#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【UNITE!NIPPON】宣言_116

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
「手段を目的にしない」

これはあるNPO代表から言われた言葉だ。

ボランティアを目的にしない。
写真を目的にしない。

ボランティアも写真も手段である。
目的はもっと上にある。

このブログだってそうだ。
手段である。

目的はもっと上にある。

UNITE!NIPPONも同様。
プロジェクト継続が目的ではない。

キズついて
キズけば
キズなになる。

なにより「考える」こと。
自分の懐にたぐり寄せて
すべてを自分の問題として「考える」こと。

ボクにこんな思いを抱かせたのは、
さまざまな書物に依るところが大きいのだけど、
一番直截的にがつーんとやられたのは、
やはり「ミヒャエルエンデの遺言」だ。

原発問題、エネルギー問題、北方領土問題、
中東問題、アメリカイスラムの闘争、基地問題、
すべての根源にあるのは「貨幣」だ。

この「貨幣」の仕組みを変えること。
これがもしかしたら、一番重要かつ重大な「問い」なのかもしれない。

その問題に対しても
自分の問題としてたぐり寄せ「考える」。

  「個別の問題だったものがだんだんとつながりその包囲の輪を縮めてゆく。
   近代自然科学の問題から、社会心理、宗教、文化、経済と、問題はみな関連しています。
   どれか一つの問題を取り上げようとすると、他の問題も浮上して、すべての問題を解決できないので困るのですが、 
   実はそれをしなければならないのです。落城のときと同じで、
   どの城壁の窓から外を見ても、そこには包囲軍がすでに迫っているのです。

   お金は人間がつくったものです。変えることができるはずです」

1994年のミヒャエルエンデの言葉。
あれから17年。確実に包囲網の輪は縮まっている。
今こそ根源に立ち返り、「合理」を尽くさなければならない。

「合理」とは理(ことわり)に合わせること。

それを効率性と読み違えたところに、愚かさが横たわっているのだ。
「生きる」ことの理(ことわり)に立ち返る。
その先に「真理」がある。
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【UNITE!NIPPON】宣言_115

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
被災地をクルマで回ったメンバー。

この被災し、打ち拉がれた土地で
何を不謹慎な…といぶかる輩もいらっしゃるだろうが、

この社会を復興させ、未来を築くのは
ほかでもないわたしたちなのだ。

現実と向き合い、
しかと胸に刻み、
そのうえで未来を語る。

この場所で宣言することこそ、
とても意義深いことだと、ボクは思っている。
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【UNITE!NIPPON】宣言_114

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
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【UNITE!NIPPON】宣言_113

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
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【UNITE!NIPPON】宣言_112

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
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【UNITE!NIPPON】宣言_111

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
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【UNITE!NIPPON】宣言_110

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
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【UNITE!NIPPON】宣言_109

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
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【UNITE!NIPPON】宣言_108

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
独立行政法人「防災科学研究所」の募集で集まった
「災害記録ボランティア」のメンバー。

「ぼくらも被災者」

この言葉は、誤解されるので注釈すると、
「被災者の気持ちに寄り添う」という姿勢を顕す。

ボクらは決して被災者ではない。

ただ、寄り添うことは出来る。

その思いで常に被災地に降り立て!
…と毎日のミーティングで口酸っぱく言われた言葉だ。

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【UNITE!NIPPON】陸前高田市_10

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
震災前の高田松原

よく1本だけ残ったものだと、その粘りを崇める。

その粘りが、人知を越えた何か…の
実在を伝えるメッセージのような気(木)がしたのだ。

On Flickr_0507_RikuzenTakata
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【UNITE!NIPPON】陸前高田市_9

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
キズついても
キズけば
キズなとなる

ナカヤーマンの言葉。

あらためて深い…と感じた。

打ち拉がれた思いを
共有できれば、
それがキズきとなって
広がる。

今回の震災は甚大な被害だけれど、
ひとりでも多くの人間が(あえて国民ではなく)
この被災地のガレキに思いを馳せてくれれば、
きっとこの地球はよりよい方向へ向かうと思う。

ミヒャエルエンデの言葉が刻まれる。

「問題は全科学が自負する客観性なのです。
 わたしはこの客観性に異論があります。
 ナイーブな基本姿勢に思われます。
 その結論では自然科学とその一連のものが計測、計算
 できるものだけを現実として認めるということです。
 それは現実のあくまでも一部であり、
 もしかしたら最も重要な部分でさえないかもしれないわけです」

人知を超えたものが実在する。
そのような畏怖の念を保ち続けること。
それはなにも宗教的な懺悔する心ではない。
ひとこと「常に謙虚」で有られることではないか。

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【UNITE!NIPPON】陸前高田市_8

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
なにもかも失って
言葉まで失ったが
言葉は壊れなかった
流されなかった
ひとりひとりの心の底で

言葉は発芽する
ガレキの下の大地から
昔ながらの訛り
走り書きの文字
途切れがちな意味

言い古された言葉が
苦しみゆえに甦る
哀しみゆえに深まる
新たな意味へと
沈黙に裏打ちされて

   ◎

谷川俊太郎
朝日新聞「5月の詩」から。

   ◎

陸前高田の現場に降り立ってみて
そのガレキの盛り上がった町並みに
言葉を失ったのだけど、

そこで悲惨だ…と突き放すのではなく、
寄り添うように努めた。

これがボクの愛する町だったら、
どんな気持ちで眺めるのだろう…と。

そうすると、ガレキのひとつひとつが
とてもいとおしく思えるようになれた。

ひとつひとつに思い出が詰まってる…そう思った。
だから、ひとつひとつの思いを摘み取るように
シャッターを押そうと思った。
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【UNITE!NIPPON】陸前高田市_7

2011-05-10 | UNITE!NIPPON
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