knock knock

押し出されてイギリス生活開始。外人の旦那と娘と戦いながら、、、独り言発していhます。。。BGMは!CNBLUE。

ごくせん 1、2、3 スペシャルに映画

2014-02-13 17:56:53 | 生活独り言
金八先生とか、、、この手の学園ドラマ、、、、、実際にはありえないだろう、、、、、、という世界のわりに、、、なぜか、、、入り込んでしまう部類らしい。
実際、子どもの頃のわたしはTVとはそれほどお友達ではなく、、、山口百恵の赤いシリーズも、金八先生シリーズもスルー。。。。知らない、、、、ものすごく人気だったということ以外は。。。


しかし、、、イギリスで暮らし始めて二年目。。。。
ことごとく、、、、英語との戦いに破れ、、、、穴に入り込んでいる自分。。。現在となるとかなり意固地になり、、、、はまりだしたのが今更の日本のTV番組。。。


” ごくせん ” 1、2、3 を見て、スペシャルを見て、最後は映画まで行ってしまった。

いやあ、、、、この長いシリーズを続けてみて驚いたのは、、、、
仲間由紀恵が現在と変わらない、、、、ということ。
反面、、、学生役で出ていた男性軍団が変わってしまったということ。



シリーズ1では若い松潤と、若い小栗旬、若い成宮寛貴、若い松山ケンイチ、若い上地雄輔、若い沢村一樹、、、、、、、
シリーズ2では若い、若い亀梨和也、若い赤西仁、若い水嶋ヒロ、若い速水もこみち、若い小池徹平、若い小出恵介、若い高良健吾、、、、、


大勢のみなさま、この時は台詞のない役でもクラスメイト役!
今となっては大スター!!

役者を続けた、、、、という ” 継続力 ” に感動するわたし、、、、
ーーーーかなり暗くなっている証拠だあ。。。。とほほ。。。


ごくせん 最後の映画では、亀梨君が仲間由紀恵とともにメインをしながら、前回出演の生徒が数名、卒業生として顔だしをしていた。


あれ??
ひーーーーー??
亀梨君ってこんな顔だっけ???
落ち着いちゃった? あれ? 整形じゃないだろうし、、、これが自然の時の流れ?
あれ?
別人に見えなくもないし、、、、
前回は目の周り、黒々描きすぎ?え?

それでも変わらない仲間由紀恵。。。。。
女性パワー?

オリンピックの真央ちゃんにしろ、、、、羽生君にしろ、、、、葛西さんにしろ、、、、、、
ひいき目で日本人を見ては、やたら感動している自分。。。。。
太陽が足りてない?
英語にやられすぎ?



2月15日に到着したメタボ、、、、3月末まで滞在。
日本ドラマのオンパレードはしばし、、、、休憩、、、、、
メタボと戦う事多し。。。。



自分盛り上げのため、、、、久しぶりロンドン行ってみるか。。。。

子猫ちゃん

2014-02-09 21:55:17 | 生活独り言
親孝行の ” お ” の字にも触れる事なく 年ばかり食った。
反抗期が早く長かった自分の場合、、、負の妄想にかられすぎ、自分の本当の両親は別の所に生きている、、、、などと、真剣に思った事もあるほどだ。

その後、実際に自分が親となり、、、、
自分の親の ” 無償の愛 ” なるものを目の辺りにし、40歳をすぎてから、やっと親のありがたみを理解した間抜けな自分である。

実家、岐阜にいる両親、、、イギリス、バースという街に住むわたしと娘。。。。
こんなに距離があいてから始めたことが、、、、

クリスマスプレゼント交換。。。

ヨーロッパにおいての、このクリスマスというのは、何かプレゼントを買わなければならない催眠術にでもかけられているような気分になるのだが。
両親から、娘にはどんなプレゼントがいいか、、、と聞かれるたびに、こちらからも何かプレゼントで気持ちを表したいと思うようになった。


去年の両親へのプレゼントは、、、、


” 湯たんぽ ”



