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イヌショウマ・5~高尾山5号路

 高尾山の登山道で多く見られる「イヌショウマ(犬升麻)」。キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で穂状花序の長さは20センチほど。サラシナショウマより少し花期が早い。花弁状の萼片は開花するとすくに落ち、多数の長い雄蕊が目立つ。これは高尾山“5号路”のもの。
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ガガイモ・9~平山城址公園

 平山城址公園“ヤマツツジの小径”の藪に蔓延っている「ガガイモ(羅摩)」。キョウチクトウ科(←ガカイモ科)ガガイモ属のつる性多年草で、花はすっかり終わり蔓を少し引っ張ってみると葉の下から長さ8~9センチの果実が現れた。ガガイモの仲間は結実率が悪く花数に対して果実は極めて少ない。また刈られるような場所に生えていることが多いので、この果実は観察には貴重な存在。熟して綿毛の種子が見られる頃にまた来よう。
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ミゾハコベ

 中央大学多摩キャンパス付近の水田で見られる「ミゾハコベ(溝繁縷)」。ミゾハコベ科ミゾハコベ属の一年草で水田や河川などに生育する抽水植物。水田は稲穂が首を垂らしていて、今は水がほとんど無いが、ミゾハコベは完全に水に沈んでいることもある。花径は2~3ミリで花弁は3枚。雄蕊は3本あり雌蕊の柱頭は3裂する。水中では閉鎖花を付けるようだ。
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