これも勧められてから随分経ってしまいましたが、ようやく見ました。
正直言うと、後半で劇的に面白くなるって聞いてなかったら第4話辺りで挫折してたと思います。
【時間】を題材にした話は好きなので、第1話、第2話で「お、これは面白そうだ」と引き込まれました。
ヒロインがいきなり死んでたり、生きてたり、人工衛星が落ちてきたと言いつつ、ビルに突き刺さるだけの被害で済んでたり、と気になるシーンが散りばめられています。
ただ、忠告通り、その後、1クール終了まではかなりユックリ話が進みます。
逆に後半の盛り上がりの為に丁寧に描かれているとも言える展開でした。
それだけに後半の面白さはかなりのものです。
H・G・ウェルズの『タイムマシン』のように、「何をやっても無駄」な展開が続き、そこに解決の糸口が見えると、がむしゃらに奔走する主人公・鳳凰院凶真(宮野氏、こんな役も出来るんだな、素敵だ)
前半で積み上げたネタを丁寧に紐解いていく展開に目が離せませんでした。
仲間の思いを受け止めながら、最後の【鍵】に辿り着く凶真は、二者択一を迫られる事になります。
ここからが更に面白い。
『世界を騙す』
【時間】を題材にした話は数あれど、この解決策は初めて見ました。
(俺が知らないだけかも?なので、ご存知の方があれば教えて下さい)
【STEINS;GATE】の名の持つ意味が解き明かされた時、世界は狂気のマッドサイエンティストに騙される(笑)
DVD特典の【横行跋扈のポリオマニア】はTVシリーズの後日譚ですが、見てるこっちが恥ずかしくなるような、ツンデレべた甘ラブコメ好きなBOSSとしてはラストシーンの台詞からブラックアウト、エンディングテーマへの流れがたまりませんでした。
(ちなみにレンタル版には収録されてません)
極力ネタバレしないように書いたら、未見の方にはさっぱり解らん文章になってるかも・・・?。
まぁ、100%お勧めできる作品なので、未見の方はぜひ見て下さい。