昨日、大学時代の友人に預けていた音楽テープが
段ボールいっぱいに入って届いた。
預けていた…と言っちゃ、語弊がある。
プレゼントした…と言うほど、ステキなもんじゃない。
譲渡した…と言えば、座りがいいか。
大学時代の3年間、
働くというより、過ごしていた…と形容したほうがピッタリくる
吉祥寺のジャズ喫茶「meg」で、
バイト帰りにこっそりお借りして、録音を繰り返した往年のジャズアルバム。
今あらためて、そのテープを聴いてみる。
ウッドベースが、クリアに映える。
ピアノの鍵盤を叩く爪の音が、聞こえる。
サックスを吹き鳴らす時のリップの破裂音や、
リードを濡らす舌の動きまでコチラに伝わってくる。
なんという臨場感。
33cmの丸い円盤に刻まれた
1950年代の吐息が、そのまま封じ込まれている。
あの摩天楼の一角で、夜な夜な繰り広げられた
インプロビゼーションの1音、1音が、
プレイヤー同士のやりとりとともに、蘇ってくる。
JAZZ…。
なんと、エロティックな音楽なんだろう。
…その生命力に、乾杯。
夜の帳が、さらに深く落ちていった。
段ボールいっぱいに入って届いた。
預けていた…と言っちゃ、語弊がある。
プレゼントした…と言うほど、ステキなもんじゃない。
譲渡した…と言えば、座りがいいか。
大学時代の3年間、
働くというより、過ごしていた…と形容したほうがピッタリくる
吉祥寺のジャズ喫茶「meg」で、
バイト帰りにこっそりお借りして、録音を繰り返した往年のジャズアルバム。
今あらためて、そのテープを聴いてみる。
ウッドベースが、クリアに映える。
ピアノの鍵盤を叩く爪の音が、聞こえる。
サックスを吹き鳴らす時のリップの破裂音や、
リードを濡らす舌の動きまでコチラに伝わってくる。
なんという臨場感。
33cmの丸い円盤に刻まれた
1950年代の吐息が、そのまま封じ込まれている。
あの摩天楼の一角で、夜な夜な繰り広げられた
インプロビゼーションの1音、1音が、
プレイヤー同士のやりとりとともに、蘇ってくる。
JAZZ…。
なんと、エロティックな音楽なんだろう。
…その生命力に、乾杯。
夜の帳が、さらに深く落ちていった。