今朝の南日本新聞に「95集落消滅の恐れ 鹿県49市町村・本社アンケート
厳しい過疎浮き彫り」という記事がありました。
県内で将来、人が住まなくなり「消滅の恐れがある集落(または町内会・自治会)」が95か所もあり、この内54か所が今後10年以内に消滅の恐れがあるとのこと。また、65歳以上の高齢者が半数を超える集落が42市町村に812か所もあったそうです。
ここ八重も34世帯の内、小中高校生のいるのはわずか3世帯。その保護者の中で私が一番若くて40代です。
棚田保全事業だ、景観計画だと世の中の流れに乗せられようとするのは、見捨てられるよりはいいのかもしれないですが、先日の景観計画の話し合いの場でも「事業をするのはいいが、そのための(経済的)負担を負わされても困る」という発言がありました。象徴的な言葉だと思いました。
集落の活動が60代のパワーに支えられていることを考えれば、いつまでも「今のまま」でもいけないし、かと言って「新たな負担」も困るのです。10年後、ここ八重の集落の活動を支えているメンバーが何人動けるのでしょうか。
いわゆる「限界集落」になってから、事を考えるのではなく、その前にどういう道を選ぶのかを議論しておくことは必要だと思います。
これは、集落だけでなく、様々な企業や団体、組織などにも同じことが言えるのではないでしょうか。