを受けています。
救援物資を何度も東北・関東へ運んでいます。
悲惨な町の姿を目の前で見ると涙が止まらなくなります。
関東ではガソリンなどの燃料不足、計画停電による物資の不足など大変な状態が今も続いています。
コンビニには食料や飲料をはじめ、乾電池などもありません。
たばこすら無い状態で、開店休業状態!
節電で看板は消灯、店内は薄暗い状態です。

でもみんな力を合わせて頑張ってます。
たつぼーも仕事柄、物資の輸送しかお手伝いできませんが無事に届けるように頑張ってます。
いつか気持ちが届くと良いのですが・・・。

一人の力では何もできませんが、皆の力が合わされば大きな力となり復興への道が開けるのでは・・・?と思います。
たつぼーはわずかですが、個人で義捐金を寄付させて頂きました。
会社は給料から天引きして義捐金を支払いました。
社長は名古屋で物資を購入して寄付しています。
皆、できる事を少しでも行い応援しています。

僕鉄さんも頑張って応援してあげてくださいね。

たつぼーは鉄道模型に関するHPを自粛しようかどうか悩みました。
結果、すぐに再開しました。
震災前、私のHPを見てくださった東北・関東の人もたくさんいるでしょう。
その人々が、また見る事ができる環境になった時、何らかの形で応援、勇気付けできればいいなと思ったからです。
中にはこんな震災で影響を受けている時に模型を作って・・・って思う人もいると思います。

仕事柄、救援物資を運んだり頑張っているので休日は趣味を生かしてとメリハリを付けているつもりなので、どう思われても構わないと思っています。

長文になってしまいましたが、僕鉄さんも過去の経験を生かして応援してあげてくださいね。
お互いできる事から頑張りましょう(^^)
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>たつぼー様 (僕鉄)
2011-04-03 23:31:43
たつぼーさんは、救援物資を輸送するということで、実際にボランティアに参加されているのですね。
ご苦労様です。

何かをお手伝いしたい。
誰もが抱く強い気持ちだと思います。
でも、その気持ちを実行するためには、そのボランティア自体をバックアップする人や社会構造が必須不可欠になる、でも、皆それぞれに生活があるから、結果としてなかなか実行に移せない、そんなのが現実だと思います。
大きなジレンマですね。

その点、たつぼーさんの勤務される会社の社長さんは偉いですね。なかなか出来ることではないと思います。
本来なら、今は日本全体が一つになり、その社長さんのような高い志を持つときなんでしょうね。

私も、とりあえず出来ることから復興のお手伝いをさせてもらおうと思っております。

えっ? 鉄道模型に関するHP?
ええっ??
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