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3月13日木曜日。くもり。
ふたたび、寒さが押し寄せてきた。
今日は一日、記念館めぐり。
ミュンヘン市内をTramで大移動。
まずは、ミュンヘン大学内にある
「白バラ記念館」。
「白バラの祈り」
ハンス・ショル、ドフィー・ショルらミュンヘン大学の学生が、
1943年2月18日に大学構内で反ナチスのビラを撒き、
1943年2月23日17時にギロチン刑にかけられるまでの5日間を描いた映画。
「処刑室のカーテンが開いてからゾフィーが斬首されるまで8秒」
ホントにそのぐらい首尾良く処刑される。
一切、感傷の余地なし。
二人の看守がベッドのような台にゾフィーを押し倒し、
頭を所定位置に置いた途端に刃が落下。
一瞬の出来事でもって、映画は終わる。
この構内でビラを撒いただけで…だ。
しかし、あの人たちは英雄と呼ばれるべきだったのでしょうか?
あの人たちは何も超人的なことを企てたのではないのです。
ただある単純なことを守ったにすぎない、ある単純なこと、
つまり個人の権利と自由、各人の自由な個性の発達と自由な生活への権利とを、
背負って立ったにすぎないのです。
彼らは異常な理念に身を奉げたのでもなく、
偉大な目標を追ったのでもありません。
彼らが欲したことはみんなが、わたしもあなたも、
人間的な世界に生きうるということだったのです。
白バラは散らず/インゲ・ショル/内垣啓一/未来社/1964
今回は、ニュルンベルク裁判といい、ダッハウ強制収容所といい、
ナチス時代のドイツを目の当たりにする旅だったが、
たかだか65年しか経ってない事実…だと思うと、
ホントに背中が凍る。
思想とはなんなのか?
考え方ひとつで、どれだけの命が救われたのか?
現代における強迫観念は存在しないか?
ボクたちは今も、何かに縛られてはいないだろうか?
ふたたび、寒さが押し寄せてきた。
今日は一日、記念館めぐり。
ミュンヘン市内をTramで大移動。
まずは、ミュンヘン大学内にある
「白バラ記念館」。
「白バラの祈り」
ハンス・ショル、ドフィー・ショルらミュンヘン大学の学生が、
1943年2月18日に大学構内で反ナチスのビラを撒き、
1943年2月23日17時にギロチン刑にかけられるまでの5日間を描いた映画。
「処刑室のカーテンが開いてからゾフィーが斬首されるまで8秒」
ホントにそのぐらい首尾良く処刑される。
一切、感傷の余地なし。
二人の看守がベッドのような台にゾフィーを押し倒し、
頭を所定位置に置いた途端に刃が落下。
一瞬の出来事でもって、映画は終わる。
この構内でビラを撒いただけで…だ。
しかし、あの人たちは英雄と呼ばれるべきだったのでしょうか?
あの人たちは何も超人的なことを企てたのではないのです。
ただある単純なことを守ったにすぎない、ある単純なこと、
つまり個人の権利と自由、各人の自由な個性の発達と自由な生活への権利とを、
背負って立ったにすぎないのです。
彼らは異常な理念に身を奉げたのでもなく、
偉大な目標を追ったのでもありません。
彼らが欲したことはみんなが、わたしもあなたも、
人間的な世界に生きうるということだったのです。
白バラは散らず/インゲ・ショル/内垣啓一/未来社/1964
今回は、ニュルンベルク裁判といい、ダッハウ強制収容所といい、
ナチス時代のドイツを目の当たりにする旅だったが、
たかだか65年しか経ってない事実…だと思うと、
ホントに背中が凍る。
思想とはなんなのか?
考え方ひとつで、どれだけの命が救われたのか?
現代における強迫観念は存在しないか?
ボクたちは今も、何かに縛られてはいないだろうか?