東京の物の豊富さは世界一だと思うのだが、このヨーロッパの湯たんぽというのはなかなかの品物。
日本の物と大きく違うのは、素材がゴムのような物でできており、柔らかい、、、、という点。
そして、お湯を入れるとそれは暖かく柔らかく、、、、それが何ともいいのである。
それは明け方まで、なんとなくほんわかなまま。


時々受け取る父からの手紙。
そこには、こちらが送った湯たんぽはまるで子猫を抱いているようだ、、、、、とあった。


時々受け取る母からのメール。
そこには、父は湯たんぽの事を、子猫ちゃんと呼んで愛着をもって使っているとのこと。






湯たんぽ、、、それはまさに子猫ちゃん、、、、、
子猫ちゃんをお腹の上に抱いて、、、今夜もぐっすり、寝るとするか。。。



































役に立っていない、、、携帯電話

2014-02-06 22:11:12 | 子供
東京にいた頃である、家族契約で子どもの携帯電話が無料となり、携帯電話を持ち始めた娘の仲間たち。。。。
そんな仲間を羨ましく思っていた彼女。
彼女が携帯電話を持つだなんて考えれなかった、、、、

なぜなら

自宅と学校は歩いても10分もかからない距離。
学校後の習い事も、毎回、わたしが連れて行き迎えに行っていた。
一人で通学する仲間とは違い、彼女には携帯電話を持つ理由がなかった。


その娘も中学生となり、、、、
小学校よりは遠くに通うようになった、、、、
友達同士の連絡取り合いも必要だろう、、、、 ということで、、、、
中学生となってからの携帯電話デビュー。

仲間と共通のアプリケーションにより、東京の仲間ともイギリスの仲間とも、この私ともつながるようになった。



放課後クラブ活動後の御迎えが日課になっているわたしは、学校につくと同時に娘にメッセージを送る。

” いつものところで待っているよーーー ”

” いま、ついたよーーー ”

” いるよーーー ”


娘からの返事はそっけない。。

” K ”

とだけ戻ってくる。
K? Kとはなんじゃ?
OK の K だと言われ、、、、 ちゃんと打てよ、、、それぐらい!!! と思いながら、ま、かわいいな。二人の暗号みたいか、、、、と思っていたわたし。。。。



しかし、、、最近気がついた。。。。。

このメッセージのやり取り、、、相手方が読むと 読んだ事が表示されるようになっているのだが、、、、
あたしがせっせと送っているメッセージ、、、、
娘が読んでいる記録が全くないではないか、、、、
家に戻ってからあれだけ携帯電話を握りしめ、友人とのやりとりはチェックしている娘なのに、わたしのメッセージは完全に無視。
わたしがアップルちゃんで迎えに来ていて当然、、、、ということで、縦列駐車の中にわたしを見つけては乗り込んでいたらしい。。。。


” ちょっと!! せっかく携帯電話をもっているのだから、学校を出た時にはスイッチオンしてよ! あたしの送るメッセージはちゃんと読んでくれないと携帯電話を持つ意味がない! ”

長めのメッセージを送ってみても、ちっとも読んだ経歴なく。。。。。
とうとうこのわたしも半切れ。
娘の言い分としては、、、学校内では携帯電話使用禁止だから、スイッチオフにしている。学校が終わってすぐに車を探して歩き出すから、いちいちスイッチオンしてメッセージは読んでいられない。


エ? 携帯電話を持つ意味ないじゃんーーーーーーー



本日は雨。
いや、、、このところずっと雨。
すごく強く降ったり、、、、やんだり、、、、小雨になったり、、、、、また強くなったり、、、、、
これに風が加わるため、、、傘をさしていても傘が曲がってしまうため、、、か、、、、こちらの人は、あきらめて傘をささない。
上着についているフードをかぶるのみの人がものすごく多い。。。。

