10月13日。
那覇まつりライブ当日。
RBC市民フェスティバル「オリオンビアパラダイス」
希望と絶望について考えている。
なぜか今も会社にいる。
両親と弟家族が来沖しているというのに、
この連休、ずっと仕事に明け暮れてしまった。
それでも
希望と絶望について
想いを巡らせたい心境だ。
昨日は寝不足なアタマで
イ・チャンドン監督の「ペパーミントキャンディ」を観た。
疲労がたまっているからだろう…途中何度も意識が飛んでしまい、
再生を繰り返したので、見終わったら夜中の4時になっていた。
それでも観たかった。
何かしらの答えを求めているのだろう。
映画はうってつけの内容だった。
「シークレットサンシャイン」を凝縮したような【絶望の変遷を辿る】映画だ。
●
冒頭、いきなり主人公の投身自殺からはじまる。
1999年40歳になった主人公が、絶望のすえ自殺する。
20年前、希望を胸に膨らませた想い出の場所で。
映画は【絶望】の40歳から【希望】の20歳までを
記憶を遡るカタチで進行する。
徐々にすり減っていく【希望】。
【希望】とはなにか?
淡い恋心を抱いた20歳の主人公は
彼女への想いに未来を描く。それが【希望】だ。
【希望】とは、未来への架け橋。
人は【希望】なしには生きられない。
その後、時代に翻弄される主人公。
兵役に赴き、右足に銃弾を受け、誤って高校生を銃撃してしまう。
その衝撃からおのれの【希望】がすり減っていく。
初恋の相手とのすれ違いは
相手を傷つけるカタチで終焉を迎え、
なかば自暴自棄な状態で身近な女を手込めにする。
やがて、その女に子供ができるが、
【希望】を見いだせない相手に愛情が芽生えるはずもなく、
心の空隙はどんどん広がっていく。
株で儲け、事業を拡大し、秘書を愛人に迎え、
手垢にまみれた人生を歩みながら、
どこかで【希望】を期待していたのだろう。
時代の波に呑み込まれるかのように
株が暴落、友人の裏切りによる破産、そして離婚、と状況が一変し、
…ついには【絶望】だけが心に横たわっていた。
そこへ追い打ちをかける
初恋の相手の死。
想いが通じ合っていた女性を
冷たくあしらい彼女を傷つけ、
自らも【希望】をすり減らし生きてきた。
その精算は、【絶望】というカタチで
主人公に大きくのしかかってきた。
regret…後悔しても、報われない想い。
自らを死におとしめるしか、その想いを断つことは出来ない。
●
なんという【絶望の変遷】だろう。
人生はなんとむごたらしいものなのか。
「生きる」とは、どういうことなのか。
那覇まつりライブ当日。
RBC市民フェスティバル「オリオンビアパラダイス」
希望と絶望について考えている。
なぜか今も会社にいる。
両親と弟家族が来沖しているというのに、
この連休、ずっと仕事に明け暮れてしまった。
それでも
希望と絶望について
想いを巡らせたい心境だ。
昨日は寝不足なアタマで
イ・チャンドン監督の「ペパーミントキャンディ」を観た。
疲労がたまっているからだろう…途中何度も意識が飛んでしまい、
再生を繰り返したので、見終わったら夜中の4時になっていた。
それでも観たかった。
何かしらの答えを求めているのだろう。
映画はうってつけの内容だった。
「シークレットサンシャイン」を凝縮したような【絶望の変遷を辿る】映画だ。
●
冒頭、いきなり主人公の投身自殺からはじまる。
1999年40歳になった主人公が、絶望のすえ自殺する。
20年前、希望を胸に膨らませた想い出の場所で。
映画は【絶望】の40歳から【希望】の20歳までを
記憶を遡るカタチで進行する。
徐々にすり減っていく【希望】。
【希望】とはなにか?
淡い恋心を抱いた20歳の主人公は
彼女への想いに未来を描く。それが【希望】だ。
【希望】とは、未来への架け橋。
人は【希望】なしには生きられない。
その後、時代に翻弄される主人公。
兵役に赴き、右足に銃弾を受け、誤って高校生を銃撃してしまう。
その衝撃からおのれの【希望】がすり減っていく。
初恋の相手とのすれ違いは
相手を傷つけるカタチで終焉を迎え、
なかば自暴自棄な状態で身近な女を手込めにする。
やがて、その女に子供ができるが、
【希望】を見いだせない相手に愛情が芽生えるはずもなく、
心の空隙はどんどん広がっていく。
株で儲け、事業を拡大し、秘書を愛人に迎え、
手垢にまみれた人生を歩みながら、
どこかで【希望】を期待していたのだろう。
時代の波に呑み込まれるかのように
株が暴落、友人の裏切りによる破産、そして離婚、と状況が一変し、
…ついには【絶望】だけが心に横たわっていた。
そこへ追い打ちをかける
初恋の相手の死。
想いが通じ合っていた女性を
冷たくあしらい彼女を傷つけ、
自らも【希望】をすり減らし生きてきた。
その精算は、【絶望】というカタチで
主人公に大きくのしかかってきた。
regret…後悔しても、報われない想い。
自らを死におとしめるしか、その想いを断つことは出来ない。
●
なんという【絶望の変遷】だろう。
人生はなんとむごたらしいものなのか。
「生きる」とは、どういうことなのか。