【
Project_Beatlish】
CANTATA_BEATLISH-re(in)carnationー@六本木新世界
ビートルズの楽曲を解体→再構築するアガサさんの愛情たっぷりなプロジェクトの2回目。
今回は彼女の深層心理に迫る「reincarnation(死と再生)」の話を軸にビートルズが再構築されるのだけど、
「ボクは親のre(in)carnation(肉体再生)」から「親無き子=母の喪失=ジョンレノン」への導きがあって、
アガサさんの亡き父も実は「親無き子」だったという符牒から楽曲が組み立てられていて、
ジョンの私的な心情がクリエイションを生んだのと同じようなアプローチで、
アガサさんの極私的な要素が普遍的な世界へとBUILT-UPされていたからか、
聴く者を魅了する「新世界」が開かれた感動LIVEでした。
そんな中で、あらためてビートルズの使われた楽曲を聴き直してみても、
その詞やメロディの複層的なつらなりにオドロキがあり、
アガサさんの愛情がこうやってビートルズ再発見にも貢献していることが、すばらしい。
この「A Day in the Life」も掘り下げるとジョンとポールのクリエイションが見事な融合で、タマラナイ。
彼はクルマを運転してるうちにブッ飛んじまって
信号が変わったのに気付かなかったんだ
野次馬がたくさん寄ってきて
見覚えのある顔だとみんなが思ったものの
そいつが上院議員だと断言できる人はひとりもいなかった
I’d love to turn you on
キミたちを刺激してやりたい
なんて歌詞、そうそう作れないだろ。ビートルズは不滅だね。
出演:
徳久ウィリアム (voice, etc)
クドウアイコ (voice, etc)
アイケイイチ (voice, etc)
あがさ (voice & guitar, etc)
映像:
大野要介 (
stopmotion.jp)