友人宅にいたわたし。娘の学校は自宅と友人宅の間にある。
本日は彼女を迎えに行く日ではないのだが、、、この雨である、、、学校をまわって戻るとするか。。。。。

3時すぎに学校は終わり。
Appleちゃん駐車成功は3時すぎ。
わたしがここにいる事は娘は知らない。
携帯電話に電話を入れるのだが、、、、、、


電源はいってない、、、、、、し、、、、、、、
捕まえたい時に捕まらないし。。。。


ちょっと待ってみたものの、、、、、ふーーーむーーーー
雨はその間に小雨にかわり、、、傘をさす学生はゼロ。

娘より早く家に着かないと、彼女は家の鍵はもっていない。
これ以上は待てない。。。せっかく学校に来たのだが自宅を目指すか。。。。
娘を拾うことなく一人自宅に向かった。
右折しようとウインカーだして待っている車を一台、通し、、、、いつもの道を直進! 
自宅到着時、無事に駐車できますようにと祈りながら。


さて、、、、娘は今頃、まだ歩いているのか?
幸い、雨は小雨のまま。。。。

娘が戻ると、、、、



” ママが一台、車を通したでしょ? あの車の中にあたし、いたんだよ! 今日はエバのママが迎えに来てくれて、リビーを送るのに方向転換しようとしている時、ママが道を開けてくれたの! ”


え?
確かに、右折を待っていた車を一台、通して上げた。。。。。。
えーーーーー そこに乗っていたの???!!!!
ちょっとーーーあたし、電話もしたんだけど、、、、、、


学校にはいると電源を切られる携帯電話。。。。
その間、メッセージを送ってもそれを読むこともしないうちの娘。。。。。。

なんのための携帯電話?
おい、いい加減にせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




おしゃべりボックス 2

2014-02-05 13:28:25 | 生活独り言
” 明日あさ、またくるよ。 マイク ”

台所にメモが残り、、、ペンキ屋のおじさん、マイクは今朝もくる事に。
風呂場の天井の塗り替えということで、乾く様子を見ながらの作業とのこと、時間がかかるようだ。

いつもの作業着。
風呂場にはいり昨日の作業の経過を見る。
そこでいきなり、、、


” おい、コーヒーは ? ”

” え? はいはい、、、 ”


” 作業前に体を暖めないとな、、、! ”


といいながら、、、台所入り口にたって、、、、、、、おしゃべりが始まった。。。。。

” 家にこもっておらずに、やっぱり出た方がいいよ。娘さんとは何語で話すの? 日本語ばっかりだと上手にならないぞ! ”


ひーーー おっしゃるとおり。。。。
彼の二度目の奥さんはドイツ人、、、ヨーロピアンといっても外人である。言葉の壁には理解があるようで話し易い。


” ドイツ人の奥さんはホームシックとかはないの? ここら辺いドイツ人って多いの? ”

わたしがまたおしゃべりボックスのふたを開けてしまった。。。。。

” ホームシックにはなってないと思う。仕事しているしね。バレエのタイツやレオタードをドイツから仕入れる仕事をしているんだよ。仕事でドイツ語を使いながら毎日フルタイムで働いているよ。いや、昨年、お母さんをなくしているんだよね。だから、お母さんを思い出すと、自分がそこにいてやれなかったということで今だに泣くんだけどさ。。。 ”

このペンキ屋のおじさん、マイクは長い休みを取るのは冬と決めているそうで。イギリスが思い切り寒い時に、暖かい所に行くのが好きだとか。
ドイツ人の奥さんのお母さんが亡くなった知らせを受け取ったのもホリデーの時で、ホテルのプールサイド。。。。
ジャマイカあたりの暖かいところにいたそうなのだが、速攻、イギリスに戻りそのままドイツへと移動したとのこと、、、、
お母さんは心臓発作ということで急に倒れ、そのまま亡くなったらしく、、、、そばにいられなかったと泣く奥さんに、ペンキ屋のおじさんは同じドイツに住んでいたとしても、心臓発作ということならば何もできなかったと。苦しまずに亡くなってよかったんだと話しをしているそう。。。。


