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娑婆を娑婆を 追われて網走へ
はるばるやってきたけれど
新米新米馬鹿にされ
俺らの出しゃばる すきがない
こんな こんな俺らに何故ほれた
ほれてくれても 幸せに
やってやれない 北の果て
早く見つけろ いい奴を
寒い 塞い季節も通り過ぎ
やっと芽が出る 顔が出る
俺らの名前を教えましょ
その名も 網走ごくつぶし
こちら「網走番外地」の主題歌。
なんと、放送禁止になっているらしい。
その理由が、これ。
「退廃的・虚無的・厭世(えんせい)的言動を、肯定的または魅力的に表現したもの」
世俗に背を向けたような内容は、
青少年に悪影響を及ぼす…との理由だろうか。
しかし、高倉健が演じる「橘真一」は、
見事に筋の通った男だ。
「飲む打つ買う」のやくざな世界にあって、
酒も飲まず、博打もせず、女も買わないストイックな生き様。
曲がったことが嫌いで、間違っていることには、命を張って戦う姿勢。
見ていて、惚れ惚れする。
その自信はどこから来るんだ?
自分自身をしっかり持っていないと
周りの意見とぶつかって、すぐ揺らいでしまう。
しかし、橘は決して言い訳もせず、
自分で自分に問いかけ、成すべき事を成す。
復帰前の沖縄が舞台となっていて、
映像としても大変貴重な作品。