#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Apr_18】ロクな死にかた_初演DVD

2016-04-19 | ACT!
アマヤドリ「ロクな死にかた」@スタジオ空胴版、楽日でした!
初演DVD,しっかり見比べてみます。

27日からシアター風姿花伝。その後、仙台と大阪です。

2016 年4 月27 日(水)~5 月1 日(日)@シアター風姿花伝(東京)
4 月27 日(水)    19:30
4 月28 日(木)    19:30
4 月29 日(金・祝)  14:00/19:00
4 月30 日(土)    14:00/19:00
5 月01 日(日)    14:00
※受付は開演の45 分前、開場は30 分前です。

2016 年5 月13 日(金)〜16 日(月)@せんだい演劇工房 10-BOX box-1(仙台)
5 月13 日(金)    19:00☆
5 月14 日(土)    14:00☆/19:00
5 月15 日(日)    14:00
5 月16 日(月)    14:00
※受付は開演の45 分前、開場は30 分前です。

2016 年5 月27 日(金)〜30 日(月)@in→dependent theatre 1st(大阪)
5 月27 日(金)    19:00☆
5 月28 日(土)    13:00☆/18:00
5 月29 日(日)    11:00/16:00
5 月30 日(月)    14:00
※受付は開演の45 分前、開場は30 分前です。



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【Apr_18】アマヤドリ主宰_広田淳一

2016-04-19 | ACT!
アマヤドリ「ロクな死にかた」@スタジオ空胴版、楽日でした!


ゲネプロから12日、16公演を終えて作品の奥行き、
役者の血肉となったセリフのひと言ひと言が、
どんどんダイレクトに飛び込んでくる好演でした。

あらためて広田さんの目指している世界観の振幅の広さ、
多義的な物事の捉え方、そして何よりも
ストレートに決めつけない思考の強靱さに、涙、涙。

秋本さん演じる姉の同僚「生形さん」が、
鞠井くんの友だち「武田」に詰め寄り、
自分も「なりすまし」かもしれない、と自省するあたりとか、

イッシー演じる「鞠井くん」が、
なっちゃん演じる「チサト」との対話で、
成立する会話の意義について自問自答するあたりとか、

随所に物事の成り立ちを疑う姿勢が見えて、
【思考し続けることが生きること】という
広田さんのメッセージにつながっているのだなと。

星麻さんがパンフで語っている
「アマヤドリの特徴は超多角的」というコトバが、俄然ナットク。

「Aの問題は同時にBの問題も孕んでいて、
原因はC・D・Eが複雑に絡み合って生まれたXの可能性が高く、
それに対してボクらはFやGといった態度を取ってきたように思うけど、
まだ見ぬZへ進む事も出来るんじゃないかしらん、
てな感じで東京とか日本とか世界を描いています」


まさに同時並行で繰り広げられる場面場面の重なりが、
大局的には都市のうねりだったり、
ボクたちの日常にある無意識裡の指向だったりしていて、
ミクロとマクロの縮尺の違いが、
観る者に思考のアイドリングを促している。

敗戦後70年。
さまざまな社会のほつれ綻びが浮き上がってきて、
意図せず、付和雷同に、なし崩し的に
物事を取り決めてしまう場面に出くわすけど(そのほうが楽だからね)、

一歩引いて立ち止まって、自分なりに答えを見出すことの大切さ。
些細だけど、ひとつひとつの物事にちゃんと向き合う姿勢が、
これからの生命空間を豊かにもさもしくもすることを、
広田さんは伝えようとしているのではないか。

でも、それが頭デッカチな頭ごなしな物言いじゃなく、
ダンスとして、生命のリズムとして、
からだ全体を通して【体感】することに重きを置いているのが、
この劇団に強く共鳴するところ、なのです。

27日以降の@シアター風姿花伝、ぜひご覧ください!
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