” そのドイツ人の奥さんって何歳なの? ”

” 28だよ! ”

” えーーーーー 30歳も年下??? そんなのベン(息子さん)は受け入れたの???? ”

” あったりまえだよーーー ”

といいながら、、、、それは嘘だといい。。。ドイツ人の奥さんは51歳。。。。初婚。。。。
ペンキ屋のおじさんはアルコール依存症の奥さんと離婚してから、シングルファーザーとしての働きをうまくまわすために2年はかかったという。
彼女は欲しかったけれど、子どもが何より一番にきて、それをよく思わない彼女とは長く続かなかったと。。。
息子さんともお嬢さんとも本当になんでも話すというおじさん、、、、また話しがとびだして、、、、わたしたちはずっと台所で立ち話。。。。


” ベンにお父さんが童貞をなくしたのはいつかってきかれたんだよ。え?と思いながらも、、、、正直に答えたさ、、、、13って。 ”

” え? 13?? で、そんな質問をしたベンは何歳だったの? ”

” あはは、、、自分はませた悪ガキだったんだよ。ベンは12だったかな、、、、それでさ、、、、そんな話しがあってから、買い物い行くのにベンをのせて街にでたんだよ。ベンにはガールフレンドがいてね。買い物の途中でおろしてくれって、、、彼女のところに会いにいくからって。で、オッケーとベンをおろして、自分は買い物をした。買い物をおえてベンを迎えにいったんだけど、彼女の家からちっとも出てこないんだよ。何度もクラクションをならして、やっと出て来た。ベンもものすごくおしゃべりなのに、今回は何も話さない。変だなと思ったけど、一言も何もいわず、家に到着したらすぐに自分の部屋に入り込んだ。さすがにちょっと心配になったよ。それで、ベンの部屋に行って、どうしたのか聞いてみると、、、、 男になったっていうんだ。。。彼女の家に行き、天気がよかったから森にウオーキングにいって、、、、そこでセックスしたって。。。そのあと彼女の家に戻って、またセックスしたって。。。そこに自分がクラクションならしちゃったっていうんだ。。。。。 ベンも13歳。。。 ”


” げ、、、13歳、、、、 ”


” それからはとことん、避妊のことを説明してやった。でもベンはちゃっかり自分のコンドームを持ち出していたんだよ。。。 自分は16歳の時に40歳以上の熟女と遊んだ頃があって、あの時はあの人にいろんな事を教えてもらった。そのことも全部、ベンにそのまま教えてやったよ。セックスは自分だけのものじゃない。女を喜ばせないと、、、、本も貸してやったさ。。。でもベンのやつ、、、ベッドの下の箱の中にエロ本を一杯隠してやがってさ。。。 あんたは今、一人で娘さんを育てているだろ? 一人でお母さん役もお父さん役もしないとだめだよ。なんでも話し合える環境というのはとても大切だよ。あんたみてると、自分がシングルファーザーだった頃の時を思い出してね。。。ジェマなんてさ、、、(お嬢さん) ベンとジェマと自分と三人で砂浜を歩いてる時に、、、16歳のジェマ、、、、処女をなくしたって言い出すからさ、、、、、え? 自分の赤ちゃんが女になっちゃった、、、、ってがっくり来たのと同時に、処女をうばった男の首をちょんぎりたい気持ちで一杯だったさ。 でジェマにボーイフレンドをつれてこい!!! って言ってやった。 後日、ジェマの彼であるポールがびくびくでやってきてさ。。。。 避妊のことをとことん言い聞かせ、ジェマがいやがるようなセックスはするなって言ってやったよ。少しでもジェマを悲しませたらだだでおかないからって、、、、 数年後にジェマはポールと別れて、、、ポールは警察にやっかいになってばかりいるやつだったから、、、別れてよかったさ。。。。ジェマは今ではすごくしっかりしたやつを捕まえてね、、、、数年前も買いたいと思っている家を一緒に見てくれって。どんどん大きな家に移り住んでいる。あの時にあの野郎と続いてなくてよかったよ ”


