教育再生会議が「『親学』の緊急提言」の公表の先送りを決めました。
母乳による育児や子守歌の推奨は首相らが求めてきた内容です。それらが「あまりに具体的すぎて」とか伊吹文明文部科学大臣も「言われていることは悪いことではないが、できる環境にいる人は極めて少ないのではないか」などと唐突にひっこめた背景には何があったんでしょうか。
首相自身は合同分科会で「議論がもっと物議をかもしていい」と述べていました。その首相の意向を平気で大臣がひっくり返したわけですが、むしろ、このことが物議になるのが当たり前と言えば当たり前。首相の求心力の弱さと参議院選挙に向けての焦りが見てとれます。
「母乳による育児」を言い出せば、女性層の離反を招くことは必至です。ATLのように母乳を介して母子感染する病気(治療法・薬はなし)のことや「共働き」の問題など「母乳」をめぐる問題はあるし、それでなくても300日問題など女性票の行方を左右する懸案に今、触れることは選挙のためにはよくないんでしょう。
でも、誰がどう思おうが、「じいさまの念願」である教育基本法や国民投票法などについては強行したわけなので、女性がどう思おうが、安倍首相には強気でやりぬいていただきたいのです。それで自民党が勝利すれば、正々堂々と家父長制・男尊女卑的な政策を推進できるんですから、やればよろしいのです。
私自身も何が「親学」で飛び出してくるかについては興味津々です。実際、今の小学校PTA会員の世代の教育力のなさには辟易していますから、この親たちに衝撃が走るほどのものをぜひ出してもらいたいのです。
教育は国家百年の大計です。たかが一度の選挙ごときで自民党がなくなることはありえません。むしろどれだけ「血を流して」でもやりぬくだけの覚悟を持たなければならないのではないでしょうか。それがないから「選挙に勝ちたいから」「女性票の離反を懸念して」と言われるんです。
母乳による育児や子守歌の推奨は首相らが求めてきた内容です。それらが「あまりに具体的すぎて」とか伊吹文明文部科学大臣も「言われていることは悪いことではないが、できる環境にいる人は極めて少ないのではないか」などと唐突にひっこめた背景には何があったんでしょうか。
首相自身は合同分科会で「議論がもっと物議をかもしていい」と述べていました。その首相の意向を平気で大臣がひっくり返したわけですが、むしろ、このことが物議になるのが当たり前と言えば当たり前。首相の求心力の弱さと参議院選挙に向けての焦りが見てとれます。
「母乳による育児」を言い出せば、女性層の離反を招くことは必至です。ATLのように母乳を介して母子感染する病気(治療法・薬はなし)のことや「共働き」の問題など「母乳」をめぐる問題はあるし、それでなくても300日問題など女性票の行方を左右する懸案に今、触れることは選挙のためにはよくないんでしょう。
でも、誰がどう思おうが、「じいさまの念願」である教育基本法や国民投票法などについては強行したわけなので、女性がどう思おうが、安倍首相には強気でやりぬいていただきたいのです。それで自民党が勝利すれば、正々堂々と家父長制・男尊女卑的な政策を推進できるんですから、やればよろしいのです。
私自身も何が「親学」で飛び出してくるかについては興味津々です。実際、今の小学校PTA会員の世代の教育力のなさには辟易していますから、この親たちに衝撃が走るほどのものをぜひ出してもらいたいのです。
教育は国家百年の大計です。たかが一度の選挙ごときで自民党がなくなることはありえません。むしろどれだけ「血を流して」でもやりぬくだけの覚悟を持たなければならないのではないでしょうか。それがないから「選挙に勝ちたいから」「女性票の離反を懸念して」と言われるんです。