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エノキグサ・2~花序

 トウダイグサ科エノキグサ属の「エノキグサ(榎草)」。日本全土の野道で普通に見られる一年草で、その葉エノキに似ていることから名付けられている。雌雄同株で、通常、雌花序は葉腋に付きその上部に雄花序が穂状に付く。写真は中山地区の農道で見掛けたもので、葉腋に雌花序が付きその上に雄花序が伸びているが、更にその上に雌花序が付いている。
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オオイヌホオズキ・1~花

 ナス科ナス属の「オオイヌホオズキ(大犬酸漿)」。南アメリカ原産で日本には古くから帰化していたと考えられている。花冠は直径10~12ミリで5深裂し、イヌホオズキなどに比べると裂片はほっそりしている。これは裏高尾“小下沢”のもの。
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ヤノネボンテンカ・5~閉鎖花

 大塚ぼうげ公園付近の道端に咲いている「ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)」。アオイ科フヨウ属の常緑低木で南アメリカ原産。比較的寒さに強く、これは民家の庭からこぼれ種で増えたものだろう。すぐ近くで除草作業が行われており、ここももうすぐ刈られてしまうようだ。ヤノネボンテンカには“閉鎖花”があり、刈られる前に改めて観察してみた。ヤノネボンテンカは一日花で夕方には萎み花弁は落ちる。その跡は萼片が閉じて蕾のような形に戻るが、開いてみると中は空っぽでそれは”閉鎖花”ではない。“閉鎖花”は開かないが中に弁や蕊が揃っているので、少し小さめの蕾の一部を剥がしてみると中に小さな花弁らしきものと黄色い葯が見えた。これがおそらく“閉鎖花”だろう。
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