おじさんの話しは続いた。。。。
どんどん、、、どうしてセックスの話しになるのかよくわからなかったけど、、、、ベンやジェマの個人的情報を聞かされて、、、それでもまだまだ話しは続き。。。。。
でも、、、フレンドリーなペンキ屋マイク、、、、、あたしの口からは、、、


” 話しは全然違うんですけど、、、、ほら、、、あの道を娘の学校に行くために右折するのってすごく難しいのだけど、黄色信号で素早くわたるのはありなの?? ”


わたしの悩みの種である運転へ話題を変えてみた。
気のいいおじさんは、それよりも簡単な道があると地図を書き始めてくれたのだが、、、、自分が乗せてやるから道を見てみろ、、、という話しに発展。そこを、、、、


” いや、わたしが運転するから隣に乗ってもらえますか? ”


ペンキ屋のおじさんに横に乗ってもらい、娘の学校まで一走り。。。いつもは遠回りしていたのだが、これでちょっと近道を発見。
いやあ、、、助かった。


” 誰に後ろからクラクションをならされようが、自分であぶないと思ったら自分の判断を信じる。焦らない。自信を持つ。練習だよ。 ”

” 本当に助かりました!! よかったーーー! ”

” コーヒーだな! 用意はできているか? ”



ペンキの本業はすでに終了で、ほとんどがコーヒーと身の上話。。。第二弾おしゃべりタイム。。。。


車から降りてからは、とうとう、彼のiPhoneが登場、、、、、

ベンとベンの彼女、、、その息子くん、、、ジェマの二人の娘、、、、三人のお孫さんが遊ぶ姿、、、それも動画、、、、、
ドイツ人の奥さんの作るケーキ、、、、育てているお花、、、、、、ホリデーですごしたホテルの部屋、、、、、、、

見せてくれる数数の個人的な写真、、、、、、


” ベンの彼女ってジェニファーアニストンに似てるだろ? ほら、フレンズに出てた彼女! ” 





ペンキ屋のおじさん、、、、
うちも家を買うことになったら相談したいぐらい。。。。
人の物をうらやましがるのは無駄な感情とは知りながら、、、、、、




隣の芝生が青すぎるーーーーーーーーーー






おしゃべりボックス

2014-02-03 21:00:42 | 生活独り言
我が家、その日は珍しく客人がいた。
そこへノックノック。
古い水道管からの水漏れでできた天井のシミを隠すために、ペンキを塗りなおすべくペンキ屋さんがやって来た。

お客とのやり取りを続けたわたし。
ペンキ屋さんはペンキ屋さんで仕事を始め、黙々と一人作業。

12時30分をすぎたあたりで、お客はお帰り。
ペンキ屋のおじさんは、汚くなった天井を削り落とし、ヒビがはいったような部分に特殊な塗料を塗り、それが乾くのを待っているとのこと。

わたしはというと、、、そろそろ、、昼ご飯でも食べるぞと、、、レンジでご飯を暖めているところにおじさん、、、台所に顔を出した。

” お茶が出てこないじゃないか? ”

げーーーーー やっぱりこういう作業をしてもらう人にはお茶とかって出すの??
お茶を入れようとすると、、、


” いや、コーヒーをもらおうか!” 


な、、、
何がきっかけだっただろうか、、、、、

" 働いてないの? ここに暮らして何年なの? ”

がきっかけだっけ、、、、??
質問されるがまま自分の状況を説明し始めると、、、ペンキ屋のおじさんもいろいろ身の上話をかたり始めた。。。

自分の奥さんがドイツ人だと口を滑らせたところから会話が止まらなくなり、、、、

” えーーー ベンは半分ドイツ人なの?? ”

