#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【UNITE!NIPPON】edibule town

2011-05-25 | UNITE!NIPPON
翌日は朝からNPO法人田んぼのワークショップへ。

隣接する小学校の5年生と
畦に育っている植物を観察し、
最後は天ぷらで食べてみよう…という会に参加。
「edible」とは「食用」という意味。

雑草だと思っていた草も、
実は「アレルギー」に効いたりするから
自然の力をあなどってはいけない。

野の花辞典を片手に
草花の名前をひとつひとつ調べ、
いちばん美味しそうな奴を天ぷらに。

サクッと目の前で素早く揚げられた野花の天ぷら。
ほくほくしながら、パクっとほおばる。

 「うめえ」

子どもは感性に正直だから、
「うめえ」となると、止まらない。
こんどはこれ!っと次々天ぷらに揚げては、ほおばる。

無農薬の「ふゆみず田んぼ」だから、できること。
こんな暮らしこそが「グリーン復興」の目指すべきところだ。






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【UNITE!NIPPON】夜の気仙沼

2011-05-25 | UNITE!NIPPON
はじめて夜の被災地をクルマで抜ける。
呑み込まれそうな漆黒の闇。
クルマのヘッドライトは進行方向をじっと睨む。
すり抜ける、すり抜ける、すり抜ける、瓦礫の山を。
漆黒に鈍くその存在感を示す、建物たち。

すべての建物から見つめられているような
背後の視線を浴びながら、ヘッドライトの照らす方向へ
2時間、とにかくすり抜けてゆく。

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【UNITE!NIPPON】防災集団移転促進事業

2011-05-25 | UNITE!NIPPON
唐桑小学校の避難所に20時到着。
仮設住宅への移動が週末おこなわれ、
住民が一挙に減ったと寂しげなようす。

さっそく「舞根営みプロジェクト」のプレゼンを行い、
被災された方々のお話を聞く。

防災集団移転促進事業への申請を先月行ったとのこと。

国と市町村が事業主体となって、
土地の造成から上物の建築まで援助をするしくみ。

さまざまな疑問がわく。

「前住まわれていた土地はどうなるのだろう?」
「国主導の造成ってむやみに山を切り開かないか?」
「上物の設計や発注にどの程度の自由度があるの?」
「舞根の土地と生活が乖離し、環境の自活化が損なわれないか?」

かつての住居はすべて流され、
一切合財が無に帰した被災者のひとりは
「被災前と同じ風景を見ながら、みんなと暮らしたい」

高台への移動を強要されると
まったく同じ風景を眺めながら…
というわけにはいかないだろう。

行政主体であれば、進行速度も牛歩のごとく。
かといって、建築制限がどの程度のものなのか、
見えないままでの民間の勇み足は、結果が伴わなくなる。

就寝時間の22時、話し合い終了。
山積みの課題をしょって、暗闇の被災地を後にする。





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