忘れられて、、、

なんとか、、、、

最後一項目やり残ったモジュールは、zoomのクラスが再開し予約できたらやる、、、、ということで、仕事はもう一段階上に上がることに、、、

「　ケータリング部門のマネージャー、ロスに連絡しました。彼からオリエンテーションの話しが来るはずです。」

お、、、
少しは動いたが、、、またオリエンテーション？？！！😹
本当にいつこの仕事って始まるの？！？！


いつ受け取るかわからないロスからの連絡を待つのも時間がもったいない。
アルムットに会いに行くか。。。。

めちゃ久しぶりの運転。
たかが20分ほど。
アルムットの部屋のドアは以前と違って閉まっていた。ノックして入ると、、、、、

ベッドにかがんだような姿勢でモゴモゴ独り言を言うアルムット。
最後に会ったのは1カ月以上前？　その時と様子が違ってびっくり、、、、話しかけると私の知っているアルムットに戻った。。。

ベッドから動けない状態には変わりなく。それでも太るわけでもなく。フィジオセラピストが来てくれるようになって身体を動かすのだが色々痛い場所だらけだと。車椅子で外に行く時もあるのだが、頭がふらふらするのでベッドが安心すると、、、一番下の息子はドイツに行っているというので雑誌の切り抜きのような物を見せてくれた。2番目の息子さんの展覧会がドイツで行われるという記事。3人の息子さんはそれぞれ才能のある人達で、それぞれ違った分野で成功している。以前会った時は、舌が真っ黒でびっくりだったのだが、今ではそれも無くなり食欲は戻ったと。それでも喉の具合でムース状の物の方が食べやすいと、、、、なぜエド(旦那さん)が来てくれないのかがどうしてもわからないと。。。。いや、、、旦那さんはすでに亡くなっているんだけど、、、、耳が聞こえにくいけれど補聴器をつけたいとは思えないと。どこがどうなっているのかわからないけれど歯が痛いのが気になると、、、、いろんな話しを色々していたら、、、、



「　あなた、、、名前、、、、なんでしたっけ？　」






え？！
あんなに上手に私の名前を発音していたのに、、、名前、、、忘れたのか、、、、
驚かないし。残念だとも思わない。ただ、、、やっぱりやって来たか、、、、と思った。。。。。。
救われるのは3人息子の名前は覚えているという事。


「　ドリアン(末っ子。唯一、近所に住む息子) に言ったの。あなたの任務はお父さんを探す事よって。。。」



この24時間介護付き老人ホームには日本人もいたらしい。クリスマスには子供達やドイツから兄弟が来てくれるといいんだけれどと話しながら、それまで自分がもつ気がしないと弱気を見せながら、次回もエドと結婚したいと、旦那さんが亡くなっている事を認識したコメントも出て来た。

ノックがして、、、あら、、、、末っ子のドリアン、、、、
ドイツに行ったんじゃなかったの？！ドイツへはお兄さんの展覧会のサポートに行くとのことで展覧会に合わせて行って来るそうだ。多分、この末っ子が一番、亡くなったお父さんに似てる。週に一回、できる時は二回はお母さんに会いに来ているらしい。家族のサポート。経済力。

メタボのお父さんには何一つ残っていなかったんだよな。。。。
どんな家庭で育つか。
どんな家庭を築くか。
心が痛い。。。。。。


「　アルムットは何も心配しなくていいんだよ。また来るねーー　」


アルムットの部屋を後にして私が寄ったのはこの老人ホームのマネージャー。
パートタイムではあるがキッチンの仕事に空きが出るらしい、、、、




ここで働く？！