あたしの一言が彼のおしゃべりボックスを開けてしまった、、、形となる。。。。

ベンというのは彼の息子さんで、彼の息子さんがわたしたちの住むアパートを管理している。息子が賃貸物件を管理し、お父さんがその物件のメインテナンスとして動く。
すごく平和なチームワークであった。家族誰も損をしない。家族みんなが収入につながっている。

” いやーーー 違うんだよ。 ベンには二つ年上のジェマというお姉ちゃんがいるんだけど、、、自分は二人を育てたシングルファーザーなんだよ 。 シングルファーザーだなんて珍しいだろ? 別れた奥さんはアルコール中毒でさ、、、ありゃ、、、もうどうにもならなかった。 自分もそんな彼女に耐えられずにね、、、、でも親権はお母さんでなく、お父さんの自分がもらってね。そりゃ大変だったよ。お前には絶対に無理だと周りからは反対されたんだけどさ。。。最初はさあ。。。。そりゃ大変で、 フランスから住み込みのお手伝いさんを呼ぶ事にしたさ。そのフランス人の女の子はお母さん、、、、娘の部屋に鍵はあるのか? って、、、、雇い主に妊娠させられる住み込みのお手伝いさんのケースが多くてね。 ”


” えーーーー 住み込みの若い子を、雇い主が妊娠させる?? ”

” そーーーだよ、そういうケースは多々あり! もちろん、自分は、そんなに疑うのなら部屋には鍵を作るし、それよりまして、オレの部屋に鍵をかけるぞって言ってやったけどな。 ”

このアパートを管理する息子のベンは、前妻のイギリス人との子どもなので100%イギリス人。ドイツ人の奥さんとは最近結婚されたらしい。

” 離婚すると基本的に親権がお母さんというのは、自分は賛成できないんだよ。お母さんだからちゃんと子どもを育てられるという確信なんてねえんだ。 自分はさ、、、自分ができないことを社会や他人のせいにしている、文句ばっかりたれていやがる奴らが許せなくてさ。この自分はどん底から這い上がった。ちゃんと働いてがんばってここまできた。 ベンもジェマもお母さんはいなかったけど、30人ほどいる親戚の中で一番しつけがなっているとよくおじいちゃんにほめられたものだ。 ”


レンジでちん! となったご飯を取り出すチャンスもなく、、、、
お腹がなる間もなく、、、ペンキ屋さんは話し続ける。。。。

” 自分はドイツ人の奥さんとタイで知り合ったんだよ。彼女もさ一人でね。彼女の読んでいる本を横目でみて、イギリス人じゃねえと思ったんだけど。自分はアジア人も好きだよ。 あんたはどこから来たんだい? ”

” 日本です。 事情があって旦那は日本でまだ働いてますけど、、、娘をこちらの学校に行かせたくて ” 

” アジア人はこう、、、しっかりしてるよな。 タイに行くと長くとどまるんだけど、そこで知り合うタイ人の人はみんな家族思いで真面目に働く働きものが多いよ。本当にイギリスの文句ばっかりたれている奴らには、頭来るんだよ。”

へーーーーー話しがわかるじゃねえか、この親父。いいやつじゃん。
聞いてもないのに話しはどんどんつながる、、、広がる、、、、止まらない。。。。

” 自分はさ、女にひどい口を聞くやつがほっておけねえんだよ。若い頃はわ、、、バースのクラブを練り歩いたものさ。そこでさ、女に絡んでるやつがいて、その間に入ったんだよ。それで、女には優しくしてさ。ま、そいつといい仲になったと思ったら、、、妊娠しやがってさ。。。。自分は女が妊娠したからって結婚をするべきだとは思わなかったから、ずっと拒否してきて。なんとかお金をこさえてその女に中絶させることにしたんだよ。だけどさ、、、やっぱりいい気はしねえ。その日は仲間とパブで飲んださ。そうしたら、、、そのパブにあいつがいるんだよ。あれ?おめえ、病院じゃねえのかよ? だよなあ。。。どうしても中絶できなかったって。。。。それでさ、、、自分の親父に責任とれって言われて、結婚という形をとりジェマが生まれたっていうわけさ。 ”

