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リョウブ・2~開花

 この界隈の緑地や公園で多く見られる「リョウブ(令法)」。リョウブ科リョウブ属の落葉小高木で、初夏に多くの総状花序を付ける。花序の長さは10~20センチで小さな花の直径は1センチ。雄蕊は10本あり雌蕊の柱頭は3裂している。
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オオバノトンボソウ・1~ながいけの道

 長池公園“ながいけの道”から“中央園路”に登る小道で見られる「オオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)」。ラン科ツレサギソウ属の多年草で、花の長さは3センチほど。花の構造をおさらいしておくと、トンボの背中に当たる部分は、茎から出ている花柄でその下に葉が1枚ある。頭の部分の上部は背萼片で、両サイドの羽にあたる部分が側花弁になる。下の弧の部分は唇弁が反り返っているもので、尻尾の部分が距になる。
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ツキヌキニンドウ・1~小山田緑地

 小山田緑地付近の野道で久し振りに見た「ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)」。記録を調べてみると前回見たのは8年前で大栗川沿いのフェンスに絡まっていたが、いつの間にか姿が見えなくなってしまった。ツキヌキニンドウはスイカズラ科スイカズラ属のつる性常緑木本で、葉は対生だが、花のすぐ下の葉の基部が合着し花茎がそこから突き抜けているように見えることから名付けられている。“忍冬”はスイカズラの漢名で冬でも耐え忍んで葉を付けていることを表している。
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ユリグルマ

 松木公園付近の住宅地で見掛けた「ユリグルマ(百合車)」。イヌサフラン科キツネユリ属の多年草で熱帯アフリカ・熱帯アジア原産。波打った花被片は6枚で反り返り、円形になることから名付けられている。別名は「キツネユリ(狐百合)」で、学名の“Gloriosa superba”から、「グロリオサ」とも呼ばれる。
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ナス・1~花

 1年半前にホノルルマラソンに参加してそのついでに現地の植物の写真を撮り、42種の名前を調べて番外編として掲載した。その中でなかなか名前がわからず、最終的にナス科の花だろうと判断し“ルリイロツルナス(瑠璃色蔓茄子)”としていた花があった。
 2ヶ月前に会社の懇親旅行で沖縄に行き、沖縄の植物66種を番外編で紹介したが、その中にナス科のようだがナス科ではなく、ワスレグサ科(←ユリ科)の“キキョウラン(桔梗蘭)”という花があった。掲載後、しばらくして『もしかしてホノルルのあの花は・・』とふと思い出し改めて見直してみると、その直感通り、どうやらあれはルリイロツルナスではなく、キキョウランが正しいようだ。当時は自信がなく何となくモヤモヤしていたが、1年半振りにスッキリした。
 写真はナス科ナス属の「ナス(茄子)」。インド原産の一年草で日本には中国経由で奈良時代に渡来した。その名前の由来は諸説あるが“夏に採れる実”から“ナスビ”に転訛したとも言われている。
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