いや、、、聞いてないし。。。。妊娠、中絶、復活で結婚、、、、そんなこと、あたし初対面だし、、、、もういいよーーーーー


” 女って言うやつはさ、、、結婚指輪がさ、左手にキラリするとさ、、、かわっちまうんだよな。ジェマが生まれて、三人でバギーを押して歩いていると、一杯知り合いの女とすれ違うわけさ。昔、関係のあったというだけの女だよ。自分は女、大好きだからね。でももう過去の事さ、、、なのに、結婚した女の嫉妬ときたらものすごいもので、、、その嫉妬からアルコールに走ってさ。。。あまりに二人の関係がひどいから、また親父から、二人で初心にもどって旅行してこいって南国に行ってみたらさ、、、ほら、、、気分は軽くなっちゃってさ、、、、戻ったら、あいつ、また妊娠しちまって。それがベンだよ。 それでもアルコール依存症は悪くなる一方でね。離婚を決めて自分が子どもを育てる事にした。”


ひーーーーー
抜け出したいーーーーーーーー が、、、話しは結構面白く。結構、いいことを言ってくれている。

” ジェマもベンも麻薬とかにも手をだしたこともある。若いからな。でもけじめはわかっていたし、けじめをつけることは教えて来たつもりだから、中毒になるような事はなかった。二人は洗い物をして、お皿を拭いてとよく手伝ってくれたよ。あんたの娘さんは家事は手伝うのかい? ”

びく、、、、いえ、、、、娘は何もしないし、させてもない、、、、、

” させるんだよ。お手伝い。12歳なんだろ? できるし、やらせないといけない。ベッドを自分で直さないのなら、クラブ活動には送っていかないと言ってやるんだよ。最近は子どもに暴力はふるうなとは言うけれど、愛のムチは必要だよ。その一発で、子どもは勉強しそれが土台になって、大きくなって間違いはしねえ。ベンが子どもの頃はよくサッカーも一緒にやった。親子で本当にいろんなことを話すんだよ。今ではベンの友人のセックス問題を聞いてやるほどさ。ベンが友達に自分は親父と何でも話せると話すらしくて、、、あいつの友人は親とセックスの話しもできないってさ。。。ジェマなんか12歳の時、学校から電話かけてきて、、、初めて生理になったって嬉しそうに報告してくれたんだ。”

ひーーーーー
濃すぎるって、、、、そこまで話しが発展するのか、、、、、助けてくれーーーーーーーー
あたしのご飯はレンジの中で、再び冷たくなっているーーーーーーー


” あんた、ネイルなんかして働きたいのかい? ”

” いやあ、、、考え中なんですけど、、、イギリスではちゃんとした資格がないから、、、”

” この国は言ったもの勝ちなんだよ。ほら、近くにある美容院でネイルやらせてくれって言って来たらいいじゃないか? 資格? そんなものは、オーナーを捕まえて、お免状はないけれど、自分はこんなことができるとデモンストレーションすればいい。それを気に入ってもらえたら何かにつながるんじゃないの? この国はね、待っていても何も出てこないんだよ。自分から探らないと。。。イギリス人と仲良くするのは難しいのかもしれないけど、自分からどんどん首を突っ込むべきだよ。言ったもの勝ち! ”


ひーーーーー
このおじさんの話しを聞く事になり、、、、昼ご飯、、、食べそこねた。。。。

60歳は越えていると話しをしていたこのおじさんは58歳、、、、
あたしとあんまり年、変わらないじゃん!

” 過去は過去、、、、楽しく前に進んで方がいいでしょ。仕事して、ホリデー楽しんで、ちゃんと暮らして。明日も来るから。 コーヒーとミルク、ちゃんと用意しておいてよ。 今日はミルクが足りなかったからな。 ”


ひーーーーーーー
最後までひーーーーーだったのだが、、、、、このペンキ屋さんに駐車テクニックを教えてもらおうと思ってしまったこのわたしであった、、、、